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きょう(7月1日)から2か月間の日程で始まった、霞ヶ関での「ゆう活」を取材しました。
国家公務員の勤務時間を最大で2時間早めて、夕方をプライベートで活用することをめざします。
霞ヶ関では、大臣など幹部が「はやく帰んなさい」と省内の見回りをしました。
政府が推奨する「ゆう活」は朝方勤務にすることで夕方のプライベートの充実を目指すもので、
今回の対象は22万人。早朝、地下鉄が混んでいたのはこれなのか?
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内閣府のオフィスに行くと、各自のパソコンに「〇〇時に退社します」と書かれたPOPが貼ってありました。・・・そういう「宣言」をしなくても帰れる職場の空気を作らないとね。
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さて、夕方の時間の使い方については「英会話の勉強」や「スポーツの練習」などが想定されていて、仕事のスキルアップにもつなげてほしいとか。
でも、実際に職員に聴いてみると「子どもと一緒にご飯が食べられるのがうれしい」という声が多かったです。普段は、子供の寝顔しか見られないからとか。なるほど。
ただ、ある女性職員はこう打ち明けてくれました。
『「国会に当たると」残業せざるを得ないんです。子供たちが、残念がるんです』
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霞が関では国会質疑で使う大臣らの答弁書を未明まで作成することも少なくないのです。
このため去年4月、自民党の国対と各委員会の委員長が「質問通告(事前に何を聞くか伝えること)の期限は委員会の前々日の18時まで」と申し合わせました。これには女性職員を支援する意図がありました。
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ところが今も前日まで答弁作成作業が続くことがあります。
委員会によっては、与野党がアレコレもめちゃって日程が前日に決まりーの、だから質問者も急に決まりーの、指名された議員も急に質問を用意しなくてはいけねーので、大臣側の答弁もそのあとでないと作れない。いつになっても帰れない。麻生財務大臣も昨夜の会見で、この現状について「なんとかするべきだ」と嘆いていました。
「まあ記者らも夜遅くまで追いかけてきて残業してるがな」と皮肉られましたけど。
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夜に開かれた、とある記者会見で、隣に座った知らない女性記者のパソコンに、
何か小さな紙が貼ってありました。
「なんて書いてあるんだこれ?」と思って横目で見ると(イヤラシイ)
「ママがんばってね」
・・・ママ、かんばってたわ、マジで。
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