関東地方の皆さまにお聴きいただいてきた日曜早朝の番組「週刊ニュースルーム」が、今度の日曜、最終回を迎えます。1年間、ありがとうございました。
写真は文化放送・室照美アナウンサー。
取材をし、それをオンエアできる場があることは、個々の報道記者の成長にもつながります。これからも個々の技量を高めて、全国ネット「ニュースパレード」で、より早く、より正確に、よりわかりやすいレポートをお届けしたいと思います。
きょうはプロ野球開幕日。
報道スポーツセンターでは、特にスポーツアナたちが大忙し。もちろん、プロ野球界での大きな動きもニュースとしてお伝えしていきますね!(おー、きょうはまじめに書いちゃったなー)
いよいよ2020年に迫った、東京オリンピック。
私は前回大会、1964年の市川崑さんによるドキュメンタリー映画「東京オリンピック」が大好きっす。
あの作品はまー、アートです。
どのシーンを切り取っても、ナイスなポスターができる感じ。
で、その、前回大会。
国立競技場では立派な壁画でお迎えしたのをご存じですか?しかもその数、13点。
もともと国立競技場の壁は真っ白だったんですって。
1964年の東京オリンピック開催が決まったことを受けて、世界中の皆さんを華やかにお迎えしようと、壁画が作られることになりました。
戦中・戦後を代表する作家の皆さんが、当時最先端の技術だった"タイルを貼る"という方法を使って、配置や色合いも、国立競技場でのバランスを考えて作ったんだそう。
壁画、こちら。はいどーん。
(写真ご提供:この作品の作者である大沢昌助さんのお孫さん、昌史さん。)
選手や観客の皆さんと一緒に東京オリンピックを過ごした、1964年の顔ともいうべき13点の壁画...ですが、バブルの時代からだんだんと存在が薄らいでしまいます。
そして再び決まった、2020年の東京オリンピック開催。実は13点のうち、11点の壁画は、保存の検討すらされておらず、そのまま廃棄処分される運命にあったんです。
かろうじて処分を逃れた壁画の保存期間は、3年。
3年以内に保存先が決まらなければ、1964年の顔は姿を消しちゃうんです・・・。
で、作品の保存には、この壁画ならではの課題が色々あるんですって。
まず、その大きさ。一遍の長さは、なんと8m。一時保管するにも、小さく分割しなくちゃいけない。(一つの作品を2週間かけて切り出す作業が行われています。)
そして壁に張り付けたタイル壁画は、額縁のように作品だけを動かすことができないんですよね・・・。
建物の鉄筋も含んだ競技場の壁ごと切り取る必要がある、と。
当時と同じように13点を一緒に展示するためには、十分な広さのスペースが必要。
また、分割した壁画をもとに戻す費用もかかる・・・。
何より、保存先は、分割される前の実物を見ることなく引き取りを決めなきゃならない・・・。
2020年の東京オリンピック。
再び壁画を見たいなぁ・・・・・。
センバツ高校野球大会。県岐阜商の高橋くんや仙台育英の佐藤くんらプロ注目の好投手が揃う今大会。見てるとやっぱり面白い。
前半戦は東高西低。強豪校の勢力地図が10年前とは全然違う。
何と言っても、東北代表の3チームが揃って初戦を突破。逆に、中国代表3校と九州代表4校は全て初戦敗退。近畿代表こそ、大阪桐蔭や近江が勝ち上がっているものの、他の西日本勢で初戦を突破したのは愛媛の2校だけ。
緻密な野球より、豪快に打ち勝つ野球でないと勝てなくなったということ?
そんな中、きのうの松山東(21世紀枠 愛媛)の戦いぶりには感動。瀬戸内少年野球団さながらの初々しさ。4番の米田くん以外は華奢な子たちが、二松学舎に堂々と挑んでいた。「これが高校野球だよなー」って実感。二松学舎さんも花を持たせてくれるなんて、あったかいんだからぁ~♪
アタシも思わずプラカードを持って一枚。(学歴ロンダリングすんなーっ)
花粉がババーンと飛びまくっていますが、大丈夫ですか?
私も予防として(症状が見られますが認めん!)毎日マスクをしています...。
そんな花粉舞う中、昨日は取材を待つ沢山のカメラクルーさんにまじって外に並んでおりました。
取材対象は・・・・クロマグロ。
そうです、葛西臨海水族園のクロマグロが昨日の朝、1個体(単位、"個体"なんですね)死亡。
去年12月には165個体もいたのに・・・・遂にラス1になってしまいました。
てことで、会見が行われることになったのです。
がらーんとした水槽の前に、ズラリと並んだ各社のカメラ。
ラス1マグロを見ていたチビちゃんたちは
「ねーねー、かわいそうー」
「なんで死んじゃったの???」
「でもさー、みんなが写真撮ってくれたりするからさー、うれしいんじゃない?」
「ほかの魚を入れたらいいんじゃない?」
「ペンギンー」
など、色んな言葉をかけてくれました。かわいい。
副園長さんによると、昨日死亡したマグロの体長は147.4センチ、体重67.87キロ。年齢は不明だそう。
背骨が折れていたんですって。
ちょっと前から食欲が落ちていて、水槽の下の方を泳ぐようになってたみたい・・・。
他のマグロたちの死亡の原因も特定はできてないみたいなんですよねぇ。
ラス1のマグロには、ずっとずっと生きていてほしいです・・・。
てなわけで、そのラス1マグロ。はいどーん。↓
ラス1マグロは、葛西臨海水族園の「大洋の航海者:マグロ」のコーナーにいます。
是非、応援の声をかけに出かけてみて下さい。
4月の統一地方選挙に向けて、警視庁はきょう、
「統一地方選挙違反取締本部」を設置しました。
およそ2000人体制で取り締まりに当たります。
捜査2課によりますと、きのう現在の違反警告件数は、
前回の同じ時期に比べて207件少ない、128件。
ほとんどが街宣活動中の「のぼり旗」の掲示など、文書掲示違反とのことです。
中には、市議選への立候補予定者が自身のホームページで
投票を呼びかけたとして、警告を受けたケースも
1件あったということです。
きょうはアメリカのミシェル・オバマ夫人の取材に行ってきましたよ~。
アメリカ国内では、夫人の日本&カンボジア歴訪を「税金の無駄遣い」と批判する声があるとか。それだけオバマ政権への不満が大きい証拠。次期大統領選で誰が勝つか、オバマ政権の今後しだいって部分もあるね。
アタシが批判したいのは、14日に開通した上野東京ライン。地方の皆さんは、「上野と東京間がつながって便利になるじゃん」と思ってらっしゃるかもしれないけど、通勤に使う身としては地獄絵巻。並走する京浜東北線はガラガラだけど、新線は激混み。
まず寝過ごしの恐怖。埼玉方面から南下する場合、下手すると横浜あたりまで行っちゃう。東京から北上するときも、上野始発が激減したから座れない。
沿線にはさまざまな経済効果が予想されるし、受験地図さえも塗り替える可能性があるけど、アタシゃ迷惑だね。ハッキリ言わせてもらうわ。「品川行き」「平塚行き」「国府津行き」「熱海行き」、どれに乗りゃあいいんだよ~。
オウム真理教の一連の事件で最後の被告人となった、高橋克也被告の裁判に取材に行く機械を頂けることが多くなって、やたらとオウム関連の書籍をポチッとしているのですが...本屋さんは何事かと思ってるでせうか...。
その地下鉄サリン事件から、20日で20年です。
1995年、というと、色んなことがありました。
ワイドショーがこの年に放映したニュースの長さランキング、第一位はオウム真理教関連事件だったんですって。
また、「みんなで選ぶ警視庁140年の十大事件」でも第一位に選ばれたのはオウム真理教事件でした...事件当時、私はアナウンサー2年目。同期の記者が現場に行き、レポートを聞きながら無事を祈っていたことを思い出します...。
今日から、京橋の警察博物館で「地下鉄サリン事件発生から20年~企画展」がスタートしました!
事件が発生したときの地下鉄の状況や、教団の拠点を捜索する模様など、様々な写真が展示されています。
今回初めて公表された写真もあります。
こんな感じ↓
サリンがまかれたあと、霞が関駅で空気を採取してる模様..."気体"を採ってるっていうのが何ともリアルですね...
そしてこんな石碑。
オウムの一連の事件に出動した警視庁の方々の名前が。
で、ココ↓
カナリヤ 2羽。
十姉妹 16羽。
鳥カゴをぶら下げてサティアンに入る様子をご記憶の方も多いかと思いでせう・・・
この企画展、5月6日(水)まで開催されてます。
入場無料ゆえ、ぜひ!
20日で地下鉄サリン事件から20年、そして23日からは高橋克也被告の被告人質問が始まりまっす。
3月11日で、東日本大震災から4年。
どんな思いで過ごされましたか?
4年前。
震災発生から3日間、私はアナウンサーとしてマイクの前でひたすら情報をお伝えしていました。
実際に被災地を初めて目の当たりにしたのは、3か月後の6月。
福島第一原発まで(正確には行けるギリギリまで)で、通行止めだから引き返すよう言われた時の緑がいっぱいの景色、今でも目に焼き付いています。
雨が降ってきた時。
傘がなかった私に、おじちゃんやおばあちゃんが、「あんたー、東京から来たのー?ここの雨は怖いんだよー。そんな濡れたらダメだよー。」...こんな言葉が交わされる時が来てしまったという現実が、現実のように思えませんでした。
あれから4年。
今度は記者として、福島と宮城をまわりました。
気仙沼市の小泉海岸。
ここでは月命日の11日に、まだ行方が分かっていない方の捜索活動が行われています。
気仙沼市では、225名が行方不明のままです・・・。
今回は全国から訪れたボランティアの方など、総勢193名が参加。
これまでなかなか参加の声を上げることがなかった地元の方も、70名が加わりました。
(ここに広がっている地面。この手前、ここの倍くらいの広さすべてを津波が襲い、半分以上のお宅が流されてしまいました。すごい高さまで津波が押し寄せたことに驚愕でした・・・あ、あんなとこまで?!?!と...)
捜索活動の前に、皆さんで黙とうを捧げます。
強風と雪が舞う極寒の中、数センチの骨らしき手がかりなどを、砂や草の間からひたすら探し続けます。
地道ですが、とてもとても大切な作業。
いっやー、みなさん、本当に優しいのです。
「おれの家はあそこにあったんだよー、でも流されちゃった。でもくよくよしても仕方ないから、また頑張るんだよー。だろう?」遠くの、何もなくなっている高台を指さして、笑いながら寒そうな私の心配をしてくれるおじいちゃん。
「帽子ないの?ほら、この毛糸の帽子をかぶるとだいぶ違うから。」と団子頭の上からずぼっと被らせてくれた、お姉さん。震災で心身の調子を崩されて、先月から初めて参加できたと話してくれました。
毎月11日に行われている、この捜索活動。
ご興味を持たれた方は「気仙沼復興協会」で検索してみて下さい。
私も今度は、ボランティアスタッフとして参加しようと思います。
・・・・・・・・・・・・・長くなっちゃいました、すまんこってす(^^;)。
1万8千人を超す死者・行方不明者を出した東日本大震災の発生
(2011年3月11日)から4年が経過します。
復興庁が2月に集計した全国避難者数は22万8863人にのぼり、
さらには、公表している震災関連死の死者数は3000人を超す。
被災者にとって4年前の「大震災」ならびに「東電福島第1原発事故」は
いまだ厳しい現実下にあり、復興までの道程がほど遠い事と
日常を取り返すことができない現実が横たわっている事を数字が物語っている。
******
一方、私たち文化放送報道Gはこの「国難」といえる大震災と
充分に向き合ってきたか? また、伝えてきた視点や取上げたNEWSに当てた
FOCUSは正しかったか? 自問を繰り返す。
「風化させない」
言うは易いが本当に風化させないためには継続する力と
曇りのない視点が必要だ。はたして私たちは4年間、この未曾有の大災害を
報道する中で「教訓」を咀嚼してきただろうか?
これからも報道する姿勢を正し、試行錯誤を繰り返しながら、今まで以上に
瞳を見開きたい。
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「ニュースパレード」では3月9日(月)~13日(金)、
特集として"被災地の真実"を放送します。是非お聴きください。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
こんにちワ、ウラ・のりかずです。
あれ?前にも同じタイトルあったよね...?
気付いた方、正解です!!
2月11日(水)の19時から放送をしました。
「福島県立双葉高校野球部の青春 誓いのエンブレム」が
地方局さんで放送されます!!
日時と放送局は、、、
3月7日(土)20:00~東北放送さん(TBC)
3月8日(日)13:00~ラジオ福島さん(RFC)
3月15日(日)15:30~福井放送さん(FBC)
エリアの方、その日にエリアに行かれる方、是非
ダイアルを各放送局さんに合わせて聞いてください。
こっち(↓)は前のブログにも書いてますが、
YouTubeでこの特番の予告的なインタビューが流れてますので
『ふたばYOUTH 』のチャンネルで
<第十三回 福島県立双葉高校野球部の青春 誓いのエンブレム >
(リンクしているのでクリック↑するとYouTubeのサイトに移動します)
放送されるエリアの方、是非こちらもチェックしてから聞いてください!!
報道スポーツセンターの記者たちが隔週で登場しているのが、文化放送の昼ワイド「くにまるジャパン」の木曜12時台、「キッカケジャパン」のコーナー。
自分で企画、取材、構成、レポート(もしくは原稿作成)するのがラジオ記者の基本。そんな職場の中で、売り出し中なのが、"新米M"ことN記者。(いいんだわ、これが)
ワイド内での出演時間は25分強。結構な長尺。最初はびびっていたけど、いざ放送になると、30分近く、わかりやすいトークが炸裂。少しだけ先輩の私から見てN記者の魅力は、目のつけどころの良さと丁寧な取材。今後もご注目を! (いいよぉ~)
これはきのうのアタシ。
今年は、政治も国際情勢も動く1年。すでに大きな事件も起きているし、裁判も注目の裁判が目白押し。平日昼のランチタイムNや全国ネット枠「ニュースパレード」はもちろん、いろんな番組で、とっておきの情報をお届けします!(写真:くにまるジャパンHPより)
ものっすごく久々にブログを書きます...これからはもっと頻繁にアップしやす!
東京ビッグサイトで始まりました、ライティングフェア2015。
明かりに関する様々な展示がいっぱいです。
オープニングセレモニーには、ノーベル賞を受賞した、天野浩教授もご出席!
ご自身が発明した青色LEDが商品としてあらゆる用途に使われていることに驚いていらっしゃいました。
手にしたブルーのサーベルを上に掲げると、「ライティングフェア2015、スタートですーっ!」と開会。
始終ニコニコ顔の教授でした。
さて、開会式の取材に臨んだ私。
他にも同じようなこと考えた人、いるよねー!と思い、LEDに因んで青い服を着て行ったのですが...。
他にそんな方はいませんでした・・・・・・・・・当たり前か(^^;)。
教授のネクタイは、キレイな青色でしたよー☆
しっかしほんと、幸せな気持ちになる笑顔ですなぁ。
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。