神奈川県川崎市の多摩川河川敷で
中学1年の上村遼太くんが殺害され、遺体が見つかった事件から1週間。
現場には花やお菓子などが供えられていて、
今日も花束を手にした人たちの姿は、後を絶ちませんでした。
普段は多摩川がゆったりと流れる眺めのいい場所です。
そんな場所で、あんな凄惨な事件が・・・と、
声を詰まらせる人が何人もいらっしゃいました。
そして、上村くんの服や靴が燃やされているのが見つかった公園のトイレ。
お清めの塩が置かれていました・・・。
警察は、上村くんが行動を共にしていた少年グループが
犯行に関わった疑いが強まったとして、きょう、
リーダー格の18歳の少年と、17歳の少年2人の合わせて3人を
殺人の疑いで逮捕しました。
いずれも容疑を否認しているということです。
きのうはK,S記者とともに
東京湾に浮かぶ船上に、二時間。
何を待っていたのかと言うと・・・
(K.S記者撮影)
羽田についたイギリスのウィリアム王子は
そのまま「タンデムボート」という最新の船に乗り、
東京都の舛添知事のアテンドで東京湾を見て回りました.
~~~
湾岸沿いには
2020年東京オリンピックの会場予定地が見えるのです。
舛添知事がこうした建物を指し示すと、
王子はにこやかに応じていました。
~~~
王子が来日するのは公私ともに初めて。
英国王室の来日は2008年チャールズ皇太子夫妻以来です。
~~~
今回の来日では、安倍総理がアテンドし、
東日本大震災の被災地も巡ります。
これまで王子は慈善活動に力を入れ、
多くの人と交流してきました。
今回の来日にあたり希望していたのは
「自らが関心をもつことに従事しているかたにお会いし、そして学ぶ」こと。
~~~
震災からまもなく4年。
復興にむけて努力する東北の人々に会えば
「学ばれる」機会も多いことでしょう。
こんにちワ、ウラ・のりかずです。
オモテの"ノリカズ"こと石森記者が、
今夜放送の特番については書いてくれていますので、
私からは別のお知らせを...
YouTubeでこの特番の予告的なインタビューが流れてます!
『ふたばYOUTH 』のチャンネルで
<第十三回 福島県立双葉高校野球部の青春 誓いのエンブレム >
(リンクしているのでクリック↑するとYouTubeのサイトに移動します)
として、流れてます!
今夜の放送前にチェックしてみてくださーい☆
1月24日24時頃、泊りデスクから湯川さん殺害とみられる情報が、
それから1週間後、2月1日未明~午前5時過ぎ、
やはり泊りデスクから後藤さん殺害と見られる情報が伝えられた。
枕元に置いた携帯メールの発信者の表示を見て、ある種の覚悟を持って
情報に接した。「最悪の結果」の覚悟は持っていたつもりではあったが、
その後、目にした「画像」はにわかに信じることのできない、
理性からも常識からも逸脱した、まさに「悪魔の仕業」であった。
大きな怒りを覚えたのは勿論だが、一方、テロリスト組織~イスラム国の
脅威も恐怖も我々の日常と全く無関係の位置にあるわけではないという、
言いようのない胸のざわつきを感じた。
殺害されたとみられる後藤健二さんは去年9月に文化放送の午後ワイド~
「大竹まことのゴールデンラジオ」に出演された際、
たとえば日本が、アメリカのイスラム国への空爆を支持する。
安倍総理が国連でやる演説の中で、そこまで具体的に言ったりなんかしたら、
日本も同じ同盟国と見られ、いろんな外国に旅行に行く日本人が、
テロとか誘拐の対象になってしまう可能性も出てくる。
それがひとつのバロメーターだ。と語っている。
確かに、イスラム国が発信するネット映像・ネット画像を観て
怒りや恐怖・脅威を感じること自体がイスラム国のプロパガンダに
まんまと嵌ってしまっていることになるのかもしれない。
だからといってこれほどの非人道的行為に口を閉ざそうとは思わない。
非常識、非理性、非道徳な相手に対するにはことさら冷静に、より客観的に
報道することが求められる。
その実践こそが報道機関のレゾンデートルのバロメーターだと、
私は考える。
報道スポーツセンター部長 関根英生
「福島県立双葉高校野球部の青春 誓いのエンブレム」
文化放送では2015年2月11日(水曜日)19:00~20:00に放送予定です。
東日本大震災にともなう東京電力福島第一原発の事故で全ての町民が
避難し、96%が「帰宅困難地域」に指定された双葉町。そこにあった
福島県立双葉高校は、夏の甲子園に3回出場した野球名門校です。
双葉高校は震災後、県内のサテライト校4校に分かれ、
野球部員もばらばらに避難、練習を続けることが出来なくなりました。
しかし、メンバーらは「もう一度野球をやろう」と互いに連絡を取り合い、
田中監督の元、逆境の中で練習を重ね、
震災後、初めての夏の県大会初戦に5回コールド14対0で勝利します。
「双葉高校野球部を自分らの代で終わらせてはいけない」と
必死に白球に食らいついた彼らのユニフォームには、
誇りと伝統の「双葉」のエンブレムが輝いていました。
それは「彼らが守ろうとしたもの」の象徴でした。
あれからまもなく4年。
双葉高校を卒業した球児らは故郷・双葉を離れ、
あるものは東北に残り、あるものは関東や関西へ。
歩む道はそれぞれですが、
皆、あの震災や原発事故に何らかの影響を受け、自らの道を選びました。
そんな彼らの元に、衝撃的なニュースが飛び込んできます。
「双葉高校が無くなる」
~双葉高校は2017年4月からは、
この4月に開校する"ふたば未来学園高校"に統合されてしまいます。
震災3年目の夏。
高校野球・福島県予選の応援スタンドに再び彼らは集結しました。
グラウンドには,部員不足から他校との連合チームとなりながらも
あの双葉のエンブレムをつけた後輩たちが戦っていました。
それを見つめる彼らの胸に去来するものはなんだったのか。
そして彼らは、あの経験を経て故郷にどんな思いを抱き
そしてどう生きようとしているのか。
長期取材による、球児や球児らを見守ってきた人々の証言でつづる
ドキュメンタリーをお届けします。
取材、制作は報道スポーツセンター
ナレーターは小川真由美さんです。
高倉健さんです。
撮影したのはアフリカや中東の写真などでも
名高いカメラマンの石黒健治さん。
その石黒さんが東映任侠時代の高倉健さんに
何年にも渡り密着した写真集「健さん。」が
渓流社から出ました。
他社から出版された写真集に石黒さんの
作品が12枚も紛れ込んでいてニュースにも
なっているようです。
この写真は了解を得て載せております。
艶のある若々しい面立ちの健さん。
本当はもっと世の中に出て良い写真なのです。
しかし健さん亡き後、テレビの画面には
「幸せの黄色いハンカチ」以降の暖かさに満ちた
性格俳優、高倉健しか出てきません。
でも、間違いなく怖い健さんがかつて
スクリーンの中にいました。
健さんは45歳で「君よ憤怒の河を渡れ」に出演。
このあたりで任侠映画と袂を分ちます。1976年頃の事です。
私が子供の頃、うちの町には3つも映画館があり、
そのうちのひとつが東映の映画館でした。
夏やお正月になると恒例の「東映まんが祭」が上映されます。
近所の子供が全員集合して映画館を目指したものですが、
そうでは無い時期に同じ映画館の前を通ると
たいていおっかない看板が立っていました。
間違いなくこの顔です。この健さんです。
ある人は反社会的な世界と呼び、
ある人は美学、ファンタジーと呼ぶ映画です。
ちなみになぜ、私がこの写真をご紹介したかというと、
この写真集。旧知のカメラマンの福田文昭さんが構成を担当したからです。
福田さんもまた、友和さんと百恵さんのスクープ写真や
法廷内の田中角栄激写などスクープ写真の世界で暴れ回り、
歴史を作った猛者であります。
写真展を見かけたらぜひ足をお運び下さい。
人懐っこい笑顔が待っているはずです。
ちなみに福田さんのお兄さんの福田尚武さんは
歌舞伎のカメラマンとして知る人ぞ知る。
勘三郎や玉三郎の写真なんて本当に身震いしますよ。
写真の力とはいったい何なのでしょうね?
一瞬を切り取るカメラの力か被写体の力か?
スクープ写真と歌舞伎、高倉健の一瞬はそれぞれ違うのでしょうか?
カメラが瞬間を永遠に斬り取るように
マイクもまた、音という名の永遠を掴めているのでしょうか?
若き日の健さんの、鋭い眼差しに射竦められて
しがないラジオマンは、それなりに考えてしまうのでした。
今月22日(日)に開催される東京マラソン。
テロ対策の強化が必要とされる中、警視庁は
一般ランナーと一緒に警察官が走り、警戒に当たるという
試みを行うことにしました。
名付けて「ランニング ポリス」。
小型カメラを頭に装着し、映像をリアルタイムで警視庁本部に送信。
走りながらコース内や沿道の警戒に当たるほか、
ランナーが急病になった場合などには救急の救護も行うということです。
2人1組で8チームに分かれ、間隔を置きながらコースを走ります。
駅伝方式で10キロずつ交代していくため、計64人が選抜されました。
中には、箱根駅伝や出雲駅伝の参加経験者もいるそうです。
もちろん、このほかにも多数の機動隊員や警察官が警備・警戒に当たりますが、
ランニング ポリスの「見える警備」により、心理的な犯罪抑止力や安心感を
与える狙いもあるということです。
過激派組織「イスラム国」による日本人人質事件...みんなはどう感じた?
報道にたずさわる人間としてあらためて再認識させられたのが、後藤謙二さんの「伝える」ことへの思いだ。
自問自答してみた。
キミには今、伝えようと思う対象があるか?
伝えることへの意欲は鈍っていないか?
デスクという仕事に甘んじ、腰が重くなっていないか?
「やらない理由」「できない言い訳」を探してはいないか?
キミはジャーナリストか? 名ばかり報道部員か?
自分が初めて中東に取材に赴いた頃のアルバムを引っ張り出してみた。あの頃は熱かった。(TVでの中東問題解説でおなじみの畑中美樹さん=当時の通訳、も若かった...)
報道に籍を置く人間は、取材して、それを発表してなんぼ。この気持ちがないなら去れ。この思いを胸に、熱くありたい。
同時に、この事件に乗じて、安倍1強政権が行き過ぎた安保法制に前のめりにならないようチェックしていきたい。(後藤さん、湯川さん、ならびにカサースベ中尉に合掌)
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。