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東京電力は、16日
福島第一原発内部の最新の汚染水対策にかかわる施設を公開しました。
顔を全て覆うマスクに全身を守る防護服を重ね着し、
暑くて息苦しいなか、こんな状況で作業をしているのかと改めておどろきました。
録音機器も、画像のようにぐるぐるまきです。
今回公開された施設のひとつが、
増設された放射性物質を減らす多核種除去設備(ALPS)です。
東京電力は、敷地内のタンクにたまっているすべての汚染水30数万トンを
今年度中に処理するため、このALPSを増設しました。
しかし、元々あったALPSの1系統で、処理した水が白く濁るトラブルが発生したため、
先月から試運転が止まっています。
新型ALPSも今月中旬より試験運転開始予定ですが、
きょうの時点ではまだ動いていません。
東電は今月から、ALPSによる汚染水の処理量を
1日平均500トンから2000トンに増やす計画でしたが、
実現は厳しいかもしれません。
一方、サブドレン浄化設備も公開されました。
「サブドレン」とは井戸のことで、
建屋に流れ込む地下水を減らすため、水をくみ上げ、
浄化して、海に流そうというものです。
しかし、漁業者らの懸念は大きく、こちらも先行きが見えません。
地下を凍らせる計画などはあるものの、
十分に動いていない施設などを目のあたりにしますと、
[増える汚染水との戦いは、
ゴールが見えないまま続くのだということを思い知らされます。
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