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2014年10月 9日 ノーベル平和賞

今年のノーベル物理学賞は青色発光ダイオードを開発した日本人3人の受賞が決まった。
天野浩 名古屋大教授、赤崎勇 名城大教授、
それに中村修二 カリフォルニア大サンタバーバラ校教授の3氏だ。
去年、山中伸弥氏がiPS細胞の研究・開発で 医学生理学賞を受賞した時にも日本人として
誇らしい気持ちになったが、今回も率直に嬉しいし、誇らしい。
そして今週10月10日にはノーベル平和賞の受賞者が決まる。今年のノーベル平和賞候補には、
過去最多の個人231人と47団体がノミネートされているそうだ。
その中にはローマ法王や国連の潘基文事務総長、パキスタンの女性人権運動家で17才の
マララ・ユスフザイさんなどに加えて「憲法9条を守っている日本国民」が
エントリーされている。 しかも世界的な反戦・平和団体であるノルウェーの
「オスロ国際平和研究所」は、最も有力な受賞候補に「日本国憲法第9条...」を挙げた。
選ばれれば私も受賞者、日本国民なのだから。こんな誇らしいことはないし、日本国憲法、
そして憲法第9条を持つ国に生を受けたことに感謝する。
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でも、選ばれた場合、日本国民を代表して授賞式に出席をするのは誰になるのか?
やはり内閣総理大臣ということになるのだろう。つまり安倍晋三総理だ。憲法9条のお蔭で
日本国は戦後70年間、戦争をせず、一人も殺さず、一人も戦死しなかったという
「実績」を継続している。今回ノーベル平和賞ノミネートもこの実績を評価してのことだ。
また、そこには「集団的自衛権の行使」を違憲としてきた憲法解釈が綿々と継続してきたことも
忘れてはいけない。
しかし今や「集団的自衛権の行使」は安倍内閣の閣議決定によって容認された。
そしてさらに安倍総理は
「我々は憲法9条を改正し、その(自衛隊)存在と役割を明記していく。
これがむしろ正しい姿だろう」

と、述べ9条の改正と自衛隊の国防軍化に意欲を見せている。
はたして、安倍総理はどういう心境で10月10日の発表を待っているのだろうか?
報道スポーツセンター部長 関根英生

文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。

その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。

それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。

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