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先月20日の土砂災害で大きな被害を受けた広島市安佐南区と安佐北区。避難所となっていた学校のうち、唯一、新学期がスタートできないでいた梅林小がきょう(8日)、授業を再開した。
それは良かったのだけど、現地では、写真のように土砂が堆積し、大雨が降れば二次災害のリスクは残る。
それだけでなく、「点検です」といって家の中に入り込む窃盗事件や、雨よけシートを高額で売りつける詐欺被害も続いている。
深刻なのは住宅問題。全壊半壊の家だけでなく、被災地一帯は一時転居を余儀なくされているが、職場や学校とは離れた場所、高齢者なのにエレベータがない3Fや4Fの物件に移るケースも多く、理想的な引っ越し先が見つかった人とそうでない人の間で濃淡がはっきり。
もう1つの問題は広島市の姿勢か・・・。
大雨の予報を軽視した問題、防災用サイレンが設置されてなかった不備、そして首長が緊急速報メール等で避難勧告を出していなかった点など、松井市長の行政手腕に「?」がつけられている。
ゲリラ豪雨等による被害は、今や全国どこでも起こりうる話。広島市のケースは対岸の火事ではない。モデルケースとしても早急な検証が求められる。
私は小4のとき、愛媛を襲った豪雨で裏山が崩れて自宅が半壊。1か月、公民館で避難生活を送った経験があるだけに、行政の対応には特に辛口なのかもしれないけど・・・。
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