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2014年8月 3日 新たなる海の危険生物!

今年4月、横須賀市、長井の磯で、珍しいタコが見つかりました。
大きさは10センチくらいの小さなタコ。
hyoumon1.jpg

一見、地味ですが・・・
このタコ、怒ると、このように変身するんです。
hyoumon2.jpg

このタコ「ヒョウモンダコ」といいます。
※発見者の神奈川県水産技術センター主任研究員の工藤孝浩さん提供
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実は、このタコ、「猛毒」を持っているのです。
フグと同じテトロドキシンという毒なんですが
青酸カリの850~1000倍の毒素があります。
オーストラリアやニュージーランドでは、死亡例もあるということです。
国内でも入院した事例などがあります。
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実はこのヒョウモンダコ、熱帯性で南の地方で良く見られるタコだったのですが
ここ数年、関東で発見例が増えており、今年は寒い時期にも見つかっています。
工藤さんによれば、今後も増える可能性があります。
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南の地方で、卵からかえったばかりのタコの赤ちゃんは、
あたたかい黒潮に乗って北上するとみられています。
ただ、多くは冬を越せず、関東で見つかる数はわずかでした。
ところが、温暖化によって、冬を越せる個体が多くなっているようなのです。
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噛まれると5分から10分で患部周辺がマヒし、
おう吐やしびれ、けいれんを引き起こします。
最悪の場合、呼吸困難になって死亡します。
もし、噛まれてしまったら、救急車を呼ぶなどして、すぐに医療機関にかかってください。
かむときに痛みを伴わないこともあるので、要注意です。
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海辺では特に、見たことのない生物がいたら
むやみに素手で触らないことが大切です。
お子さんが見つけて触ってしまう恐れもありますので
大人の方が気を付けてあげてくださいね。 
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※週刊「ニュースルーム」(毎週日曜日朝5時5分)より。

文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。

その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。

それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。

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