さて、すでに部長の記事も掲載されていますが、この度、制作部に異動となりました。
遊軍記者としての4年間半。
政治から社会、季節の催事やいわゆる「やわネタ」まで、
本当に幅広い現場に行ったことは本当に大きな経験となりました。
まず、裁判を傍聴し、裁判員制度を取材することで、
司法のあり方だけではなく、市民が社会に参加していくことまで深く考えるようになりました。
裁判員経験者の方々の言葉には頭が下がるばかりです。
また、東日本大震災では、茨城空港で大きな揺れに遭遇し、
そのまま北茨城やいわきを取材しました。
その後も何度か被災地に足を運びましたが、
津波の爪痕、がれきの山、原発事故の影響など、震災の被害の甚大さを痛感しました。
「津波の恐ろしさを侮っていた」「原発事故さえなかったら」「三鉄の復活は本当にうれしい」
一生忘れられないだろうな、という言葉や音をいくつも聴きました。
記者ではなくなったとしても、復興の歩みを見続けようと思います。
そして、ことし2月の冬のソチ・オリンピック。
さまざまな選手の喜びや悔しさ、笑顔、涙を目の当たりにしました。
ロシア語が難しかったり、ホテルの部屋にイスがなかったり、
大変であっという間でしたが、とても充実した、今思えば楽しい経験でした。
レポートやブログの記事を通して、僕が取材した相手の思いが少しでも届いていれば幸いです。
本当にこれまでありがとうございました。
全国32局をネットし、月曜から金曜のPM5:00~5:15、お聴きいただいている「ニュースパレード」。8月&9月、キャスターの担当曜日が若干変わるよー。
月曜と火曜が太田英明キャスター。わが同期。硬軟どちらもこなせるマルチな男。新聞各紙に細かく目を通し、本番に臨む姿勢には頭が下がる。
茨城の名門、水戸一高から慶大へ。甲子園を目指す地区大会で、アタシの母校が負けたときに限って、「どう?今治西は?勝ってる?」と聞いてくる。(負けたけどさあ、キミんとこよりは強いよ!と言いたくなる)
そして、水曜、木曜、金曜担当が石川真紀キャスター。「キャスターの資質として不可欠なもの=安定感と信頼感」だとアタシは思うけど、彼女はまさに適任!ニュースに向き合う姿勢は常に真摯。
本番直前の1枚。秋田の名門、秋田高から早大へ。甲子園を目指す地区大会で、秋田高が負けると、「夏が終わったなー」とつぶやく。(さすがは古豪出身!わかるなー、その気持ち。いつか甲子園で秋田高対今治西が実現しないかなー)
私たちデスク&取材陣は、太田&石川両キャスターを中心に、「何が起きているか」「その背景は何か」、そして「伝えられてないものはないか」を念頭に、わかりやすくお伝えするつもり。8月以降もお聴き逃しなく!
ザッケローニ氏の後任は、各メディアで報じられてきたとおり、メキシコ人のハビエル・アギーレ氏。きのう、日本サッカー協会の新監督発表会見に出てきた。
東京・本郷にあるサッカー協会の入り口には、ザック氏の蝋人形が・・・(くりそつ)。攻撃型サッカーを目指したザック氏と「堅守速攻」のアギーレ氏ではスタイルが違う。W杯ブラジル大会の総括やザック体制4年間の検証も不明瞭。
「こんなんで大丈夫かいな?」と思うけど、9月にはキリンカップで、ウルグアイ、ベネズエラ戦があるし、来月10日ごろ、アギーレ氏が来日すれば、新体制が始動することになる。
始動と言えば、高校野球。甲子園を目指す地方大会で敗れたチームは、春の選抜がかかる秋季大会を見据え新チームに。
第1シードながら3回戦で松山東との"進学校対決"に敗れた母校、今治西もまたしかり。愛媛大会では、この10年、高校野球界を牽引してきた今治西と済美が早々に敗退。157キロ右腕、安楽くんの夏も終わった。
本命とされてきた強豪が敗れるのは今年の全国的な傾向。選手の分散、数年前までの景気低迷による公立高人気、高校野球のスタイルの変化・・・要因はいくつもあるが、甲子園を目指す球児の思いだけは不変。
夏の甲子園本番を楽しみにしつつ、アタシの関心は、まだアブラゼミも鳴いていないのに秋の大会へ。
今治西は、184センチの長距離砲、藤原をはじめ、中学野球全日本代表の杉内、明徳義塾の岸くんを打ち込んだ秋川ら全国レベルの野手が残る。ただ、ピッチャーがいないんだわ。
大野康哉監督以下、「1対0で守り勝つ野球」を掲げるうちとしては、かなり厳しい戦いになる気がする。あ~、どこかに、140キロ投げる中学生はいませんかぁ? できれば左腕がいいでしゅ。
今治に来ませんかぁ? タオルありますよ!バリィさんもいますよぉ!焼豚玉子飯もありますぉ!焼き鳥だってタルトだって美味しいですよぉ!(秋はまた応援に行かなくちゃ・・・)
関東地方も梅雨明けして、いよいよ本格的な夏に突入ですね。
文化放送が誇る、『ニュースパレード』もこれから"夏本番"です!
全国32局の精鋭たちがお届けする、毎年恒例の『ニュースパレード 夏企画』が
7月23日・水曜日からスタートします!
全国32のラジオ局が1つのテーマに則して番組制作を行うこの企画。
今年のテーマは、"語り継ぎたいこと"
その土地土地で「語り継がれていること」に注目し、先人たちからの「言い伝え」、
「教訓」や「戒め」、そして、昔から伝わる生活の知恵や技術、文化、芸能に加え、
未来に向けて新たに動き出していることまで、多岐にわたって"語り継ぎたい
こと"をクローズアップ!
最新の放送情報(放送局&放送内容)は、文化放送のHP・トピックス でご確認下さい!
各局独自の視点でお届けする『夏企画』をお楽しみに!
『ニュースパレード 夏企画』
■放送日時 7月23日(水)~9月5日(金)予定 『ニュースパレード』内
きょうは海の日。
夏休みに入ったばかりの3連休で海に出かけた方もいらっしゃるのでは。
写真は茨城県の大洗です。
遠浅で波が高くないこともあり、家族連れが目立ちました。
ちょっとまだ海水は冷たいかなぁと思いましたが、
午後になると日差しも強くなり、なかなかの海水浴日和でした。
さて、茨城県全体の海水浴客は東日本大震災で激減しました。
その後は回復傾向にあるものの、
去年はおよそ85万人で、震災前の2010年の半分に届いていません。
県では砂浜の放射線量などを計測し、データを公表しています。
ことしは海水浴客数の目標を100万人の大台に載せ、
駐車場料金の割引や花火などのイベントを計画しています。
震災直後、一度はバラバラに避難したものの
「震災を言い訳にしたくない」「野球部の伝統を消したくない」と、
仲間同士で連絡を取り合い、再結集して戦った。
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2011年の夏、一回戦ではコールド勝ちしたものの
二回戦では破れ、母校に帰ることもできずに球場で別れた。
「今度はいつ会えるのかな」という監督の言葉に選手らは涙した。
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そして2014年7月12日。
皮肉なことに
連合チームの一員となった双葉が一回戦で当たる相手は
あのとき、一緒に戦ってくださった田中監督率いる若松商業だった。
~~
双方ともこの組み合わせには衝撃を受けていたが
「今頑張っている姿を、一番見てほしい相手」
「全力で戦うことが、互いへの恩返しだ」という気持ちに変わっていった。
~~
選手らは卒業後もよく集まっていたが、
転任された監督に対しては遠慮や様々な想いがあって、
あの夏以来、疎遠になっていた。
~~
応援スタンドから久しぶりに見る監督は、
相手方のベンチで采配を振るい、若松商業のユニフォーム姿。
でも、反対側のスタンドから見ているからこそ、あの日々がよみがえる。
試合は10対0で若松商業が勝った。
~~
球場を出たところで、
あの夏の選手らは、監督と
再会を果たす。
~~
彼らはいったいどんな会話を交わしたのか。
それは、この画像の右下に写っているマイクが記録している。
「言葉」以上に、この笑顔が物語っているけれど。
~~
(17日木曜日の「くにまるジャパン」内「きっかけジャパン」などでオンエア予定)
~~
双葉高校は間も無く統廃合され、その名は消える見込みだが、
彼らが必死で練習し、共に戦った事実は誰にも消せない
柳下記者が7月1日付で制作部に異動となりました。
報道G内の最年少記者、最も守備範囲が広く、運動量も多い記者を戦力として失うのは
正直「痛い」ですが、人事異動はサラリーマンの宿命、
柳下君の新天地での活躍を祈りつつ期待して下さい。
ヤギ記者の4年の系譜を思い出してみよう。
着任半年の2011年2月、ニュージーランド クライストチャーチ~M6.1の大地震が発生。
~「とにかくニュージーランド行の飛行機に乗れ!」
その1ヶ月後には、代休中に茨城空港で東日本大震災に遭遇。部長命令は
「そこから行けるところまで福島市内に近づけ!」だった。
2012年12月、解散総選挙~そして政権交代、第2次安倍内閣発足。デスクの注文の多い指示は
選挙取材、官邸取材、国会取材と多岐に渡り、ヤギ記者は永田町を飛ぶように走った。
特番制作もねじり鉢巻きで頑張った。
裁判員制度3年特番(2012年)、裁判員制度5年特番(2014年)、
ヤギ記者は何人もの「裁判員経験者」に直接会う。これは貴重な経験。
そして今年2月、ソチ冬季オリンピックの取材で20日間に及ぶロシア出張。
羽生くんの金メダルはじめレジェンド葛西らの奮闘を伝えた。
*****
いやご苦労さん。今さらながら「濃厚」な4年間でした。
これらは少人数の体制で運営するラジオ局の報道部門だからこそ体験できた取材です。
今後は「大竹まこと ゴールデンラジオ」を担当するという事、
その中でこの4年間の体験は絶対生きると思います。
ゴールデンラジオを通じ、多くのリスナーに「柳下君らしさ」をお届けします。
ダ スヴィダーニャ!(ロシア語で SEE YOU AGAIN)
報道スポーツセンター部長 関根英生
先月20日、東京・台東区の簡易宿泊所で
ポリ袋に包まれた男性の遺体が発見されました。
宿泊所の従業員が、1階の倉庫にあったポリ袋を
屋外のごみ置き場に運ぶ途中、重さと異臭を不審に思い、
管理人を通じて110番通報したものです。
警視庁は死体遺棄事件として捜査していますが、
被害者の身元が判明しました。
山口榮次(えいじ)さん・81歳で、発見場所の台東区日本堤の周辺で
路上生活をしていたとみられます。
発見時はセーターにジーンズ姿で、粘着テープでつなぎ合わせたポリ袋に
包まれていました。
情報提供は、警視庁浅草警察署捜査本部、
03-3871-0110まで。
7月9日と10日は、四万六千日(しまんろくせんにち)という縁日。
この日にお参りすると46,000日お参りしたのと同じご利益がある、とのこと。
なんとおよそ126年分。「いくらなんでも奮発しすぎじゃ?」と思いますが、
これはお米一升分の米粒が46,000粒で、
「一升」と「一生」をかけた、など諸説あるようです。
この四万六千日と同じタイミングで行われるのがほおずき市。
境内を歩くと、ほおずきの鮮やかなオレンジが目に飛び込んできます。
お彼岸のお供えに買っていく人、玄関に飾るという人、さまざまでした。
「入谷の朝顔市と浅草のほおずき市に行かないと江戸の夏は来ないよね!」
毎年必ず訪れているという人もいました。粋ですねぇ。
「セクハラ野次」っていうけれど、・・・いや、確かにどう聞いてもセクハラだけど、
でも、今回のニュースの一番のポイントはそこでしょうか?
いうまでもなく少子化の問題は、個々の女性に問題があるのではありません。
差別的な固定観念にとらわれた社会構造や、
それにも由来する、行政や法制度の不備が大きな要因だと思います。
今回の一番のポイントは、本来そうした問題に取り組むべき議員らがあのような野次を吐き、
まわりもへらへら笑っていたことだと個人的には思うのです。
それなのに、テレビのニュースでは声紋分析をするなど犯人さがしに力を注いでいました。
何だかみんなしてズレている気がしてなりません。
~~~
そもそも、ヤジって、なんで野次って言うのか。・・・諸説あるんですが
もともとは野次馬って言葉からきていると。で、じゃあ、野次馬の語源はなんなのか。
一説によれば、「親父馬」。年老いた馬の意味。
年老いた馬は、いつも若い馬を頼りに、その後に続いて考えなしに走るので
「人のあとについていって、呑気に騒ぎ立てる様子」を意味するようになったといいます。
~~~
もう一説あります。
むかーし、野生の馬を捕まえるために
広い野原から行き止まりの谷間に追い込む方法が取られていました。
谷の地面の馬と書いて、ヤジウマと読みます。
馬にしてみれば自分がどこに逃げりゃいいのかわからないので
他のだれかのおしりについてきゃいいんだろ?って感じで追いかけていました。
この、「だれかの真似をして騒ぐ姿」が語源になったとも言われています。
~~~
いずれにしても「意思の弱い存在が、大きな集団の中にまぎれていることで、
安心して強気で吠えている様」・・・ということでは一緒でしょうか。
今回のヤジ問題にも、今繰り返されている「問題発言」にも、つながる気がします。
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※画像は衆議院本会議場のレプリカ。
国会近くにある憲政記念館(無料)内にあって議員席に座ることができます。
去る7月5日(土)、岩手での襲撃事件以来、41日ぶりに再開されたAKB48の握手会に行ってきたよー。(ぐふふ)
お目当ては、総監督の高橋みなみ。(デスクたるもの、社会現象は見ておかないとネ。いやー、サイコーです!)
アタシに与えられた時間は10秒。CDを1枚しか買ってないからねー。
以下、たかみなとの会話の全文です。
たかみな:「こんにちは」
アタシ :「こんにちは。私、文化放送に勤めてます」
たかみな:「ええっ!そうなんですか?どちらですか?」
アタシ :「報道です。でも、○○になる夢があるんです。『努力は必ず報われる』ですよね?」
たかみな:(笑顔でうなづく)
アタシ :「夢の実現に向けて頑張りましょうね!」
たかみな:「頑張りましょうね」
会場は厳戒態勢。警備員の数は350人と通常の7倍。金属探知機の数は50台。
「ここは、9・11直後のニューヨークのJFK空港か?」と思えるほどのセキュリティ。
握手会はAKBの活動の原点。賛否はあるだろうけど、当のメンバーたちが一番、再開を喜んでいるんじゃないかな。
実はアタシ、4日(金)、つまり握手会の前日、まさしくニュースパレードのあとで秋葉原のAKB劇場で行われたチームA(たかみながいるもんねー)の公演も見てきた。(デスクたるもの、社会現象は視察しとかないと...)
セキュリティチェックでベルトまで取られて、この1年のダイエットで20キロ減量しぶかぶかのデニムを履いていたアタシは、パンツが見えそうだったぜい。
これまでのメンバーとのハイタッチはなし。チームA所属の川栄さんや入山さんの姿もなし。あの事件はまだまだ尾を引いているなと実感した。(って、それだけかい?)
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。