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都庁小包爆弾事件で殺人未遂ほう助の罪などに問われた
元オウム真理教信者、菊地直子被告の裁判員裁判。
判決は懲役5年でした。
「井上・中川両死刑囚らが人の殺傷を伴うテロ行為を計画し、
菊地被告が運んでいた薬品がその計画に使われることは認識していた。
ただ、薬品が爆発物の材料だと認識していたかは疑いが残る」として
爆発物取締罰則違反のほう助は成立せず、殺人未遂のほう助だけ成立するとしました。
ちょっとわかりにくいでしょうか。。。
さて、この裁判に参加した裁判員経験者3人が記者会見に参加しました。
「19年前の事件で証人も記憶が薄れている。難しい事件だった」
その一方で、「皆で議論して納得してきょう(判決)を迎えられた」という声も。
また、初公判から判決までおよそ2ヶ月という長期審理については
3人とも会社の理解があって良かったと話していました。
さらに、制度自体については、
「司法は難しい怖いというイメージだったが、自分に遠い存在ではないとわかった」
「無縁の世界だったが、身近になった。自分のためになるので(参加を)嫌がらないでほしい」
「納得の結果。すべての裁判員裁判がこうして行われているなら、良いものかな。
気構えずに受けてほしい」
裁判員制度がスタートして5年。
審理は長期化し、裁判員に選ばれた人の辞退率の高さが問題になっています。
もちろん、会社や家族の理解や協力も必要ですし、負担もあると思います。
それでもなお、参加する意義がある。それを改めて強く感じた経験者3人の貴重な言葉でした。
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