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きょうは多くのメディアが被災地から番組を放送するだろう。
でも忘れてはいけないのは、
多くの被災者のかたが首都圏などで暮らしており、
故郷への想いを抱いていること。
今、そういうかたがたに連絡をとり、お話を伺っている。
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新しい地域に馴染めないかたもいる。
帰るか帰らないのか帰れないのか、決断しかねている人も。
その視点を欠いてはいけない。
3年が過ぎた、というのはそういうことだ。
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震災から3年が過ぎ、
被災者の皆さんにとっては
現実と向き合い将来を考えなければいけない時期に来ている。
だとすれば、今は被災地以外のかたも
一緒に現実を見つめ、将来を考えることが最優先で、
個人的にはメディアもそうあるべきだと思う。
感動の涙なら、いつか一緒に流せばいい。
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総理はきのうの会見で「心の復興」にも力を入れると語った。
医師や地域や家族が連携できる仕組み等が必要だ。
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ただ「心の二次災害」が何によって引き起こされているかを考えれば、
復興格差を感じさせず、
仕事や教育、医療などの面で「将来を見通せる状況」を
一刻も早く作らなければならない。
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画像は石巻駅前の「からころステーション」
精神科医らが日々、被災者の心のケアにあたっているが
4割が不眠、4割が不安を訴えている。
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。