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東日本大震災の津波で宮城県気仙沼市・JR鹿折唐桑駅前に打ち上げられた漁船の解体作業が進んでいます。
この漁船、気仙沼市は「震災遺構」として保存することを目指していましたが、
市民のアンケートでは7割近くが「必要ない」と回答したため、保存を断念しました。
毎日、漁船の近くを散歩しているという近所の男性は、
「船の保存よりもっと他にお金をかけるべき」と考えて解体に賛成しましたが、
解体されていく漁船を見るにつれ、「残した方がよかったのかも」と考えるようになったそうです。
一方、南三陸町の防災対策庁舎も撤去が決まりました。
後世のために残すべき、つらいものは見たくない、地元の人たちの中でも意見は分かれています。
土台だけが残り、雑草が生い茂るなかにたたずむ大きな船を見ると、
「いやはや、どうしたものかなぁ」ととても煮え切らない気持ちになります。
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