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「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。
誰も気がつかない間に変わった。 あの手口を学んだらどうか」
と、暴言し、世界世論を相手に暴走したのは麻生副総理。
でも実際には「ワイマール憲法」は改正(改悪)されていません。
「ナチス憲法」も存在しません。
ヒトラー内閣成立後、成立したのは「全権委任法」です。
この悪法は政府に立法権を委譲する法律で、ヒトラーによる政治工作の結果、
国会で3分の2以上の賛成を持って成立しました。
ヒトラーは「全権委任法」を手にしたことで「ワイマール憲法」を無視し、
独裁者としてドイツ国を支配するに至りました。
以降、ヒトラーはユダヤ人迫害のため、ユダヤ人の人権や生存権を
否定する非人間的な法律を次から次へと成立させました。
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麻生氏は「全権委任法」を「ナチス憲法」と混同し、しかも、
「全権委任法」を手にするための政治工作を「あの手口」と言い表したのだと、
私は発言を読み取る。そこに、たとえ恥ずべき無知と巨大な誤解があったとしても、
言葉にしてしまった以上、麻生氏の責任は強く問われなくてはならない。
絶対に許されない。
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