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参院選公示日、日帰りで盛岡へ。民主党・海江田代表の第一声などを取材するため。
開始前、現地でスタンバイしていたSPが、街宣車にもっとも近い位置に立ったアタシに、厳しい視線を投げかけてくる。
各メディアの盛岡支局とは顔見知りでも、アタシは完璧に外様。不審なオジサン記者の動きをチェックするのは無理もない。
そんなとき、ワンボックスでやってきた海江田さん・・・目ざとくアタシを見つけると、「あっ、来てくれたんだ」と笑顔で語りかけてくれた。
SPの顔が急に柔和になる。「こっちじゃ見たことがない記者だけど、代表と知り合いなら大丈夫」と判断してくれたのだろう。
声がけのおかげで、街宣車の50センチ隣という至近距離で取材できたよ。ふ~。
盛岡では、各党の候補陣営も覗いてみる。
岩手は被災3県の1つであると同時に、民主支持層が前復興相の離党で分裂。生活の党の小沢さんの地元と興味深い要素が揃う選挙区。
市民からは、安倍さんを評価する声と共産党への期待感が聞かれ、「ここでも先の都議選のトレンドが続いているのか」とあらためて思う。
ある候補の陣営近くに盛岡城址があったのでしばし散策。それにしても盛岡は、冷麺だのじゃーじゃー麺だの、アタシが苦手な冷やし中華系のお店が多いところである。
アタシは、冷やし中華を目の前で食われるだけで席を立つくらい苦手なのだが、それさえなけりゃ、盛岡は、情趣があり、啄木や宮沢賢治にまつわる史跡も多くて、実にいい街だ。
日帰り盛岡弾丸ツアーの締めは、駅前のタリーズコーヒー。
隣の席で就活中と思しき女子大生が、「自己紹介書」なる書類を書いていたので思わず声をかけ、面接で勝てる秘策を伝授してやった(ガハハ)。
オジサンがいきなり声をかけた女子大生は茨城大理学部生。最初だけ「えっ?」という顔をしたが、アタシの秘策を素直に聞いてくれた。(目からウロコじゃろう・・・)これで彼女は大丈夫!
政党党首の声がけがアタシを救い、アタシの声がけが女子大生を救う・・・盛岡は冷麺さえなければ思い出深い街になりそう。
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