茨城県北茨城市で3年ぶりに海水浴場がオープンしました。
磯原二ツ島海水浴場は、震災による地盤沈下のため砂浜の面積が小さくなったことなどから
去年も営業再開できませんでした。
海水浴場の名前にもなっている二ツ島は津波の影響で2/3ほどの大きさに。
上部に生えていた緑もなくなってしまいました。
写真で見えているのはことしになってから生えてきたそうです。
県が6月に行った検査でも、海水から放射性物質は検出されず、
ことしは海水浴場のスペースを狭くするなどして海開きとなりました。
午前中は雨が降ったりやんだりの生憎の天気でしたが、
午後は晴れて暑くなり、家族連れなどが水遊びを楽しんでいました。
第23回参議院選挙
東京地方区(定数5)は民主党が議席を失い、自民×2議席、公明・共産・無所属がそれぞれ1議席
を獲得して幕を閉じました。
民主党が都議選で獲得した総票数は69万票(全投票数の15.2%)。
今回の参議院選挙で民主党の鈴木寛候補と公示直前で公認を取消された大河原雅子候補が
獲得した総票数は78万3千票(全投票数の14.2%)。
一方、東京選挙区で5位当選の自民党・武見敬三候補の得票は61万2千票
つまり、都議選の結果から既に、民主党は東京では2人の候補者を当選させる事は「ムリ」があったと
言えるでしょう。この辺りが民主党のKYなところなのかもしれません。
都議選後速やかに鈴木候補を選挙区、大河原候補を比例に振り分けていたら、と考えてしまう。
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こういう思いを「あとの祭り」と言う。
参院選特番、無事終わった~。
伊藤惇夫さんの解説、三浦奈保子さんの初々しい突っ込み・・・予想どおりの自公圧勝に終わった選挙の結果とこれからをお伝えできたのでは、と思ってる。
大事なのはこれから。
安倍政権には、さっそく、人事、TPP参加、消費増税といったハードルが。一方、野党は、再編しない限り、あまりに弱っちい勢力になっちゃった。
開票センターや党本部で、各メディアの選挙特番にもまともに応じられない石原さんや小沢さん、それに大勢が判明する前にささっと会見して、そそくさと立ち去った橋下さんでは、旗印にはなれないね。
衆参ともに強大な勢力となった自公政権へのチェックと野党の動きを、今度は「ニュースパレード」でしっかりお伝えしなくちゃ・・・と改めて思う。(今はとっても眠くてモチベ低下中だけど・・・ZZZ)
第23回参議院議員選挙が終わった。
各党の獲得議席(非改選と合わせた新勢力)は以下の通り。
自民党 65議席(115議席)
公明党 11議席(20議席)
民主党 17議席(59議席)
維新の会 8議席(9議席)
みんなの党 8議席(18議席)
共産党 8議席(11議席)
社民党 1議席(3議席)
生活の党 0議席(2議席)
諸派・無所属 3議席(4議席)
自公で過半数を超え、絶対安定多数に達する与党政権圧勝という結果だ。
先の衆議院選においても自公で過半数を獲得しているため、いわゆる
衆参両院の「ねじれ」が解消し、確かに安定した政権運営が「約束」された。
この結果は6月の都議選からある程度予測されたものではあった。
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今回の参院選は巧みに政権与党が争点を絞り込んだ。つまり~アベノミクス~。
株価上昇、為替の円安動向による金融、製造業の輸出部門等の急激な業績回復を
背景に、安倍政権の経済政策への信任への是非を問う、
というシナリオに終始した感がある。だが、問題はこれからだ。
確かに、TPPへの参加の是非、憲法改正問題、対中・対韓・対北朝鮮といった外交問題、
直面する原発の再稼動問題、定数是正を含む選挙制度改革の問題等々、
重要な課題は山積されている。
が、最も対応対策が求められる問題は「財政の建て直し」だ。
社会保障関係費は毎年1兆円以上のスピードで膨張する。すでに国債の利払い費は
10年間で約8兆円増加する。実際、消費税を10%に引き上げても、
2020年度には基礎的財政収支は空前の約17兆円の赤字になるという。
実際、日本の公的債務(対GDP)は200%に達し、先進主要国中で最悪の状態にあり、
「破綻寸前」と見る向きの国際世論も散見する。
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選挙に勝利する為の耳ざわりのいい争点作りを否定はしないが、その結果、信任を受けた
政権は国民に対するご機嫌取りではない真摯な実行力が問われる。
祭りは終わった。我々は冷静にこの国の行方にフォーカスする。
多分あと3年は国政選挙がない。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
21日の投開票日に向け、選挙特番の準備が徐々に進んでいる。大掛かりな特番を担当すると、報道スポーツセンターの底力、技術など他の部署のスキルの高さを感じる。いわゆる「絆」だね~。
メインパーソナリティはこの男。ご存じ、野村邦丸アナ。
アタシの同期の太田英明とともに、硬軟どちらもこなせる文化放送の看板アナ・・・なのだが、邦丸アナもアタシもこの時期、頭にあるのはもっぱら高校野球。
アタシ「激戦の神奈川、どうなるでしょうねえ?」
邦丸 「神奈川? う~ん、松井がいる桐光か、日大藤沢じゃないの?」
邦丸 「愛媛の情勢は?」
アタシ「春の準V、済美を追うのが、母校の今治西です。まあ一騎打ちですわ」
選挙区の終盤情勢の話かと思いきや、すべてが高校野球。だめだ、こりゃ。
番組パートナーはこの方、タレントの三浦奈保子さん。
文化放送では「レコメン」、TVでは「Qさま」でおなじみ。東大出の彼女、飲み込みが早くってとってもいい。
第一、桜蔭高という難関女子高出身(=甲子園などという下世話な場所とは無縁の学校)なので、ちゃんと選挙の打合せができるのがイイ。
こんな才色兼備の女性タレントがスタジオにいると、各拠点に散るべき男性スタッフが、外に出たがらないんじゃないかな。(現場へ行け、現場へ!)
いずれにせよ、今度の参院選は大事。もし各メディアが予想するような結果になれば、3年後の参院選まで国政選挙はない可能性も。
残り3日で細かい部分を詰めて、いい特番になるよう、邦丸アナ、三浦さん、そしてコメンテーターの伊藤惇夫さんとともにがんばりま~す。
放送は、7月21日(日)19:50~22:00 と 23:00~24:30 です。お楽しみに!
これをクリアしたら、自分へのご褒美に、いつもの「延喜寿し」に行くとしよう。えっ? その店はどこにあるかって? 今治だよ、今治!
総務省の発表によれば、公示された翌日の5日~14日の10日間で
期日前投票を利用した有権者が選挙区では456万人あまりになったそうです。
これは3年前の選挙の同じ時期に比べて1.11倍。
僕も期日前投票を済ませてきました。
区市町村によっては、期日前投票所が複数設置されています。
(役所や役場、公民館が多いようです。)
「当日予定がある」という人はぜひ利用してみてください。
シェークスピアの戯曲「真夏の夜の夢」のキーアイテムは
魔法の目薬~寝ている人の目に注すと、その人は目が覚めた時に
最初に見た人と恋に落ちてしまうという不思議な目薬です。
この魔法の目薬が原因で恋の鞘当てのドタバタ劇が引き起こります。
***
さて、時まさに真夏の決戦~参議院選挙真只中、
各党、各候補者は逃げ切り、追い込み入り乱れて改選121議席を争っています。
ところで今回の参議院選からネット選挙活動が解禁され、政党も候補者も
いわゆるSNS~facebookやTwitter を駆使して選挙戦を展開しています。
はたして、SNSは魔法の目薬となりえるのでしょうか?
点眼すれば効果てきめん!目にした候補者に一目惚れ!
なんて事には、ならないだろうなぁ。
***
文化放送は7月21日(日)の参議院選挙を特別番組で放送します。
「参議院選挙開票スペシャル~決戦!121議席」
第1部:19:50~22:00 第2部:23:00~24:30
出演 野村邦丸(QRアナウンサー 『邦丸ジャパン』パーソナリティ)
伊藤敦夫(政治アナリスト CX 『とくダネ』『スーパーニュース』他、出演多数)
三浦奈保子(東大文学部卒のマルチタレント 気象予報士の資格も所有)
もちろん報道スポーツセンターのスタッフがフルキャストでお送りする3時間40分。
各党、各候補者それぞれが思い描く「真夏の夜の夢」に対し、
選挙で有権者が下す「結論」を余す事無く伝えます。
是非文化放送をお聴き下さい。 報道スポーツセンター部長 関根英生
自宅アパートで大麻を栽培していたとして、
警視庁青梅署は大麻取締法違反の営利目的栽培の疑いで
いずれも札幌市に住む、無職の30歳の男と
アルバイトの29歳の男を逮捕しました。
男らは今年4月から6月にかけ、自宅アパートで
大麻草24本を鉢などに植えて栽培した疑いが持たれています。
室内には、照明などの栽培機器が多数ありました。
栽培を始めたのは今年1月頃とみられますが、
それは・・・
電気の使用量が急増した時期だからだそうです。
ツイッターやフェイスブックを見たところでは、
これと言ってネット選挙運動が有効に行われているようには見えない。
ブログやサイトには呼び込めているのだろうか?
見えない部分でビッグデータが活用されていたとしても
大きくは政策に反映されていないみたい。
~~~
ネットの世界では、フォローやシェアをしているうちに、
あたかも自分と似た意見の人が
世の中の大半をしめているように感じてくる。
~~~
しかし、実際に街に出て
様々な立場で暮らしている人の話を聞けば
そんなこたーないことぐらいわかってしまう。
恐らくネット関連業界の人もわかっていて
だからこそ最初にビジネススタイルを作っておかなきゃと一生懸命なのだろう。
~~~
そもそも
実際にネット選挙運動解禁に動いた担当者らは、
政党の大小に関わらず「投票率が劇的に上がる」などとは考えてはおらず
他に「狙い」を持っていた。
「世論の把握」と「ネガティブな書き込みのコントロール」だ。
政党によっては、
「書き込まれた言葉が
党や候補者にとってネガティブなものかどうか」
機械的に判定するシステムを導入している。
~~~
「世論の動向を主張や政策に反映させる」というのが建前だが
組織立ってネット上の言葉たちを監視することが
今後「何」につながっていくのか。
果たしてそれは「ネット上」だけで済むのか。
ふと、薄ら寒いものを感じた。
参院選公示日、日帰りで盛岡へ。民主党・海江田代表の第一声などを取材するため。
開始前、現地でスタンバイしていたSPが、街宣車にもっとも近い位置に立ったアタシに、厳しい視線を投げかけてくる。
各メディアの盛岡支局とは顔見知りでも、アタシは完璧に外様。不審なオジサン記者の動きをチェックするのは無理もない。
そんなとき、ワンボックスでやってきた海江田さん・・・目ざとくアタシを見つけると、「あっ、来てくれたんだ」と笑顔で語りかけてくれた。
SPの顔が急に柔和になる。「こっちじゃ見たことがない記者だけど、代表と知り合いなら大丈夫」と判断してくれたのだろう。
声がけのおかげで、街宣車の50センチ隣という至近距離で取材できたよ。ふ~。
盛岡では、各党の候補陣営も覗いてみる。
岩手は被災3県の1つであると同時に、民主支持層が前復興相の離党で分裂。生活の党の小沢さんの地元と興味深い要素が揃う選挙区。
市民からは、安倍さんを評価する声と共産党への期待感が聞かれ、「ここでも先の都議選のトレンドが続いているのか」とあらためて思う。
ある候補の陣営近くに盛岡城址があったのでしばし散策。それにしても盛岡は、冷麺だのじゃーじゃー麺だの、アタシが苦手な冷やし中華系のお店が多いところである。
アタシは、冷やし中華を目の前で食われるだけで席を立つくらい苦手なのだが、それさえなけりゃ、盛岡は、情趣があり、啄木や宮沢賢治にまつわる史跡も多くて、実にいい街だ。
日帰り盛岡弾丸ツアーの締めは、駅前のタリーズコーヒー。
隣の席で就活中と思しき女子大生が、「自己紹介書」なる書類を書いていたので思わず声をかけ、面接で勝てる秘策を伝授してやった(ガハハ)。
オジサンがいきなり声をかけた女子大生は茨城大理学部生。最初だけ「えっ?」という顔をしたが、アタシの秘策を素直に聞いてくれた。(目からウロコじゃろう・・・)これで彼女は大丈夫!
政党党首の声がけがアタシを救い、アタシの声がけが女子大生を救う・・・盛岡は冷麺さえなければ思い出深い街になりそう。
44,5%~これが過去の参議院選挙における最低投票率だ。
この選挙は1995年7月に自社さ連立政権の村山富市内閣下で実施された
もので、自民党と社会党が連立を組むという空前絶後にして苦心惨憺を
絵に描いたような政権の是非が争われた。
投票率=過去最低の40%台という結果には政治に対する有権者の冷ややかな
「絶望」が示されように思えてならない。
そして今回の参議院選挙も低投票率が危惧されている。
先の東京都議会議員選挙の結果から「自民圧勝」の情勢が透けて見えるせいか、
選挙の論点・争点が見えてこない。衆参両院における「ねじれ解消」が
なるかならないかが問われる重要な選挙であるはずなのに、である。
一方、今回の参議院選が終わると、衆議院の解散がなければ
次の参議院選挙まで3年間は国政選挙が実施されない。
つまり、現政権~おそらくは安倍政権が日本丸という船の舵を取る。
おそらく"重要な論点と争点"はこの参議院選挙後に浮かび上がってくるはずだ。
「憲法改正」「TPP」「対中・対韓・対北朝鮮外交」「社会保障制度改革」
「選挙制度改革」そして「消費増税」など、どれもが本来今回の選挙の論点の中心と
なるべきテーマだ。
議会制民主主義国家である以上、わが国は政治に関する議論と検討・検証、議決は
国会で行われるのがルールだ。先に挙げた"重要"な論点と争点についても
我々有権者は議会に委ね、決定事項は政権に運営を委ねる事になる。
だからこそ、少し考えてみよう、今回の1票の尊さを。
安倍政権への信任投票でもアベノミクスに対する是非主張でも、
特定の政党への応援でもいい。投票動機は立候補者や政党が示す争点だけではない。
有権者1人1人が動機づくりをして1票を投じて頂きたいと思う。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
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