東京・葛飾区の荒川河川敷で、去年10月、
黒いビニール袋に入れられた邊見義光(へんみ・よしみつ)さん(当時62歳)の
遺体が見つかった事件で、
警視庁はきょう、情報提供を呼びかけるため邊見さんの顔写真を公開しました。
捜査本部によりますと、邊見さんは去年9月13日~14日未明にかけて
外出先で何らかのトラブルに巻き込まれ、殺害・遺棄されたとみられます。
これまでに寄せられた情報は、10件。
警視庁は、顔写真入りのチラシ1000枚を作成するとともに
ホームページにも掲載しています。
情報提供は、葛飾署捜査本部、03-3695-0110まで。
東京・小平市できのう行われた幹線道路の整備計画を見直すかどうかを問う
住民投票は、投票率が50%を下回り、投票成立の要件を満たさなかったため
開票されないことになった。
計画されている幹線道路は50年前に策案された東京都の道路計画に則したもので、
実行されると、市民の憩いの場でもある雑木林のほぼ半分をつぶし、
およそ220戸の住民が立ち退く事になる。
***
投票率は35・17%で、投票用紙5万1010枚は廃棄されるという。
実は迅英も小平市民だ。1票を投じた1市民として今回の住民投票には
釈然としない部分がある。まずは投票率が過半を下回った場合、事実上「建設容認」となる、
というシステム。しかも住民投票実施決定当初はこの投票率50%条項はなく、いわば
「後出しじゃんけん」で市長と議会が付け加えたものだ。また、先月実施された市長選の投票率も
38%程だった事を鑑みると投票率50%という成立の為の条件条項は理解しがたい。
さらには、当選した小林市長は幹線道路の整備計画については「真摯に対処する」と述べて選挙を戦った。
投票した「5万1000人の声」を見もせずに破棄する事が「真摯な対処」とは到底思えない。
時まさしく「憲法改正」への議論が活発になってきている。
憲法改正には「国民投票」が絶対条件だ。
議会制民主主義が政治の基本となっているため、直接的政治参加には、あまり経験則のない日本国民、
その意味でも今回のような住民投票は大変意義深いものだろう。
それだけに「市民の声の廃棄」という結末は容認しがたいし、危なささえ感じる。
今回、住民投票のため、7000人を超える署名を中心になった集めた
「小平・都市計画道路に住民の意思を反映させる会」は投票結果の情報公開請求を行うとの事。
その5万1000人の有権者の声の中には迅英の「声」も1票入っている。
昨日行われた競馬の祭典~「第80回日本ダービー」の正式名称は「第80回東京優駿」という。
迅英にとって最も胸躍り、心嬉しく、意気揚々とする日だ。第60回東京優駿から毎年、府中の
東京競馬場で生観戦をしている。第60回はウィニングチケットが柴田正人にダービージョッキー
の称号をプレゼントしたダービーだった。
それから20年、当然のことながら20才年をとった。迅英は日本ダービーのファンファーレを聞いて
1才年を取ることにしている。
ファンファーレを聞きながら、
「1年無事健康に過ごせた」事に感謝をし、「また1年精一杯頑張るぞ!」と、決意を新たに誓う。
それが迅英にとっての「日本ダービー」だ。
***
ところで、日本ダービーの3日前、5月23日、競馬の馬券購入に関する重要な判決が大阪地裁で出た。
大阪市の元会社員で39才の男性が競馬の馬券的中で得た所得を申告せず、
3年間で約5億7000万円を脱税したとして所得税法違反に問われた刑事裁判の判決だ。
判決では「営利を目的とし継続的に馬券を購入した場合は、外れ馬券の購入費も必要経費になる」
との判断を示した。この元会社員は07~09年に、馬券購入総額の28億7000万円分に対し、
30億1000万円の払戻金を得ていた(すげぇ!)。検察側はこの購入額を含む30億全額が課税対象
として裁判を起こしていた。誰が考えてもこれはおかしい。ロジカルではないし、ありえない考え方だ。
結局、脱税額は5200万円に大幅減額となり、無申告のため懲役2月、執行猶予2年(求刑懲役1年)の
有罪判決を言い渡したが、元会社員は主張がほぼ認められ「ホッとした」と胸をなで下ろした。
***
再び「第80回日本ダービー」。勝ったのは『キズナ』、武豊ジョッキーがダービー5回目の栄冠を手にした。
近年、めっきり勝ち星が減ってきた武騎手ではあるが、文字通り「名手」会心の騎乗だった。
ちなみに、サラリーマンの場合、給与以外の所得が年20万円を超えれば確定申告が必要。
特別控除などがあり、競馬では年90万円超の黒字になれば申告義務が生じる。 蛇足ですが。
バッテリーのトラブルで運行停止していたボーイング787。
全日空が26日、新千歳~羽田便で787型機の営業運航を再開しました。
第1便に乗り込んだのは218人。
「787が好きで、これに乗るために札幌に来た!」という人もいれば、
「他の便がいっぱいで、席を取ってもらったらたまたま」という人も。
ゲートでは1人1人に手書きのメッセージが手渡されました。
さて、フライトはとても順調で、
大きな窓、高い天井、そして乾燥していない機内はとても快適でした。
また、787型機は燃費がよく、長距離路線にも就航できるという強みがある一方、
バッテリートラブルの原因はわかっていないままです。
第1便に同乗した全日空の伊藤副社長は
「1便1便、確実なフライトを積み重ねていく」と話していました。
6月1日からは定期便が再開されます。
21日で裁判員制度が開始から21日で丸4年となりました。
一般市民が裁判員として裁判に参加することで、
「裁判がわかりやすくなること」が期待されています。
更に「被告や被害者のことを深く考えた」と話す経験者もいて、
社会全体が変わっていくきっかけになるとも言われています。
その一方で、郡山地裁で裁判員を務めた女性が
殺害現場のカラー写真を見てストレス障害になったとして国家賠償訴訟を起こしています。
法務省でも制度の見直し議論も進んでいて、こちらも注目です。
制度について情報発信している一般社団法人裁判員ネットは刑事裁判の傍聴を呼びかけています。
経験者へのアンケートでも「事前に傍聴しておけば良かった」と答える人が多いそうです。
裁判の流れはもちろん、法廷の雰囲気を知っておくことも大事だとか。
確かに、法廷の雰囲気は独特。「そりゃそうだろうなー」と頷けます。
傍聴する際には、ノートと筆記用具を忘れずに。
暴力団が関与したとみられる事件が相次ぐ福岡県。
北九州市では去年、福岡県警の元警部が路上で襲撃される事件も起きています。
そこで福岡県公安委員会は先月、4つの都府県の公安委員会に捜査員の派遣を要請、
これを受け、暴力団犯罪担当の捜査員が福岡県警に応援派遣されることになりました。
警視庁から30人、大阪府警から8人、神奈川県警から7人、千葉県警から5人です。
きょう、警視庁では派遣者の壮行式が行われました。
派遣期間は明日22日から1年間。
応援の捜査員は福岡県警の捜査員とともに、未解決事件の捜査などに
当たるということです。
福岡県警にはすでに、13の都県警から22人の捜査員が応援に来ていて、
今回で合わせて15の都府県警から総勢72人が応援派遣ということになります。
無所属だけど民主党が支援した現職市長と自民、公明がタッグを組んで推したベテラン県議とのつばぜり合いが注目された、さいたま市長選挙。
現職市長の圧勝に終わり、幹部級を続々投入した自民、公明は、大きな課題を残す形に。
国政と首長選挙は違うとはいえ、中央の影響を受けやすく、しかも政令都市でもあるさいたま市長選挙で、自公がガチで推した候補が完敗したのは意外。
株価年初来最高値、円安で輸出産業大もうけ、アベノミクス3本目の矢である成長戦略も着々。しかも飯島参与訪朝で拉致問題でも何かやってくれそうな気配・・・となると、夏の参院選は、しっかり分析しなくても与党優位と考えるのが定石。
とはいえ、さいたまの結果は、自公にも、まだまだ付け入るスキがあることを、民主党をはじめ野党に印象付ける結果になったと言える。
要はタマしだい。
73ある選挙区、48ある比例選に向けて、各党が最終的にどんな候補者をそろえてくるのか。ネット選挙だから著名人? それとも衆院選敗北組?
いずれにせよ、これまで以上に重要な意味を持つ今度の参院選。自公が必死で応援した候補者でも完敗することを思えば、私たちも予断を持たず、しっかり見ていかなくては、と思う。(お~、今日はマジメに書いちまったぜぃ)
ホンダは再来年、2015年から
自動車レースの最高峰「F1」に復帰することを発表しました
ホンダは、リーマンショックによる世界的な景気の悪化で
経営環境が厳しくなったことから2008年にF1から撤退していました。
~~~
では、なぜ今回、復帰するのか。
F1では2014年から排気量が小さく、環境に配慮した技術を持つ、
市販車に近いエンジンが義務化されます。
メーカーにとっては、レースで蓄積する技術を、
市販する一般の車にも生かせるようになるメリットがあるのです。
ホンダ創業者・故本田宗一郎さんは「レースは走る実験室」という言葉を残していますが、
現代のF1の場合、あまりにも走る目的や次元が違いすぎて
市販車に技術をフィードバックするとしても、ほんの一部だけ、というのが現状でした。
~~~
でも、取材でわかったことがあります。
ホンダでF1にかかわっていた技術者は撤退後に何をしていたのか。
実は、環境に配慮した車の研究開発に取り組んできたのです。
撤退した当時は悔しい思いをお持ちだった技術者もいたでしょうが
F1復帰後は、そうした彼らのその後の努力が実を結び
世界に日本の優れたハイブリッド技術を示すチャンスにもなるわけです。
~~~
復帰の、もうひとつの理由は、業績回復。
国内の主な自動車メーカー7社の「今年度・来年3月期の業績予想」では
すべての会社が、昨年度の実績を上回る増益となるとしています。ホンダも例外ではありません。
しかし、国内での設備投資を増やしたという話を聞きません。
自動車メーカーは為替が変動する可能性はまだまだあると思っているのです。
このため、国内の工場などに設備投資するよりも、
もっと販売を拡大できそうな新興国などでの生産に力を入れているのです。
自動車業界に限らず、
円安の効果により恩恵を被っている企業は
国内に利益を還元していかないと、なかなか景気回復にはつながりません。
各企業が、生産の拠点を国内にどう残していくかが景気回復の、ひとつの大きなポイントとなるでしょう。
F1の速さとまでは言わなくても早く安定して景気が回復することを望みたいと思います。
・・・なんてな。
今日のニュースパレードデスクは、Nデスクから迅英さんへの継投。
アタシの経験から言えば、午後、デスクを引き継ぐのは、その日の流れが完璧に把握できていないので、結構大変。
しかし、である。迅英さんは、見事に、本来ならやりにくいはずの役回りを見事にこなして見せた。
まず、福島第一原発で増え続ける汚染水に頭を痛めている東京電力が、地元の福島漁連に、「地下水を海に放出したい」と説明したというニュースでは、いち早く、漁連トップに単独電話インタビューのアポを取り付けた。(お~、いつの間に?)
地下水を海に流せば、1日400トン増えている汚染水が100トン程度減らせる。その反面、汚染濃度は高くなくても風評被害は免れない大事な局面。(写真は3月撮影、第一原発内の核物質除去施設「ALPS」)
そんな重要な動きをめぐり、迅英さんは、当事者の電話取材に成功。この「当事者に話を聞く」はデスクに不可欠な姿勢。(勉強になりますぅ)
迅英さんの奮戦はそれだけで終わらない。
今度は、定時ニュースを出し終わり、はなくそをほじほじするほどヒマになってたアタシに、「円安で誰かエコノミストのコメントを録れ!」との指令が。(いきなり、キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!)
「強将の下に弱卒無し」ではないけど、部長である迅英さんに気合いが入ってると、こっちもほじほじしてらんない。なんとか期待に応え、無事、オンエア。
(1)先端につなぐ=当事者に聞く
(2)会見音だけでお茶を濁さず、重要なニュースでは識者の声も入れて厚みを出す
今日は隣にいて、大事なことを学ばせてもらったぜ。あ~、明日はアタシがデスク。ボクちゃんにもあんな動きができるかなあ・・・ZZZ。(おーい、言ってるそばから寝るなよー)
東日本大震災の被災地では
全国から派遣された多くの警察官が復興支援活動に携わっています。
その1つ、宮城県石巻市。
石巻市立蛇田(へびた)中学校3年1組の生徒37名が
今日、警視庁を訪れ、感謝の気持ちを歌で伝えたいと
合唱発表会を行いました。
きょう披露されたのは、復興支援ソングの
「花は咲く」と「虹を架けよう」。
蛇田中学校も避難所となり、多い時は1000人近くが
学校で避難生活を送っていたそうです。
その人たちを励まそうと始めたのが、合唱活動。
「震災時、不安な時期に警視庁と書かれたパトカーを見て安心した」と、
代表で挨拶した生徒さんが語っていました。
そんな生徒さんたちが歌うのを聴き、集まった警視庁職員らの中には
涙をうっすら浮かべている人もいました。(私も)
GW最終日、2時間特番「文化放送ホリデースペシャル~親子で一緒に考えよう」(11時~13時)のオンエア。
きのう、松井秀喜さんソックリのメイクで東京ドームで注目を集めた芸人のはなわさん(3人の男の子のパパ)をメインにした子育てトーク番組。
写真は左から、民主党の鈴木寛・元文部科学副大臣、はなわさん、元体操選手の池谷直樹さん(11時台のゲスト※12時台は香坂みゆきさん)、そして鈴木純子アナ。
祝日にもかかわらず、子育て番組はリスナーの皆さんからのメールやツイートが多く、スタジオ内のトークも盛り上がって、3時間サイズ欲しかったくらい。
また機会があれば、よりテーマを絞った特番をやりたいと思いますので、今回、聴き逃した方は聴いてみてくださいね!
番組を終え、「ふー、いい形で特番を終えることができた」とひと息ついていたら、S部長から、「次は○○特番、やろう」というお言葉が。
企業秘密だから、「○○」は明かせないけど、形になればきっと聴き応えがある番組になりそう・・・。
そうでなくとも、6月には都議選、7月には参院選が。
特に参院選は、ねじれ解消⇒一気に憲法改正の機運盛り上がり、につながる可能性があるほか、ネット選挙だから、少し考えていい特番にしないと。
あー、でも、アタシの場合、それより先に、6月8日のAKB48総選挙が注目なんだな、コレが。しかも、アタシ、これを横浜まで見に行けることになったんだな。
よしっ、ここはひとつ、AKBの総選挙が終わったら、もろもろ一気に考えることにしよう・・・ZZZ。
静岡県生まれとしては『富士山が世界遺産へ』のニュースは悪くはないが、
神奈川県在住の鎌倉好きとしては
鎌倉が『顕著な普遍的価値を証明できていない』ってんでハズレたと聞いて、
「イコモス(ユネスコの諮問機関)よ!どこ見てるんじゃ!」と憤ってしまう。
~~~
さて。ことほど左様に
愛する町に対して「大上段から切り捨てる」ようないいかたをされると
誰しも気分の悪いものである。(私情過多www)
~~~
東京都の猪瀬知事が、五輪招致の競合都市であるイスタンブールに対して
「イスラム国はけんかばかり」など侮辱する表現をしたことが問題化した。
~~~
都庁のエントランスで、知事を待ち、
『真意が伝わらなかったというなら、
イスラム圏の開催についてはどのようにお考えですか?』と聴くと知事は目を剥いた。
「それは、だからそういうことを言っちゃいけないんだってことなんだよ。だから。そういうふうに聞くでしょ。だから割とすっと答えると、それが行動規範の違反になってしまうということなんで、そういう答え方しちゃいけないんじゃないかな。はい。今の質問に対しては」・・・やれやれ。なんでもかんでも人のせいかよ。
~~~
1964年10月10日の東京オリンピックは、
戦後日本の復興・発展を世界にアピールする絶好の機会ととらえられ
「アジア初のオリンピック開催」という意味も持っていた。
その東京の知事が、そもそも
「イスラム圏初ってそんな意味あるのかなあ」と軽口をたたくのはいかがなものか。
~~~
「美しい国ニッポン」と誰かがいう。
確かにこの国は美しいが、それぞれの国にも他にはない美しさがある。
国土だけではなく、文化、歴史、人の心。
本当に美しいのは、「互いにそれを尊重する心」だ。
~~~
故郷を美しいと感じ、愛する心は、
ここで一緒に生きてきた大切な人々を愛する心である。
政府にどうこういわれる筋のものではない。
まして放射能に汚染された水を海に撒き散らしている国の政府が
誇らしげに言う資格などあるものか。
~~~
(うーむ、今回は話があっちゃこっちゃしてしまった・・・)
※画像は富士山&江ノ島
富士山が世界文化遺産に登録される見通しとなりました。
世界「自然」遺産ではなく、世界「文化」遺産です。
地元をはじめ、富士山ファンからは喜びの声があがる一方、
静岡県・三保松原の除外が条件となったことは
残念で複雑な思いとの意見も、やはり多いようです。
富士山から45キロ離れていることや
消波ブロックが景観を損ねていることなどが、除外の理由とみられます。
静岡県の川勝知事は、6月の世界遺産委員会まで
「最後の最後まで努力する」と述べています。
6月の正式決定の時、天女は松に羽衣をかけるのでしょうか。
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。