東京消防庁が新しい消防艇「みやこどり」が就航しました。
四代目となる「みやこどり」は消防機関が所有する消防艇としては国内最大規模です。
大型船舶やコンビナートの火災といった大規模な災害にも対応し、
放水量は消防車35台分(!)にもなるとのこと。
船の内部を見せてもらいましたが、状況が良く見えるよう、
三代目は2階部分にあった操舵室が3階部分にあります。
要請があれば他に地域にも出動することになっており、
災害への対応強化が期待されます。
安倍総理はさきの麻生副総理ら複数の閣僚の靖国神社への「参拝」に関して、
「国の為に尊い命を落とした尊い英霊に対し、尊崇の念を表すのは当たり前の事だ。
わが官僚はどんな脅しにも屈しない」とコメントを出した。
また、日本の植民地支配を「侵略」として謝罪した村山総理のいわゆる「村山談話」については、
「侵略と言う定義は、学界的にも国際的にも定まっていない。
国と国の関係において、どちらから見るかにおいて違う」と、国会で答弁した。
60%超の高い内閣支持率に支えられ、徐々に本来の安倍晋三カラーが発色してきたのだろう。
それにしても「どんな脅しにも屈しない」という表現はあまりに扇情的だ。
総理大臣が「靖国参拝」問題を語るときに敢えて使うせりふではない。
「侵略の定義」発言については、その後、やや強硬意見を訂正したものの
「歴史家の間でいろいろな意見があるのは事実」として、撤回はしていない。
いわんや、先の「侵略」の解釈発言はあまりに不見識な歴史認識だと思う。
そして、憲法改正への動き。総理は憲法の改正を「真の独立を取り戻すための必要性」と主張する。
一方、ほとんどの国の憲法は日本国憲法と同様に通常の法律より改正が格段に難しくなっており、
それが世界的標準だ。なぜなら最高法規=憲法は、どんな法律よりも優先されるべき存在である以上、
為政者の意によって容易く改正ができないようにリミッターが掛けられているという事だ。
徐々に鮮明になってきた安倍総理流国家思想の発露、そして憲法改正に向けた面舵一杯。
時勢は報道メディアとしてのチェック機能が今まで以上に大切になってきていると感じる。
少なくとも内閣の高支持率にフォーカス(視点)を曇らせたりしない、ラジオ報道を心掛けたい。
文化放送報道スポーツセンター 部長 関根英生
皆さまの会社もそうかもしれないが、弊社でも新入社員の研修真っ只中。
報道スポーツセンターのお荷物、自他ともに認める不良債権のアッシも、一応、社歴が長いっちゅうこうとで研修係に。
新入社員のうち、名古屋育ちで大学まで名古屋という生粋の名古屋嬢を連れて、東京商工会議所主催の決起大会やら、国会の中を案内してきた。
「国会は土足厳禁だよ」の言葉に、「どえりゃあ、びっくりしたがや」という顔をする新入社員。
初々しくっていいねえ。
衆議院2Fにある議員食堂に連れて行くと、レトロな雰囲気に「これはてえもねえ」(=これはすごい)という表情。
素直に驚く、素直に感動する、素直に怒る・・・というみずみずしさは、このギョーカイ、とっても大事なので、いつまでも今の感覚を持ち続けてちょー。
で、食堂で「えびふりゃー」でも注文するかと思ったら、普通のランチをお召し上がりに。
河村たかしばりに、「おばちゃん、えびふりゃー、作ってちょー」と言ってくれたら面白かったのに・・・。
彼女が報道スポーツセンターに配属されるかどうかわからないけど、ラジオの未来のために、がんばってちょーだゃあ。
The Shikoku island has 88 temples associated with the Buddhist mosk Kukai.
A popular and distinctive featuer of cultural landscape in Shikoku,and with a long long history,a lot of numbers of pilgrims wellknown as HENRO still undertake the trip.
HENRO is traditionally completed on foot,marked out by his distinctive sedge hat,white shirt,and kongozue.
But young pilgrims use cars,taxies,and buses.
The Neighborhood of Shikoku call them OHENROSAN.
If you want to be a pilgrim,and try to walk approximatery 1200km long,it costs neary 2 months.
So Ⅰ recommend you using a car.
わが地元四国のお遍路さんを、英語でざっと紹介すれば、こんな感じだろうか。
愛媛出身の私は、これまで四国霊場88ヶ所のうち10数ヶ所、回ったことがあるけど、全部回ろうと思えば、クルマだって10日間くらいかかる。
それでも、「1度は行ってみたい」というアナタ、4月18日~25日まで、東京駅前のJPタワーで開催されている「1日で回るお遍路さんin丸の内」はおすすめかも。
88ヶ所すべてのご本尊が出開帳されてるので、現地に行ったのと同じご利益が得られるとか。
私も「ほんとにそうじゃろか?」と思いつつ、取材の合間に、30分で、1番札所の霊山寺(徳島)から88札所の大窪寺(香川)まで、88のご本尊に手を合わせてきたよ。
来年は、弘法大師が霊場創設して1200年という記念の年。
最近は若い人にも人気の四国巡礼の旅、すげ笠、白衣、金剛杖など、いろいろグッズも売ってるので、「四国に行って大外ししたらお金の無駄、ちょっとお試ししてみたい」という方は、是非!
インターネットを利用した選挙運動を
夏の参議院選挙から解禁する法案が、きょう可決・成立。
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インターネットでの選挙運動はこれまで、法律で禁止されてきました。
公職選挙法では選挙ポスターや法定ビラなどを除いた文書の配布を認めておらず、
ブログの更新やメールの送信なども「文書」にあたるので、違法だ!という理屈です。
そもそも、なんで文書の配布を認めていなかったかというと
「そんなん、お金のある候補者が有利になっちゃうじゃんか」という理由でした。
しかし、その理由ですと・・・必ずしもネットには当てはまりませんよね。
当時の政治家らが、若年層の投票率が上がることに「びびっていた」のかもしれません。
~というのは半ば本気の冗談にしても、
実際「ネット特有の誹謗中傷」や「なりすましの横行」など、懸念される課題があったのは事実です。
そこで、今回の法改正でどう変わるのかを簡単にご説明します。
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まず候補者や政党だけなく、第三者も
フェイスブックなどのSNS=ソーシャルネットワークサービスやブログなどを使って
候補者への投票を呼び掛けることなどが可能になります。
・・・ただし、これらには色々条件があります。
誹謗中傷対策として、選挙運動用の画面にメールアドレスなど
「情報発信者の連絡先の表示」を義務付けています。
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誹謗中傷に関しては、このほか
プロバイダー責任制限法に特別規定を設け、
もし候補者などからプロバイダーに対して、「名誉棄損じゃないか!」と削除を求める申し入れがあった場合
書き込んだ人間が削除していいか答えなくても、迅速に削除できるように配慮します。
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電子メールも選挙運動に使えるのですが、こちらも条件があります。
メールで投票を呼び掛けられるのは「候補者と政党のみ」に限定されています。
ただし不特定多数に送りつけていいわけではなく
受信者が自らここに送ってくださいと求めたアドレスにしか送ることができません。
また、それが選挙運動用のメールである旨や
送信者の氏名、送信拒否を行う際の連絡先などを表示する義務があります。
このほか、「なりすまし」にも厳しい罰則があります。
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実際の運用には、まだまだ課題も残されているのですが
政党や政治家の考え知る機会が増え、広い世代に政治への関心が高まる可能性はあります。
そうなるとどうなるか。
これまでは高齢化社会を念頭に、高齢者向けの政策が多かった政党も
若年層向けの政策を検討することになるでしょう。
今回はネット上で投票できるわけではありませんが、
結果として投票率の向上につながる可能性はありますねっと。
裁判の判決公判で裁判長が判決文を読み終えた後、最後にひと言付け加えることがあります。
これを「説諭」と呼びます。
記憶にある「説諭」はいくつかあります。
最近ではある裁判員裁判による死刑判決のあとに、
「重大な結論で、 裁判所としては控訴を申し立てることを勧めたい」と付け加えた「説諭」。
また、ライブドア事件の判決公判で堀江被告に対し、
「実刑にしたが、今までの生き方すべてを否定しているわけではありません。
罪を償って、再出発をしてほしい」と、被告を励ました「説諭」。
そして、先月14日。
知的障害を持ち、成年後見人が付いている女性の選挙権を認めた東京地裁での判決後、
裁判長は、
「どうぞ選挙権を行使して社会に参加して下さい。堂々と胸を張って、いい人生を生きてください」
と、「説諭」しました。
私は本質的には判決後の「説諭」は不要と思いますが、この裁判の「説諭」には
司法のアイデンティティや選挙の尊さ、ひいては議会制民主主義の本質を考えさせられました。
もし、お時間がある方は、当裁判の判決文(判決要旨でも)もお読み下さい。
「いい判決文」だなぁと、思うはずです。
マツコ・デラックスさんの番組でも取り上げられた表題の件。
公募は10日に締め切られましたが、応募総数は1万4104件だったそうです。
(郵送が8484件、ツイッターが5620件)
警視庁によりますと、最も多かったのは「なりすまし詐欺」で、600件以上。
「成りすまし詐欺」や「成り済まし詐欺」なども含めると、もっと多いとのこと。
中には1人で100個ほどの案を寄せた人もいたそうです!
警視庁で、似たようなものや要件に合致しないと思われるものを選別した結果、
残ったのは856作品。 たとえば・・・
「あせらせ詐欺」、「おかん助けて詐欺」、「すぐクレ詐欺」、「テレフォン詐欺」、
「パニック詐欺」、「家族一大事詐欺」、「尻ぬぐい詐欺」、「息子局(オレもたせ)」、
「本人は顔みせず詐欺」、「今すぐ金詐欺」、「親ごころ詐欺」 などなど。
1万4104件の中から、5月上旬に優秀作品3点を大々的に発表、
防犯キャンペーンなどで活用していくということです。
ちなみに、新名称の要件とは、
『現金をだまし取る方法が振り込みに限らないことが理解できること』
『被害者を不安にし、パニックに陥らせるものであることが直感的に理解できること』
『高齢者にも理解できる語句を用いること』
『公序良俗に反しない表現であること』
~だそうです。
きょう、4月10日は 「交通事故死ゼロを目指す日」。
交通安全運動期間中の「0(ゼロ)」がつく日に設定されています。
去年、東京都内で交通事故で亡くなった人は183人で、
うち、二輪車に乗っていた人は44人。 全体の24.0%でした。
全国平均が17.9%ですので、東京都内は高い割合となっています。
さらに、二輪車乗車中の死者が損傷を受けた箇所のうち
4割が、胸や腹部だったということです。
そこで警視庁では、胸や腹部を防護する 「プロテクター」 の着用を促進しようと
きょう、「プロテクター普及推進隊」 を発足させました。
バイク便の事業者など二輪車関係団体の協力で
二輪車の運転手に対して広く、プロテクターの着用を呼びかけていくということです。
「強いけど勝てない」
関東大会3連覇、甲子園でも常連として知られながら、8強どまりが多かった浦和学院高についてしまったイメージだ。
その浦学が春のセンバツで見事優勝!
5試合で47点をあげる猛打と、2年生左腕、小島投手の好投で、埼玉勢としては1968年以来の優勝旗を持ち帰った。
なぜ勝てたのか?
もちろん、いくつも要因はあると思うが、東日本大震災以降、森士監督が、選手たちとともに石巻で支援活動を行い、投攻守だけでなく、選手の人間性を育ててきた成果ではなかったか。
大会で5割の打率をマークした主将の山根は、「野球ができることを幸せに感じ、丁寧にプレーするようになった」と言う。「勝ち急がなくなった」とも。
去年のセンバツで大阪桐蔭に逆転負け、秋の明治神宮大会では無名の春江工にも、序盤で5点のリードを奪いながら敗北した浦学。
被災地支援を通じて、慢心や雑さが消え、初心に戻ってプレーできるようになったとすれば、もともと身体能力が高い選手がそろっているだけに、その強さは本物と言っていいだろう。
バスから降りた森監督は、集まった在校生やさいたま市民を前に、笑顔でVサインを作ってみせた。
それは、優勝という誇らしい結果よりも、「ようやく自分が考えているチーム作りができつつある」という確信がもてた証のように私には映った。
「これからは夏の甲子園に向けて、連覇を目指してやっていきたい」
報告会で、森監督も山根も、そして3本のアーチをかけた高田ら他のナインも同じ目標を口にした。本当の強さが備わってきた浦学の今後の戦いに注目したい。
春は、浦和学院 対 済美(愛媛)の決勝だったけど、夏は、浦和学院 対 今治西(愛媛)のカードかな?
悪いけど、深紅の優勝旗は、来島海峡渡って、今治に持ち帰らせていただきやす!
東日本大震災で被災し、全線不通となっていた三陸鉄道南リアス線が盛~吉浜駅で運行再開しました。
3日は無料で乗車できる特別列車が3往復運行され、僕は2番列車に乗り込みました。
真新しい白地に青と赤のラインの車両が駅に到着すると、
ホームで待ち構えた地元の方が手を振るなど、どの駅でも祝福ムード一色でした。
そして、盛駅に到着する間際、車掌さんが「社員一同、来年の全線復旧に向けて頑張っていく」と挨拶すると
乗客の中から拍手が起きました。
ただ、地元の方に聞いても「自動車があるから乗らない」という人も多く、
三陸鉄道の経営も決して順風満帆とは言えません。
「地域の足」としてだけではなく観光資源としての役割も必要で、
列車に乗りながら学習する震災学習列車も企画されています。
トンネルの合間の車窓に広がるのは、壊れた堤防、雑草の生えた更地。
港湾の復旧工事が始まっているところもあるものの、津波の爪あとが未だに色濃く残ります。
「たとえ乗らなくても走ってるのを見るだけで嬉しい」「やっと戻ってきてくれた」という声も。
地域の復興に向けた大きな一歩となる鉄路の復活ですが、
山あいに響く「ピーッ!」という汽笛にさまざまな思いが込められていると感じました。
せっかく写真を撮ったので、
やぎした記者のシモキタ記事の続編を書かせて下さい。
ご承知の通り、小田急線は東北沢、下北沢、世田谷代田の3つの駅が地下化されましたが、
これに伴い、代々木上原駅~梅が丘駅の間にあった9つの「開かずの踏切」が撤廃されました。
踏切だった場所には両サイドに青いフェンスが張られ、旧線路に入れないようになっています。
ちょっと分かりづらいんですが、フェンス越しに旧線路の先を覗くと、
踏切ではなくなった踏切に張られた青いフェンスが遠くまで続いているのが見えます。
珍しい光景なので、遅ればせながらアップしてみました。
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。