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東京は今、大学受験の真っ只中。
少子化と大学乱立で「全入時代」などと言われるものの、人気の大学は高値安定。先日、駿台予備学校を覗いたら、受験生たちが自習室にこもり真剣に過去問に向き合う姿が・・・。
先日、国公立大学の出願状況一覧が発表されたけど、今月半ばから20日過ぎにかけて難関私大の入試が相次ぎ、25日には国公立2次、そして来月には、一部公立の中期日程、さらには、国立の後期日程の試験と続く・・・。
今年の受験生には、ただもう「風邪引かないよう、がんばってね!」と言うしかないが、来年以降、受験予定なら、今から家族で戦略を立てて臨みたいもの。
まず、高校時代に変わった経験(留学、資格取得、部活で成果、生徒会長、賞受賞、ボランティア活動等)をした子なら、AO入試にチャレンジしてみる。
学校の成績がそこそこなら、うまくいけば、東北大やお茶の水女子大だって夢じゃない。
「う~ん、学校の成績がどうも・・・」というならFIT入試はどうだろう。これは慶応義塾大法学部で実施されている制度。
「第一志望で慶応の法学部で勉強したい」学生と、「この学生を教えたい」という法学部教員との良好な相性(FIT)があれば入れる制度なので、「なんで私が慶大に?」となるかも。
秘策中の秘策は、センター試験でまずまずの結果があれば、の話だけど、あの一橋大の、しかもあえて後期試験にチャレンジする手も。
社会学部を例にとれば、センター試験の900点満点を300点満点に圧縮し、2次は論文(300)と面接(300)の600点。書けて喋れれば、大逆転も可能なのだ。
「でも後期は高倍率・・・」と思うことなかれ。2段階選抜で受験できない志願者、前期日程で東大などに合格した志願者がゴッソリ抜けるから、実倍率は思ったほどじゃない。
な~んてことを、お子さんの志望校に合わせて戦略として立てて臨めば「百戦危うからず」(孫子の兵法)だ。
いずれにせよ、新年度から高校にも新学習指導要領が適用されるのに伴い、来季は出題傾向が若干変わることが予想される。
AOをやめる大学もあれば、逆に新設する大学もあるので、塾任せ、学校任せにしないことがポイント。
機会があれば、ニュースパレードで大学入試の変化についてもお伝えしていきたい。
で、いつ戦略を立てるかって? 今でしょ!(東進ハイスクールかい)
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
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部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
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