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「これはニュースとして扱うべきなのか、それともスポーツニュースとして処理すべきなのか」
日頃、デスク(末席です、自称:張出デスク)をしていると、たまにこんな疑問に直面することがある。
でも、報道畑のアタシでも、組織上は、「報道スポーツセンター」なので、何かと便利。スポーツニュースの色合いが濃い取材でも、不自然じゃない。
きのうの大鵬(故・納谷幸喜さん)告別式もそう。
アタシは現在、28歳だけど(サバよむなー)、名横綱・大鵬が、先代貴ノ花に一気に寄り切られた一番は鮮明に記憶している。
土俵下で首をかしげた大鵬を見て、「この人、辞めちゃうな、きっと」と予感したものだ。
「巨人、大鵬、卵焼き」・・・四国生まれのアタシには、「松山商業、大鵬、鯛のお刺身」ってとこだった。
28歳でも(まだ言うか!)、大鵬の雄姿は記憶しているので、きのうは「昭和が終わったなー」という思いが涌いてきた。
こちらは、やはりきのう行われた柔道女子日本代表、園田隆二監督の記者会見。
これも体罰という社会問題では報道部の出番、柔道という意味ではスポーツ部。「報道スポーツセンター」なら、どっちでもOKなので、会見前、全柔連に名刺を出したときも怪訝な顔ひとつされずに済んだ。
会見場所は柔道の聖地、講道館。正面には"柔道の父"嘉納治五郎の銅像がドーンと立っている。
嘉納治五郎と言えば、「人に勝つ前に自分に勝て」をモットーに後進を指導してきた教育者でもある。
会見を聞き、治五郎の銅像を眺めながら、園田監督も、ビンタや蹴りではなく、個々の選手に「自分に勝つ」を植えつける指導をしていれば、と感じた。
相撲も柔道も、組織自体が古い体質を引きずっている世界。何を契機にしてでも、新しい体質に生まれ変わってほしいなー、と願う。
アタシの取材領域は、政治や教育問題だけど、「報道スポーツセンター」の部員(八番打者だけど)として、スポーツ分野でも、きちんとお伝えすべきものは伝えていこうと思っている。
蛇足ながら・・・今ね、報道スポーツセンターじゃあ、筆頭デスクの結婚で大騒ぎっす。結婚オメ!
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。