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1月17日
神戸市三宮の東遊園地では「阪神淡路大震災1.17のつどい」が開かれました。
画像の竹灯篭は上空から見ると「1.17」の形に並べられています
あれから18年
いまや神戸で震災経験を持たない市民は4割に上ります。
炎の前でボランティアから説明を受けていた中学生らは
18年前にここで震災があったことを
実感として受け止められないようでした。
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今年は、まもなく震災発生から2年を迎える東日本大震災との交流イベントが行われました。
しかし「1・17」の文字の横に並ぶはずだった「3・11」の文字は小さく
片隅に追いやられていました。
実行委員によれば、ふたつの数字を並べることに消極的な声があったそうです。
「東日本大震災のことばかりがクローズアップされるなかで
阪神のことが忘れられてしまう」と思っているかたも少なくないからです。
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それでも
竹灯篭にともされた炎の種火は
岩手や福島で燃え続ける鎮魂の炎と
神戸の「希望の灯り」の炎をあわせたものでした。
それぞれの被災者は
経験や思いを持ち寄って、ともに次の世代に語りついで行こうとしています。
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18年を迎えた思いをつづる寄せ書きには
今も家族を思うメッセージなどがたくさんつづられていました。
「生き残った私が必ず伝えていくよ」
「この神戸の姿を、当たり前の風景だとは思いません。
みんなが支えてくれたこと忘れません」
「亡くなったひとたちのぶんまで生きなくていい。
僕たちが今を生きる、それだけでいい」
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