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16日の衆院選が憲法に違反しているとして、弁護士グループが提訴しました。
理由は選挙区によって有権者の数が大きく違う、いわゆる「1票の格差」。
すでに最高裁は最大格差2.3倍の2009年衆院選を
「違憲状態」とする判決を出しています。
この「1票の格差」、今回の選挙で具体的に見ると・・・・
有権者の数で一番差があるのは、
千葉4区の約49万8000人と、高知3区の約20万5000人。つまり2.4倍です。
有権者が2倍以上いるのに、選ばれる議員の数は同じ。
⇒つまり千葉4区の1票より、高知3区の1票の方が価値が2倍以上重い、
それは不平等だ!ということです。
弁護士グループは選挙の無効を求め、
人口の多さに比例した選挙区割りを作り直すべきだとしています。
小選挙区の数は同じ300として、総務省の去年のデータで単純に計算してみると・・・
●有権者全体は1億400万人÷小選挙区300区=35万人で1区くらい
○千葉県は508万人ほどなので、現在の13区→14.5区くらい
○高知県は64万人ほどなので、現在の3区→1.8区くらい
とはいえ人口の多い都市部ばかり選挙区が増えれば
地方の声が届きにくくなる、とも言えます。
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