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ランチは寿司に限る。わが家で寿司好きはアタシくらい。よって1人で、なけなしの小遣いをはたいて寿司を食う機会が多い。
さて、目の前に出された寿司ネタを見ながらふと考えた。大盛りにしたので、寿司ネタは全部で12カン。
目の前の寿司ネタは、いずれも、「ボク、今、脂が乗ってるよ」「何てったって今が旬ですぜ」「私を食べてみて!絶対おいしいから」と訴えてくる。
どれもうまそうに見えるが、食べてみると、「何だよ、いまいちじゃん」と思ってしまうかもしれない。
もちろん、期待どおりに、「こりゃあ、うめえや」と納得の一品かもしれぬ。ただ、よほどの名店は別だが、瀬戸内育ちでうまい魚に慣れているアタシから見ると、「東京の寿司ランチは食べてみないとわからない」というのがホンネ。
これって選挙も同じなのでは?
12の政党は、今、声高、「うちに投票して!」「我々は生活者重視だよ」と訴えている。どのみち、脱原発であろうと当面容認であろうと、これまでのように原子力に頼る時代は去ったし、増税も不可避。
もっと言えば、TPPだって、推進派であっても、国内の農林水産業などには配慮するだろうから、突き詰めていけば、どの党の政策にも差異は感じられない。
おまけに、選挙後の枠組みしだいでは、どの党が選挙戦での旗印を微妙に変更するかわからず、寿司ネタ同様、「投票してみて、結果が出ないとわからない」っちゅうことになるのでは???
寿司ネタなら12カン全部食べればいいのだけど、1つしか食べられない選挙は、投票先が難しい。
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