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これは、41人が犠牲になった宮城県南三陸町の「防災庁舎」の今の姿だ。
今では町の人々の「祈りの場」となって、多くの花が供えられている。
町の人だけではない。観光バスが停まり多くのかたが手を合わせていく。
現地では「語り部=被災者」が津波の悲惨さを伝えるツアーが行われている。
また、修学旅行のコースに組み込んでここを訪れる学校もあり、
町の人々は「帰ったらおうちの人やお友達に、この光景を伝えてね」と語りかける。
町が被災地を見に来る人を歓迎するのは、
現状では観光収入そのものが目的なのではない。
仮設入居以来、一歩も復興が進んでいない状況下で、
そして、復興予算が見当違いに使われている状況下、
「私たちを忘れないで」という切実な想いがそこにある。
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。