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オリンピックが閉会し、LONDONから帰国すると日本では「政局」真っ只中という状況になっていた。
連日、各競技で全力で戦う世界のアスリートたちの姿に胸を熱くした17日間の感動から隔世の感、
浮世離れした政争には正直「うんざり」する。が、スイッチを切替えてこの国の行方を正視しよう。
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民主党政権はもはや難破船のごとき満身創痍、社会保障と税の一体改革法案を可決する為だけに
党の存在意義を国民に問うているように見える。
「解散」は一体改革法案を可決する為のリーサルウエポンだ。
8月8日の会談で野田総理は間違いなく机の下で自民党の谷垣総裁と解散時期を握ったはずだ。
自民党の中には9月8日の今国会の会期末までの解散を主張する声も少なくないが、
おそらく「解散カード」は秋の臨時国会で切られるのではないか。その前提として9月末に予定されている
民主党代表選、そして自民党総裁選で野田・谷垣の両トップの再選があるだろう。
この前提は結構高いハードルに見えるが、他の選択肢を当てはめると、余計、視界不良になる。
まさに魑魅魍魎。
一方、大阪維新の会を中心とするいわゆる第3極の国政進出への動きも活発化してきた。
維新の会は果たして何を争点にして国政選挙を戦うのだろうか?
大阪都構想はすでに法案が提出されており、大きな争点にはなりえない。
私は選挙がブームやムードに大きく左右される事に大きな危惧を感じる。
我々報道メディアは「小泉チルドレン」「小沢ガールズ」の結末を再度よく検証しなくてはならないだろう。
「選挙の為の政治」という現実は総選挙を釈然としない茶番劇にしかねない。
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だからこそ、もう一度自分に言い聞かせる。我々はこの国の行方を正視する。
報道スポーツセンター部長 関根英生
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。