« しゅうせい | メイン | メトロン星人の教え。 »

2012年6月25日 採決前夜

NODA2.bmpのサムネール画像

6月25日、民主党の臨時代議士会で社会保障と税の一体改革関連法案の衆議院通過に向けて挨拶する野田総理大臣。
社会保障が待ったなし。安定財源を確保し、経済もやる、政治改革も、行政改革も全てやり抜いていくという包括的な改革の必要性を訴え、最後に、「私を、そして執行部を信頼していただき、一致結束して皆で力を合わせて、この法案通過に向けてご支援を、ご賛同いただけますように心から、心から、心からお願い申し上げます」と締めくくった。
最後は、声を絞り出すように、まさに全身全霊で集まった議員に対して訴えた野田総理。
想いは胸に響いたのか、それとも「最後の断末魔」ととらえられたのか・・・


衆議院本会議前に開かれる代議士会は通常、フルオープンだが、今夜に限っては総理挨拶まで。
法案反対派の議員たちが、すべての議論を公開するよう野田総理や執行部側に詰め寄るも、聞き入れられず、その後、約1時間で代議士会は打ち切られた。

採決前夜・・・
小沢元代表のグループは、都内のホテルで作戦会議と最後の意思確認。
執行部は、造反議員の扱いに頭を悩ませながらも切り崩しの電話攻勢。
どうにも態度を決められない議員らは、採決当日、早朝の両院議員総会開催を求めて、夜を徹しての署名集めに奔走中。
党内悲喜こもごも、法案成立に命を懸ける野田総理、採決前夜はどんな夢を見るのでしょうか。
                                                                                                          
社会保障と税の一体改革関連法案は、8つの法案に分けて採決される。
最初に分けた年金、子ども子育て、税の3グループ一括で採決する案も当初、検討されていたが、なぜか8つに細分化された。
ちなみに反対派は全ての法案に反対するわけではなく、消費税、社会保障制度、子育て関連の法案だけ反対ということになるだろう。
一体改革なのに、法案ごとに反対と賛成。一体とは何のため、そもそも誰のための一体だったのか。よくわからなくなってしまったまま、採決へ。。。

文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。

その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。

それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。

2014年10月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31