今年はオリンピックイヤー。ロンドンで夏のオリンピックが開催されます。
ロンドンでオリンピックが開催されるのは1908年(4回大会)、
1948年(14回大会)に続いて3回目です。
日本は5回大会のストックホルムオリンピックが初参加なので、
4回大会のロンドンオリンピックは参加していません。
また、14回のロンドン大会は第2次世界大戦の敗戦国を理由に
出場が認められませんでしたので、今回(30回大会)がロンドンオリンピック初参加です。
文化放送報道スポーツセンターからは
この夏のロンドンオリンピック(7月27日~8月12日)の取材&中継に
報道G・清水克彦君、スポーツG・長谷川太君、そして私が行って参ります。
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北京オリンピックでは採用されていた、ラジオ中継に適した競技~野球とソフトボールが
ロンドンオリンピックでは採用されていない為、残念な面はありますが、その分、
男女サッカーに大きな期待がかかります。
ロンドンとの時差は8時間。
各競技が行なわれる時間は日本時間の午後5時から午前6時の間です。
男女のサッカーは深夜から未明にかけて生中継となります。
文化放送では予選リーグの日本戦全試合と、
決勝トーナメントも日本が出場する試合はすべて生中継します。
眠気を吹き飛ばすような実況中継をお届けしますので是非、お聴き下さい。
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私自身は個人的に飛込み競技に唯1人出場する
中川真衣選手(女子高飛込み8月9日(木);大会13日目)に注目します。
代表選考会のワールドカップでは決勝7位に終わりましたが、
中川選手を指導する安田憲正コーチは「最高(の結果)なら銅メダル」と言い、
教え子に期待をかけています。
日本は飛込み競技では、まだメダルを獲得していません。(最高4位入賞)
厳しい戦いとなるとは思いますが、ロンドンでは中川選手を応援したいと思います。
報道スポーツセンター部長 関根英生
そして26日、消費税率引き上げ法案は記名投票の形で採決が行われたのである。
賛成363票、反対96票で、民主・自民・公明・国民新党・たちあがれ日本などの賛成多数で可決された。
民主党の議員では小沢元代表や鳩山元総理大臣など57人が反対した。
また、欠席または棄権した議員は合わせて16人だった。
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小沢グループは本会議終了後、国会内で会合を開いた。
小沢氏がやや遅れて会議室に入ると、ドアの向こうから割れんばかりの拍手が響いた。
そして、終了後には臨時の会見も開かれた。
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小沢氏らは新党の結成も視野に離党を検討しており、この場で今後の政治活動を示すものと思われた。
ところが、小沢氏の口から出た言葉はこうだった。
「なお最後の努力をして民主党の在り方を変えるということを、政府あるいは党執行部に対し主張していく」
つまり、今の時点では離党しないということになる。
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今回の採決後に、何人が党を離れるかが「注目点」だった。
54人以上ならば、民主党は衆議院でも半数を割り込み野田政権は窮地に陥る。
確かに今回の57という数字は54を超えてはいるが、微妙とも言える。
鳩山元総理らは反対票を投じたものの、自発的な離党はしない考えを明らかにしている。
この段階で離党、新党結成と断言してしまうには、やや躊躇する数字だったのかもしれない。
また、執行部が検討している処分の重さや時期を見極めようとしてるのかもしれない。
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今後の展開はまだまだ波乱含みだ。
衆議院本会議後の会合には40人あまりの衆議院議員が参加したが、実は10数人の参議院議員も出席していた。
党執行部は造反議員に対する処分の重さや時期で頭を痛めているが、その判断によっては参議院での審議や採決に影響がでる可能性もある。
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ところで僕はウルトラセブンが好きだ。
その第8話「狙われた街」に名場面がある。
モロボシ・ダンが探し当てた侵略者、メトロン星人のアジトは畳にちゃぶ台の狭い和室であった。
メトロン星人はモロボシ・ダンを迎えいれ、ちゃぶ台を挟んでこう語る。
『地球を壊滅させるのに暴力をふるう必要はない。
人間同士の信頼感を無くせばよい』
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ひとつの政権党が、今まさに分裂していく様を見て
メトロン星人のこの言葉が頭に浮かんだ。
フォッフォッフォ(←これはバルタン星人だ)
6月25日、民主党の臨時代議士会で社会保障と税の一体改革関連法案の衆議院通過に向けて挨拶する野田総理大臣。
社会保障が待ったなし。安定財源を確保し、経済もやる、政治改革も、行政改革も全てやり抜いていくという包括的な改革の必要性を訴え、最後に、「私を、そして執行部を信頼していただき、一致結束して皆で力を合わせて、この法案通過に向けてご支援を、ご賛同いただけますように心から、心から、心からお願い申し上げます」と締めくくった。
最後は、声を絞り出すように、まさに全身全霊で集まった議員に対して訴えた野田総理。
想いは胸に響いたのか、それとも「最後の断末魔」ととらえられたのか・・・
衆議院本会議前に開かれる代議士会は通常、フルオープンだが、今夜に限っては総理挨拶まで。
法案反対派の議員たちが、すべての議論を公開するよう野田総理や執行部側に詰め寄るも、聞き入れられず、その後、約1時間で代議士会は打ち切られた。
採決前夜・・・
小沢元代表のグループは、都内のホテルで作戦会議と最後の意思確認。
執行部は、造反議員の扱いに頭を悩ませながらも切り崩しの電話攻勢。
どうにも態度を決められない議員らは、採決当日、早朝の両院議員総会開催を求めて、夜を徹しての署名集めに奔走中。
党内悲喜こもごも、法案成立に命を懸ける野田総理、採決前夜はどんな夢を見るのでしょうか。
社会保障と税の一体改革関連法案は、8つの法案に分けて採決される。
最初に分けた年金、子ども子育て、税の3グループ一括で採決する案も当初、検討されていたが、なぜか8つに細分化された。
ちなみに反対派は全ての法案に反対するわけではなく、消費税、社会保障制度、子育て関連の法案だけ反対ということになるだろう。
一体改革なのに、法案ごとに反対と賛成。一体とは何のため、そもそも誰のための一体だったのか。よくわからなくなってしまったまま、採決へ。。。
ロンドン五輪まで36日。もともと政治記者なので、永田町の動きが気になりつつ、 きのうは、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターへ、体操女子チームの強化合宿の取材に出かけた。
(おー、小沢さんが輿石さんに採決で反対するって言ったか!)
田中理恵選手や鶴見虹子選手ら代表全員がそろい、今日は基礎練習中心。
田中選手は、「いい練習ができている。最高の25歳にしたい」と、いつもの理恵スマイルを見せてくれたし、怪我で全日本、NHK杯と厳しい試合が続いた鶴見虹子選手も、「手も肩もずいぶん良くなってきた」と笑顔を見せた。(おっと、小沢さんが昼の会合で、離党に言及したそうな)
体操女子は、団体で入賞、種目別でも決勝へ進むことを目指している。また、54年のメルボルン大会以降、実に28個の金メダルを獲得してきた男子は、団体と個人総合、さらには「床」「平行棒」「鉄棒」など種目別で金メダルを目指している。
それぞれ、調整は順調と言いたいところだが、1つ、大きな問題が・・・。
(問題ありは民主党の専売特許じゃなかったのね)
なんでも、五輪で使われる器具と、これまで練習してきた器具とでは、硬さが違うというのだ。床のマットは硬く、平行棒のしなりも、これまで練習してきたものほど曲がらないそうだ。
そうなると、着地、離れ技などに影響が出る可能性があり、各選手とも、違和感なく本番に臨めるよう、残り1ヶ月で体に覚えこませなきゃならなくなるのだ。
(それでも、あと数日のうちに離党するかどうか決めなくちゃいけない小沢Gよりはマシか)
ナショナルトレーニングセンター3Fの体操練習場には、壁面に、男子にとって最大のライバル、中国チームの各選手の演技構成が貼り出されていた。
「ふふ~ん、内村くんが鉄棒で見せる『カッシーナ』のようにG難度の技をやる選手は、そうそういないな」
それを見ながら少し安堵した私だが、中国選手以上に、器具の違いが壁になるではないか。
女子は入賞のために、男子は金メダルを獲るために、それぞれ5人の戦士を選んだ。あと1ヶ月で、器具のわずかな違いを克服し、特に男子は、試合会場のメインポールに日の丸を揚げてほしいものだ。
(御年70歳の小沢さんには、もうG難度の離れ技はないな)
6月15日の23時過ぎ、民主・自民・公明3党が社会保障と税の一体改革をめぐる修正協議で合意。期限まで残り1時間を切っていた。
1週間に及ぶ協議では、「マニフェスト撤回しろ」「いや、党の看板はおろせない」などなどのやり取りが繰り広げられたが、最終的にはどちらも都合のよいように解釈できる玉虫色の文言修正で落ち着いた。
これはいつか見た光景。
合意にメドがついたことから、民主党では全議員を対象にした修正協議の中間報告会が党本部で開催され、反対派が猛反発。
これもいつか見た光景。というより「しゅうせい」?
民主党本部の前では「消費税反対」、官邸の前では「原発再稼動反対」の声。
市民の叫びは野田さんに届いているのだろうか。
かつて消費税を日本で初めて導入した竹下元総理も政治生命をかけてこの問題に取り組んだ。国会では大蔵大臣を兼務しながら、積極的に答弁にも立っていた。
不退転の決意の野田総理、社会保障と税の一体改革特別委員会で答弁したのは最初のうちだけ。せめてもう少し竹下さんくらいの気概を見せてほしかった。
きょう警視庁が新たに公開したのが、高橋克也容疑者の筆跡です。
これは今月4日、川崎市内の信用金庫で
現金238万円を引き出した際の払い戻し伝票です。
高橋容疑者は「櫻井」の偽名を使っていましたが、
この伝票には、画数の少ない常用漢字の「桜」が書かれています。
他の字も全体的に雑な印象。
また印鑑も、印影が鮮明ではなかったからでしょう、
何度か押し直していることから
預金を下ろす時にかなり焦っていたであろう様子がうかがえます。
数字の「9」にも注目です。
本来の下記順とは逆の時計回りに円を書き、
そのまま下に下ろすという書き方をしているのが特徴です。
これは去年10月、勤務先の建設会社に提出した履歴書です。
高橋容疑者本来の筆跡か、わざと丁寧に角ばって書いたのか・・・。
警視庁は、似た筆跡の人物がいないかなど
情報提供を呼びかけています。
斉藤和義さんが『ずっとウソだったんだぜ』と歌うビデオが
原発事故直後に話題になった。
斉藤さんが自らのヒット曲を替え歌にし
国や電力会社を痛烈に批判したものだ。
これは、どこかの部屋に固定されたカメラの前で斉藤さんがギターを弾き語るもので、
映像には斉藤さん本人しか映っていない。
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しかし、会津若松で行われたライブに
斉藤さんが生出演されていたことをあとで知った。
歌もギター一本のスタイルも、あのビデオと同じものだったが、
ただひとつ違うものがあった。
それは、「観客席」だ。
歌を聞く「福島の人々」の表情が映しだされていたことだ。
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歌が始まると、客席にいた女性が両手で顔を覆い泣き崩れた。
我慢して我慢して手拍子をしようとするけれど、どうしても涙を拭いきれない。
このひとたちは、当時
「誰かが自分の気持ちを叫んでくれる」のを待っていた。
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先週8日、野田総理は
「大飯原発運転再開の必要性について説明する会見」を開いた。
「安全性は確保されており、再稼働が必要だ」
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しかし、総理の会見は、
「原発の意義や再稼働の必要性を国民に向かって直接訴える」よう求めてきた福井県知事の要請に応えたに過ぎない。
そのためか、総理の言葉に「国民が納得できるように説明しよう」という意思は感じられなかった。
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福島第一の原子炉内の様子も事故の経緯も正確に把握できないなかで、
今、一番に国民に説明すべきは『再稼動の必要性』ではない。
国民との約束を反故にしても何も感じない総理には、
泣き崩れた女性の気持ちはわからないだろう。
あの会見を聴きながら、斉藤さんの歌声がよみがえった。
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『俺たちを騙して言い訳は「想定外」
懐かしいあの空、くすぐったい黒い雨。
ずっとウソだったんだぜ やっぱバレてしまったな
ほんとウソだったんだぜ・・・』
特別手配され、いまだ逃走を続けている高橋克也容疑者。
きょう新たに警視庁が公開した写真は、キャリーバッグです。
4日(月)、正午すぎに川崎市内の信用金庫で預金を下ろした高橋容疑者は
13時すぎ、近くのデパートに行き、キャリーバッグを購入していました。
この時、デパートでは20分ほどウロウロしていたそうです。
キャリーバッグとはいえ、ソフト素材でボストン風。
肩からも掛けられるタイプで、値段は5990円。
寮の部屋のゴミ箱からレシートが見つかったということです。
警視庁は高橋容疑者がこのキャリーバッグを持って
逃走しているとみて、全力で行方を追っています。
昨夜は年甲斐もなく、AKB48選抜総選挙を秋葉原のAKBカフェで堪能してしまった。
報道部の中には、「AKB? なんかニュースとして出したくないなあ」という考え方の人もいるが、これは社会現象。
「CDを買えば1人で何票でも投票できるなんて・・・」「AKB商法のお先棒を担いではいけない」などと面倒くさいことを言わず、なぜ、ここまで年配の方も含めて熱くなるのかを社会学的に見る見地があっていい。
それは例えば、自分の投票が結果に反映されるという感覚である。直接選挙でトップを選ぶという楽しみである。
さらに言えば、永田町政治が閉塞的で、何も進められないのとは対照的に、彼女たちは少なくとも政治家以上に票の重みを感じ、励みにしてくれるという期待感ではないか。
きのうの総選挙を、「ああ、AKBね」で済ませては感度が鈍い。NHKだって9時のメインニュースで2番ネタで取り上げたほどだ。
写真は今日の民主党・小沢Gでのひとコマ。小沢氏は相変わらず、消費増税に反対の意を表明し、「国民の支持は我らにあり」と言わんばかりの挨拶を行った。
それもひとつの考え方ではあるが、何かにつけ反対では、それこそ政党政治の基盤が揺らいでしまう。
少なくとも、AKBのメンバーは、それぞれに思いはあっても、総選挙が終われば1つにまとまる。大島優子さんをセンターに、前を向いて活動を継続していくことだろう。
その姿は、少なくとも今の民主党よりマシで、選挙民の付託に応えてくれそうに見えるのは私だけだろうか。
選挙民の思いに応え前に進む人にこそ、「風は吹いている」。
きょう、高橋克也容疑者の新たな画像が公開されました。
菊地直子容疑者が逮捕された翌日の4日、
夜勤を終えた高橋容疑者は午前9時半頃、川崎市内の社員寮に帰ってきました。
普段ならそのまま自分の部屋に行くそうなのですが、同僚から
「菊地直子が捕まったね」
~と聞かされ、そのままコンビニエンスストアへ。
コンビニでは新聞2紙とお弁当を買ったそうです。
そのコンビニから出てきた時の画像がこちら。↓
そして寮に帰って着替え、正午すぎ、金融機関に預金を下ろしに行きます。
その後、再び寮に戻り、同じ建物の中にある会社の事務所に立ち寄ります。
その時の画像がこちら。↓
事務所に立ち寄った時間は午後2時半頃。
高橋容疑者は、この服装で、
さらにコンビニでの写真にある大きな黒いバッグを持って
逃走したとみられます。
オウム真理教による地下鉄サリン事件などで
特別手配されている、高橋克也容疑者(54歳)。
本人とみられる画像が公開されました。
これは高橋容疑者とみられる「櫻井信哉」と名乗る男が
勤務先に提出した証明書の写真。
提出されたのは去年10月か11月ですが、撮影された時期は不明です。
この写真を菊地直子容疑者に見せたところ、
「高橋容疑者に間違いない。一緒に住んでいた頃より老けている」
と話したということです。
そして、おととい昼頃。
神奈川県川崎市内にある金融機関の窓口で
「櫻井信哉」名義の口座から預金を下ろした男の画像。
赤いリュックは、高橋容疑者とみられる男が
最近まで住んでいた住居から見つかっていますので、
銀行で預金を下ろした後、いったん自宅に帰って着替えるなどし
別のバッグで逃走しているとみられます。
引き出した金額は238万円。 預金のほぼ全額だそうです。
一度に下ろせる上限額が90万円だったことから
男は3回に分けて合わせて238万円を引き出しましたが、
その際、行員に「なぜ一括で下ろせないんだ!」などと話し、
慌てた様子だったということです。
情報提供は、警視庁築地署特別捜査本部、03-3543-0110です。
ニュースの多い、なんとも慌しい一日でしたが、
東京高裁では秋葉原無差別殺傷事件で殺人の罪に問われ、
一審で死刑判決を受けた加藤智大被告の控訴審が始まりました。
弁護側はあらためて責任能力を争点にし、死刑回避を求めました。
検察側は控訴棄却を求めています。
ただ、加藤被告は出廷せず。
弁護士によれば本人が出廷を望まなかったそうです。
ただ、事件の被害者も「本人から真実が聞けなかった」と
悔しさをにじませていた一審のことを考えれば、
控訴審で発言の機会がないというのは・・・と複雑な気持ちも・・。
次回は来月2日、被害者遺族らが意見を述べることになっています。
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。