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2012年5月27日 国会事故調

福島第1原発の事故を検証する国会事故調査委員会で今日午後、
当時、官房長官だった枝野経済産業大臣を参考人として聴取。
枝野さんの答弁を現場で取材しての印象は、
『当事者意識が薄い?」といったら言い過ぎかもしれないが・・・

違和感を覚えたのは
「今、3.11当時に戻っても、あんまり違った対応にならないんだろうと思っている。
結果的にもっと違う対応をすればおかけをした迷惑が若干でも小さくできたかもしれない」
という言葉。枝野さんの意図がわからない。

また、情報収集と予測が十分ではなかったといいつつ、「情報の出し方、
プロセスに問題はなかった」などと発言。
当時、情報が命綱である被災地の人たちにとって
枝野さんの一言一言はとても重かったことは委員の1人、
被災者の蜂須賀さんも指摘している。
情報収集に追われ右往左往する官邸、そこから発信された情報で被災者も右往左往。


東電の勝俣会長、当時、経済産業大臣だった海江田さんに対する
事故調での聴取も取材したが、枝野さんも含め共通するのは
「反省」という言葉を繰り返し述べるが、決して「自身の責任」について言及はしない。


28日は、いよいよ当時総理大臣だった菅さんへの聴取が行われ、事故調は大詰めを迎える。

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