« 本当に受け入れてほしかったモノは。 | メイン | ドライブ行こうぜ。 »
金曜、土曜と、代々木第一体育館で行われたロンドン五輪代表選考会を兼ねたNHK杯体操を見てきた。男女ともに5人の代表選手が決まったが、率直な感想は、「守りに入らず攻めた選手が強い」。
写真は5日(土)の女子代表の会見。
印象に残ったのは、美濃部ゆう選手の「とにかく最後まで攻めようと思った」や、鶴見虹子選手の「自分の力を信じて攻めの体操をしようと思った」というコメント。最後の代表枠(=5位)に滑り込んだ北京五輪経験者の新竹優子選手も、「最後まで攻めようと思った」とコメントした。
客観的に見れば、女子の世界での位置づけは5~7位あたりかもしれないが、彼女たちがロンドンで攻めの姿勢を貫けば、世界選手権で銅メダルを獲得した中国とのポイント差(=約6ポイント)は縮められるのではないかな。
一方、男子も、すでに内定していたエース内村航平選手に加え、総合力のある田中和仁選手、世界選手権銅メダリストの山室光史選手と、床のスペシャリストである加藤凌平選手、そして鉄棒が得意な田中佑典選手が代表に。
個人総合での金はもちろん、種目別でも十分メダルが狙える顔ぶれだが、注目の団体も、中国、アメリカを上回る戦力が今の日本にはあるように思う。
中でも、内村選手の鉄棒は圧巻。トカチェフ(伸身の離れ技)に1回ひねりを加えるF難度のリューキンやカッシーナという技がすごい! しかも他の選手より高速。
リューキンなんて、金魚だけかと思ったら、やっぱり世界選手権3連覇の男はモノが違うね! どの種目もピタリと着地を決めて見せた。
そんな中、気になったのは、私と砂山アナが陣取る記者席に、きのうは中国人グループが記者でもないのにドカドカ入り込んできて、撮影禁止にもかかわらず、しきりに内村を録画していたこと。(ふざけんなー!)
飲み干したペットボトルやお菓子の食べ残しを記者席に残したまま立ち去った彼らを見て、「中国には絶対、負けねえ」と思ったね。選手でもないのに。
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。