« バレンタインデーキス | メイン | 磯の風味 »

2012年2月16日 海沿いの自治体、「備え」は大丈夫か?

 政府から世界文化遺産に推薦されたばかりの神奈川県鎌倉市。頼朝が幕府を開いたことでもわかるように、三方を山に囲まれた天然の要害でもある。
 しかし、問題は南に面した海だ。写真は由比ガ浜。芸能人のサーフィン用のマンションや別荘もある景勝地が、東日本大震災並みの地震と津波に見舞われたとしたら・・・。
eoh9E6x4noKCo_3-30622-1-attach-d3.jpg これまでの試算では14.4メートルの津波が押し寄せると言われているが、もし東北のように想定以上のものが襲ってきたら、長谷寺や鶴岡八幡宮まで被害が出るかもしれない。
 鎌倉市では県に働きかけ、県が新たな予測図を作成するのを待って、ハザードマップを作り直すと言う。
 鎌倉市は風致地区のため、建物自体、15メートル以下に抑えられている。それだけに、大津波の場合、2階3階に逃げても、写真のように海抜が低いエリアだと危険。
 来月11日で震災1年。文化放送でもさまざまな形で、被災地の今や原発の現状についてお伝えしていくことになるが、被災地でない海沿いの街も、南海地震や東南海地震を思えばかなり危険なのだということを、近く、鎌倉市を例にお伝えできたら、と思う。

文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。

その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。

それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。

2014年10月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31