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去年1年間に届出のあった落し物は、約293万6000件。
このうち、現金は約28億5000万円だったと、警視庁が発表しました。
↑ この1万円も上記に含まれてます。
去年秋、駅の階段で拾った1万円。
落とし主が現れなかったため、先日ついに私のものとなりました!
何に使おうか悩みつつも財布に入れたため、
いつの間にか生活費として使っちゃって終わりでしょうね。
ちなみに、落とし主に返還された現金は、約20億6000万円で、
拾った人に引き渡されたのは、約5億1000万円。
しつこいようですが、私の1万円もこれに含まれてるんですね。
なお、拾得物の品目で最も多かったのは「衣類」で、約46万2000枚。
以下、「傘」、「証明書類」、「財布類」、「有価証券類」(!)の順だそうです。
きのうのランチは写真のラーメン。好みはあるが、文化放送がある東京・浜松町界隈で、私が「一番うまい!」と思うラーメン。1000円もするが、具材の全てにこだわりが感じられるところがいい。
しかし、仮に誰でもラーメン店なら開店できるように仕組みが変わったらどうだろう? 「安かろうまずかろう」の店が乱立し、一杯1000円も取る店は、いくらこだわりがあっても潰れてしまうかもしれないね。
同じことが幼児保育でも起きるかもしれない。社保と税の一体改革と並行して政府が進めている幼保一元化、いわゆる「子ども子育て新システム」は、文科省所管の幼稚園と厚労省所管の保育所を一元化し、就学前の全ての子どもが、「こども園」(仮称)で、親の生活スタイルにかかわらず、良質な教育を受けられるようにするというもの。うたい文句には、「少子化対策」「ワークライフバランス」など、耳障りの良い言葉が並ぶ。
しかし自治体に一括して交付金が支払われ、認可保育園制ではなく、会社やNPOなどでも自治体がOKすれば保育に参入できるようになる点、3歳未満と3歳以上に分け、3歳未満には保育士資格のない「保育ママ」を充てようとしている点など、保育の質の低下が懸念される内容なのが実情。
そうなると、マジメにやってきた保育園が潰れ、経営手腕に長けた企業が幅を利かす恐れもある。
保育関係者の話を聞きたいと、7~8箇所、保育園に取材を申し込んだら全部NG。「役所に聞いてくれ」「我々は公務員だから話せない」とは情けない。おそらくバイアスもかかっているのだろう。
しかし、疑問に思えば語るべきだ。それを素通りしてしまうから、考え方は良くても、核論でまちがった方向へと進んでしまうのではないか。
今国会のハイライトは消費増税や普天間問題、そして震災復興や原発対策だが、それらだけが焦点じゃない。この新システムのほうが要注意だ。
うまいラーメン屋が潰れるのも困るが、一生懸命やって来られた保育施設が無くなる恐れがあるような制度はもっと困る!
優れた鉄道旅行プランを表彰する「鉄旅オブザイヤー」の表彰式が行われました。
グランプリは普段は運転していない夜に特別列車を走らせ、
怪談話を聞くという京都・嵯峨野観光鉄道の夏のプラン。
このほか、特急列車で九州を1周するプランや、貸切列車で結婚披露宴を開くものも。
成功のキーワードは「鉄ちゃん(鉄道ファン)以外にも伝わる、目的としての鉄道」。
個人的にもその通りだと思いました。
例えば、九州新幹線も手がけた
水戸岡鋭治さんデザインの車両。
JR九州では既にたくさんありますし、
和歌山電鉄で走るのが「たま電車」です。
外装も内装もねこ尽くしで、
とにかく乗っているだけで楽しくなります。
このほかにも、乗っていて楽しいのが、
青森・津軽鉄道の「ストーブ列車」。
その名の通り、ストーブがあるのはもちろん、
添乗員さんが津軽弁で説明をしてくれます。
乗ったときは吹雪で外は真っ白でしたが、
ストーブと訛りの暖かさを感じられました。
野田総理大臣は施政方針演説を行い、
消費税率の引き上げを含む社会保障と税の一体改革について、
「先送りできない課題」だと訴え
「『決断する政治』を共に成し遂げよう」と呼びかけ、野党側に協力を求めました。
その際、麻生元総理、福田元総理のかつての演説を引用したのです。
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議場の廊下で、出てきた議員に話を聞こうと
マイクを持って待っていると、
本会議の途中でその福田元総理が出てきました。
野田総理が引用した福田元総理の演説は以下の部分です。
『与野党が信頼関係の上に立ってよく話し合い、
結論を出し、国政を動かしていくことこそ、
国民に対する政治の責任であると私は信じます』
その福田さん、あの頃のように、
憮然としてとおりすぎるかと思ったら
まさかの笑顔で
「俺、なかなかいいこと言ってただろ」と。
そして
「あのときはひどいことやられてね、
ひどいめにあいましたー」と遠い目をして語りました。
でも、こんなことの繰り返しで
ほんとうに「ひどいめ」に遭い続けているのは・・・
言うまでもなく国民なんですけどね。
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それにしても
拍手も野次も少ない「しらーっ」とした議場でした。
消費税やTPPでは民主も自民も党内で意見が分かれており
与党も野党も
まわりをみまわしながら拍手をしたり野次っていたのです。
目を配る場所が違うと思いますが・・・
与党も、野党も足元がぐらぐら。
いったいどんな国会になるのでしょうか。
きょう、政府の原発事故の調査・検証委員会が福島県で説明会を行いました。
昨年12月に出された「中間報告」を地元自治体に説明するというものです。
ただ、実際には今年の夏に予定されている「最終報告」に活用すべく、
地元の声を聴く、という意味合いが強いものでした。
「『最終報告』とすると区切りになってしまう」、
「避難には国が主導を」など自治体それぞれの意見が出ていました。
今日、開かれた民主党大会。野田総理の口からは、「やるべきことをやり抜いてから民意を問う」「法案をつぶしたらどうなるか、野党に考えてもらう手法も考える」など、強気の言葉がポンポン飛び出した。
この写真は、去年、清水寺で撮ってきた一枚。2011年を表す漢字に決まった「絆」である。
党の代表である野田さんにとって、党内の「絆」は重要だ。総理である以上、与野党協調の「絆」もときとして大切であることは言うまでもない。
しかし、このまま行けば、国家財政が破綻し、年金制度が総崩れになる現実に直面している今、党内で離党者が出ようと、そして野党から猛反発を受けようと、「これだけはやるんだ」という思いにギアチェンジしたからこそ、上記のような発言、そして先週金曜日の内閣改造(=岡田副総理誕生)になったのだろう。
少し勉強すれば、消費税は10%にするだけでは足りず、増税後の消費の低迷分も考えれば、EU並みの15%が避けられない。ただ劇的変化をすれば国民負担が一気に増え、増税後の反動が大きくなるので、8%→10%と2段階で、しかも5%の上乗せに留めたに過ぎない。
これすら完遂できなければ、わが国とわが国の国民に未来はない。野田さんが今抱いている覚悟を通常国会で本当に形にできるのかどうか着目していきたい。「絆」は大事。とはいえ、それだけでは政治はできぬ。
マーガレット・サッチャー曰く、「政治は税」。消費税という税がポイントになるこれからの国会は、野田さんの政治力だけでなく、与野党議員全員の党利党略を超えた政治姿勢が問われることになる。
午前7時20分。
毎年恒例、警視庁の年頭部隊出動訓練が始まりました。
警察官およそ2730人の行進です。
機動隊を先頭に、官邸警備隊、女性警察官部隊などと続き、
いよいよ警察犬部隊の登場。
しかし今年もまた逆光・・・。
音を録るのが主なので、どうしても写真は二の次になってしまいます。
パトカーや白バイなど約140台のほか、騎馬隊も出動し、
最後は航空隊のヘリコプター8機が編隊飛行。
樋口建史警視総監は、
「漲る気迫と団結で、都民・国民の期待と信頼に応えてほしい」
などと訓示しました。
( ↑ 逆光を避けて撮ってみましたが・・・)
去年の大晦日の深夜に出頭して逮捕された
オウム真理教元幹部の平田信容疑者。
警視庁は今日、逮捕後に撮影された写真と
丸の内署に出頭した際の写真などを公開しました。
逮捕後の写真が公開されるのは異例で、公開の理由について警視庁は
凶悪かつ社会的関心の強い一連のオウム関連事件の被疑者であり、
特別手配中の高橋・菊地両容疑者がいまだ逃走中
平田容疑者の逃走に関与した者がいる可能性がある
~という点などを挙げ、情報提供を呼びかけることが
社会的利益になるとしています。
情報は、大崎署特別捜査本部 = 03-3494-1811(直)
または、フリーダイヤル = 0120-006-024 まで。
2012年が始まりました。「おめでとう」という言葉を封印した正月だ。
昨年3月11日に発生した東日本大震災と東北地方の太平洋岸を襲った大津波、
そして東京電力福島第1原発事故により平穏な日常を失い、
今なお古里から遠く離れた避難地に暮す被災者は30万人を超える。そして、
この震災で亡くなった方は1万5千人を超す。
我々文化放送報道Gは3.11以降精神的な緊張感を継続させつつ、
この国が進もうとしている航路を冷静に、客観的に報道してきた。
この緊張感の継続は今年も続く。
報道はそもそも客観的なものだ。
極力主観を封じ、事実を淡々と伝えていかなくてはならない。
ただ、今年は、震災で傷ついた同胞の心の復興と復旧を支えるためにも、
明るい出来事、勇気をもらえるような出来事、希望が持てる出来事を
取材したいし、伝えたい。
それは政治でもいい、経済・景気でもいい、スポーツの試合結果でもいい。
ほんの小さなヒューマンドラマでもいい。願わくは
そんなニュースを出来る限りたくさん取材し発信していきたいと思います。
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2012年の文化放送報道Gは明るく、前傾です。
今年一年が平穏であることを祈ります。
文化放送報道スポーツセンター部長 関根英生
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。