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今夜(30日)8時から
文化放送『マイクの一年2011』が放送さfれます。
前半30分は報道編、後半30分はスポーツ編です。
この1年、記者やアナウンサーが
ニュースの最前線で取材した音を中心にお届けします。
このうち、報道編では
東日本大震災関連の取材音を中心に構成します。
被災地をはじめ、ニュースの当事者にとって
一年の節目など関係ありません。
だから、
私たちは何度でも振り返り、
あれから何があったのか。
何ができて、何ができなかったのか、
そして、これからどうしていくのかを
考えなければいけないと思うのです。
そのきっかけになれればと思います。
1月3日午後2時半~3時半、文化放送報道スポーツセンター制作で、「後藤謙次Point of View~2012年、この国の行方」をオンエアします。
アンカーは、「ニュースパレード」の月曜日に政治解説をしていただいている後藤謙次さん、ゲストは民主党の前原誠司政調会長と自民党の石原伸晃幹事長という豪華版。
震災復興と原発処理をどう考えているか、消費増税やTPP、普天間問題に関してはどうか、といった政策面での質問から、解散総選挙の時期や「大阪維新の会」との連携、自身にトップを狙う意思はあるのかなど、与野党のキーマンにストレートに質問をぶつけます。
非常に聴き応えのある内容に仕上がるはず(・・・現在、制作中)なので、ぜひ、お聴きください。
政治家を相手にした対談番組は、とかく建前論で終わりがちなもの。この番組はその域を超えて、突っ込んだ中身になっていますし、2人の素顔ものぞく内容になってますよ!
環境省はきょう、来年春のスギとヒノキの花粉飛散量予測(速報)を公表しました。
今年8月の日照不足などの影響で、全国的に例年並みか、やや少なくなると
予測しています。
東日本では、大量飛散となった今年春の20~40%程度の飛散量にとどまる見通しで、
西日本では、四国や中国地方の一部を除いて20~70%程度になると予測しています。
私は花粉症は軽いほうですが、辛そうな方を見ていると本当に気の毒に思います。
来年の春は、花粉の飛散量が少ないことを願っています。
少し前になるが、迅英は12月13日~14日と1泊2日で沖縄に出張し、
那覇の陸・海・空の自衛隊各部隊で研修&レクを受け、
普天間基地~嘉手納基地~キャンプシュワブと回ってきました。
写真は行き帰りともに乗った自衛隊の主力輸送機=C1(シーワン)。
迅英が首からぶら下げているのは万が一墜落したときに身元確認に必要となる
「ドッグタグ」と呼ばれるIDプレートです。
普天間基地は嘉数高地から俯瞰して見学し、嘉手納基地も近くのビルの屋上から見学をした。
さらには今月26日にもアセスの提出が予定されている普天間基地の移設候補地~辺野古崎を
米軍のキャンプシュワブの敷地内から、V字滑走路建設を予定している岬と海岸、
そして珊瑚礁の海を見学した。
普天間基地のロケーションの危険性は一目瞭然。
付近に隣接する小学校やいくつもの病院が日常的な危険にさらされている。
閉鎖や移設の議論がおこるのは全くもって当然という思いを新たにした。
***
一方、それにしても辺野古の海は美しい。
ここを埋め立てて滑走路を建設するという計画に対する拒否感はぬぐえない。
県外?国外?
移転議論はこれからもゴールの見えないメビウスの帯だ。
沖縄出張の初日~12月13日にはアメリカの上院・下院両議会で沖縄の海兵隊のグアム移転関連予算を
「凍結」というニュースがトップニュースで報じられた。
那覇市内でまさにこの日に懇談をしたアメリカの政府高官は複雑な表情を見せながらも、
米海兵隊の沖縄駐留の必要性を言明し、その意義を中国に対する抑止力と言い切った。
でも、
本当にそうなのだろうか?海兵隊の沖縄駐留の意義について今一度真剣な議論が必要だ。
政府はきょう、八ッ場ダムの建設事業を継続する=ダムを作るという方針を決定しました。
前田国土交通大臣はきょうの会見で、
治水の重要性と治水における八ッ場ダムの役割を繰り返し強調していました。
関東1都6県の治水のため、ダム建設が妥当だ、と。前田大臣が視察を行った今年10月。深い谷の中に建設中の橋脚が見えます。
「本体以外」の工事は既に行われていますが、
「ダムに沈む幻の温泉」、川原湯温泉街の移転作業は進んでいません。
立川談志さんのお別れ会を取材しました。
ニュースパレードでは放送しませんでしたが、心に残ったコメントがありました。
落語家時代、談志さんの弟子だったダンカンさんは
「悔しいのはね。師匠が優しくなってね、
おう、がんばれよ。たけしをよろしくな
・・・なんて言われるといやでいやでね。
師匠、もっと俺を怒ってくれよ、昔みたいにどやしつけてくれよと」
「それだけ、認められたんじゃないですか」
「認めてない、認めてない。もしも認められたら、
俺、『いる意味』がないもんね。
・・・どやしつけられたい。
それでも本当に突き放したりはしないんだ。
『いてもいいよ』それが師匠なんだ」
先月12日の夜。
JR大井町駅前の横断報道を赤信号で渡ってきた男がいました。
対面にいた77歳の男性が注意したところ、男は逆ギレ。
「うるせえ!」などと怒鳴った上、男性に殴りかかりました。
顔面を殴られた男性は転倒し、脳挫傷や頭蓋骨骨折で重傷でしたが、
昨日、亡くなったそうです・・・。
これまで傷害事件として逃げた男の行方を追っていた警視庁は
傷害致死事件として体制を組み直し、捜査することに。
正しいことを言ったり行動したりしたら、被害に遭う。
電車の中で携帯使用を注意するなどの場面でも、時々ある話です。
これでは、うっかり正しいこともできない世の中になってしまいますね・・・。
環境に関する商品などの展示会「エコプロダクツ」が15(木)~17(土)の3日間行われました。
写真は「紙で発電できる」というソニーのブース。
紙からブドウ糖を抽出し、そのブドウ糖で発電するというものです。
中央の四角い箱にブドウ糖を含んだ水を垂らして回路を繋ぐと、プロペラが回ります。
ダンボールを使っていましたが、紙ならどんな種類でも可能だそうです。
実際に自分たちで「実験」もできるということで、環境学習で訪れた小中学生たちが楽しんでいました。
9年ぶり3度目の出場・・・というと甲子園みたいですが、久々に報道に戻ってきたK.Sです。ども。
ずっとニュース・情報系ワイドの担当でしたので、流れは理解しているものの、デスクとなると専門以外の分野も追わなきゃならず、結構大変。
右の写真がニュースデスク席。これまで2回、夕方の「ニュースパレード」デスクを何とか務めました。
「ニュースパレード」は、同期の太田アナをアンカーにしたキャスターニュースなので"5時の定時ニュース"とは違うと考えています。主張、こだわり、狙いが感じられるラインナップにするため、ホントに微力ですが頑張りま~す。
さて、専門分野以外の取材もしなくちゃ・・・ということで、先日、久々に訪ねてみたのが東京証券取引所。
今日も株価が下がっていますが、株価だけで経済は図れない。私はCI(=コンポジットインデックス)・先行指標を見ながら、日本経済の動向は伝えたいと思ってます。
わが国経済は、95年の阪神淡路の年と類似点があります。あの時は9.2兆円を復興のために補正で組みましたが、今回はその倍。これが翌年、どう跳ね返ってくるか、見てみたいと思っています。
えっ? 私の専門分野? 高校野球とフィギュアスケートと大学ラグビーです。
巨人の球団代表兼GMを解任された清武英利氏が、巨人軍、読売新聞社などに対し、
総額約7500万円の損害賠償と、謝罪広告などを求める訴えを起こし、午後3時から会見を行いました。
清武氏は、「巨人は、渡辺恒雄氏の私物ではない」「監督、コーチ、選手に対する裏切りであり、
読売巨人軍のファンの皆様に対する裏切りだ」などと主張。
弁護士の吉峯啓晴氏は「勝算は?」との質問に対し、「勝算も証拠もある」とした上で、
「渡辺氏が法廷で真実を語らざるを得ないと思ってるので楽しみにしている。
ぜひ、病院に逃げ込んだりしないで欲しい」と自信をみせました。
読売新聞グループと巨人は、清武氏によって名誉を傷つけられたとして総額1億円の損害賠償を求めて
すでに提訴していいます。
その巨人はきょう、午後4時から、横浜からFA宣言した村田修一選手の入団会見を行いました。
会見には原監督も同席。
偶然なのか、恣意的なのかわかりませんが(どっちが?)・・・
清武氏の起こした裁判、第1回目の公判は来年2月2日に予定されています。
「犯す前にこれから犯しますよと言うか?」
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『一川防衛大臣は、何故
普天間飛行場の辺野古への移設に向けた環境影響評価書の提出時期を明言しないのか?』
と記者から問われ、こう答えた田中前沖縄防衛局長。
結局、更迭された上、懲戒処分となりました。
監督責任を問われた一川大臣の問責決議案も可決しました。
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ただ、このニュース、肝心なことが欠落しています。
防衛局長が問われた
「評価書を年内に提出する方針について
大臣が明言を避けているのはなぜか?」という答がどこにもありません。
問題となった防衛局長の発言からは、
「提出は決まりだが、それを今言って沖縄県民に抵抗されると困るだろ」と読み取れます。
11月には沖縄県議会が
「辺野古移設に向けた環境影響評価書の提出断念を求める意見書」を
全会一致で可決しましたが
一川防衛大臣は「年内に提出できる作業が遅れないように、
しっかりと準備させてもらうのが私のかねてからの考え方」と述べています。
「不適切な発言、けしからん!」で終わらせるのではなく、
この発言から読み取れる「国の姿勢」から焦点を外してはいけません。
ちょっと遅れましたが、受託収賄罪で実刑判決を受けた鈴木宗男衆議院議員が12月6日に仮釈放され、国会内で記者会見を行いました。
健在振りをアピールした鈴木宗男さん。会見後の祝賀会では、
民主党元代表の小沢一郎さんも駆けつけ盛大なムネオコールが巻き起こりました。
刑期満了したわけじゃないのに・・・違和感が少し残りました。
ちなみに、文化放送のマイクですが、立ち上がっての演説中、
弾みでテーブル下に落っこちてしまいました。
すぐにテレビスタッフの方が拾い上げてくださったのですが、
マイクの『文化放送』の文字の向きが斜めを向いてしまっています。
話題となった人物が描かれる「変わり羽子板」。なでしこJAPANなど女性が多かったようです。
ちなみに・・・・
女の子が生まれて初めて迎える「初正月」に羽子板を贈る風習があります。(男の子は破魔矢)
また、宙を舞う様子が似ていることから、羽根を「トンボ」と呼びます。
①トンボは疫病感染の原因となる蚊を食べてくれる →病気にならない
②さらに。羽根の黒い部分は「無患子(むくろじ)」という木の種 →「子が患わ無い」→病気にならない
③さらにさらに。羽子板自体が、「災厄を打ち返す」 →病気にならない
・・・ということから、子どもの無病息災、無事な成長を祈る縁起物なんだそうです。
江戸時代中期から浮世絵や人気役者を描いた羽子板が登場していたということで、
「その年の顔」が描かれる「変わり羽子板」も歴史の自然な流れなのかもしれません。
野党が、一川防衛大臣に対する問責決議案を12月9日に提出することが確実となった。
問責の理由の一つに、不適切発言をした前沖縄防衛局長の監督責任がある。
問題発覚後、直ちに更迭を発表した一川大臣だが、その後の記者会見で不適切発言について何度も沖縄県民に対する謝罪の言葉を繰り返すものの一度も頭を下げることは無かった。直ちに沖縄に謝罪に行くべきとの声も上がっていたにもかかわらず、一川大臣は、国会日程と、この案件は事務方トップが最初に行くべきだとして、沖縄入りしたのは更迭人事発表から3日後だった。他人事のような対応に怒り心頭の沖縄県民。仲井真沖縄県知事も、当初15分間設けられていた会談時間を半分で切り上げた。
一川大臣については、閣僚就任当時の「安全保障は素人」発言などを受け、公明党は早くから大臣としての資質に問題ありと公言していた。そこに今回の問題。さらに参議院の震災復興委員会で、少女暴行事件の詳細を知らないと発言したことで問責提出が決定的となった。
一川大臣は、翌日の閣議後会見で「知っていたが話題としてふさわしくないので知らないと言った」と苦しい言い訳。これでは誰も納得できない。
危機管理意識の欠如との批判は与党内からも聞こえているが、かばい続ける野田総理。
ノーサイドを宣言した代表選挙後、自らが抜擢した一川大臣は小沢元代表に近く、いわば党内融和のシンボル的存在だからなのだろうか。
野党側は、一川大臣の問責可決後、任命責任を問うとして野田総理に、さらにマルチ問題の山岡国家公安委員長に対する問責提出も検討している。国会終盤の問責ラッシュ?
今臨時国会当初から、一川、山岡両大臣に対する問責提出が囁かれていた。震災に絡む第3次補正予算成立や、残りの震災関連法案成立にメドがたったため9日の提出ということになったのだろう。
確かに、大臣の資質に問題ありといわざるを得ない。しかしこの問責騒動、与野党ともに永田町の論理を優先させてはいないか、こちらも疑問符がつく。
プロ野球ソフトバンクの川崎宗則内野手と和田毅投手がそれぞれ、
海外フリーエージェント(FA)権を行使して、アメリカメジャーリーグ入りを
目指すことを表明しました。
日本人プレーヤーが海外で活躍するのは嬉しいですが、一流の選手が
次々にメジャーに行ってしまうのは、少し淋しい気もしますね。
それにしても驚いたのが川崎です。川崎はアメリカメジャーリーグの
マリナーズ入りを目指すことを表明し、会見で「(尊敬する)イチロー選手と
同じチームだけを希望しています」ときっぱりと話しました。
マリナーズとの契約はマイナー契約でも受け入れる可能性があり、
ポジションにもこだわらない意向を示し、他の球団からオファーが来た
場合については「行きますとは言わない」と断ることを明らかにしました。
川崎ほどの選手がここまで惚れ込むなんて、イチローは偉大な選手だと
改めて思いました。
ちなみに川崎の記者会見の様子を伝え聞かされたイチローは大声で笑い、
「僕は幸せ者ですね」と話したそうです。
やはりイチローは偉大です!
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。