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福島県いわき市、小名浜の港。
東日本大震災で崩れた港湾の復旧工事が進む中
オレンジの船体も鮮やかな、あの南極観測船『しらせ』が停泊しています。
「しらせ」は1983年から2008年まで任務に着き、
おととし(2009年に)解体されることになっていました。
しかし「民間の気象情報会社:ウェザーニューズ」が「しらせ」を買い取り、
去年5月からは生まれ変わって、
温暖化の影響が心配される北極海の氷のほか、
日本各地の地震や火山の様子もモニタリングしています。
その環境のシンボルである「しらせ」で
復興に向けた様々なイベントや試みが7月8日から一週間行われるのです。
僕が注目したのは「海域での環境観測」です。
震災以来漁にでられなかった近隣の漁師さんが船を出し
放射能測定などに協力するのです。
「海のために船を出せる」
・・・この事実が漁師さんに
喜ばれるといいます。
またダンスショーなどに出演するのも地元の人々自身。
ただ、見て楽しむよりもきっと楽しいことでしょう。
復旧復興のためには助けも必要ですが
「地元の力を生かす、立ち上がる力を後押しする」
それこそが大切なのではないかと思いました。
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南極の巨大な氷を砕きながら進んだ「しらせ」
そのオレンジの巨体で
悲しみや絶望など、
粉々に砕いてくれないか。
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。