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就任からわずか1週間ほどで松本震災復興担当大臣が辞任。
後任選びは菅総理サイドが候補に挙げた人物に打診するも次々と拒否され難航するも、結局、被災地・岩手県選出の平野達男震災復興担当副大臣が昇格しました。
これに先立ち開いた記者会見で、松本氏は辞任理由について「個人的理由」と述べるにとどまり、謎の言葉を残して去りました。
『いろいろ言いたいことがありますけれど、謎かけをしたいと思いましたが・・・・・・
これからiなくなりますから。私はこれからは・・・・・・・・4月に亡くなった歌手でフィービー・スノウというのがおります。
また、5~6年前に出たカズオ・イシグロの本ではありませんが、これからは子どもたちのため「ネバー・レット・ミー・ゴー」、私は被災されたみなさんたちから離れませんから。粗にして野だが卑ではない松本龍、一兵卒として復興に努力していきたいというふうに思っております。長い間ここにおられる皆さん、すべての皆さんに感謝を申し上げたいと思っております。』
フィービー・スノウ
カズオ・イシグロ「Never let me go」
石田禮助の「祖にして野だが卑ではない」
フィービー・スノウも「Never letting go」という曲を歌っていましたが・・・
♪紳士のように立ち去ることができるだろうか・・・
あなたを守るためならどんなことをしても戦う
正気じゃないのはあきらか・・・でもあなたを決して放さない♪
大臣職に心残りはないと話した松本氏、何を伝えたかったのか。
最後に松本氏からプレゼントされた100冊の本『つなみ』は80人の被災地の子どもたちの作文集で、子どもの目に映った大震災、津波、未曾有の被害を伝えています。
笑顔の子どもたちの顔、松本氏にはどのように映ったのでしょうか。
この笑顔を守るために、果たさなければならない責任とはなんだったのでしょうか。
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
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