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福島第1原子力発電所の事故による影響で、いわき市の農産物が
風評被害を受け、出荷停止状態になっています。
食品衛生法上の放射性物質の暫定基準値を超えていないのに、
ただ、原発から近いというイメージだけでどこのスーパーも市場も
出荷させてもらえない・・・いわきの農家はそんな厳しい状況に置かれています。
農産物だけじゃありません。いわきナンバーの車で運んだものは、工業部品でさえ
放射性物質がついていると敬遠され、また、あるガソリンスタンドでは
「給油お断り」というひどい対応をされているそうです。
でも、いわきの皆さんは黙って耐えているだけじゃ何も変わらない。
「がんばっぺ!いわき」を合言葉に自ら打って出ることにしました。
そのキャンペーンの一環が4月11日と12日の2日間にわたって
新橋駅前のSL広場で行われた農産物の即売会イベント。
大勢のいわきサポーターが訪れ、両手に抱えられないほどの
野菜や果物を買っていました。
枝野官房長官が来場し、トマトをいくつもほおばりながら安全性をアピールしましたが、集まった人たちから「いまさら遅いよ」とか、「安全基準があいまい」
「しっかりしてよ」など批判の声も上がっていました。
原発震災とも呼ばれる今回の震災を通して、食の安全にも関心が集まっています。
思い込みやイメージじゃなく、何を恐れなければならないの?その基準と正しい情報の発信が今、最も求められているような期がします。
写真のトマト、みずみずしくて 甘くて とてもおいしかったです。
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