岩手の被災地で書いています。
東北で取材していると
『元気を出して頑張ろう』というよりも
『必ず復興できる』という
静かな信念のようなものを感じます。
言葉少なに淡々と、
みなさん、地域で支えあいながら
暮らしをたて直そうとしています。
避難所暮らしが続き、
住居も仕事も決まらないかたも
大勢いらっしゃいますが
避難所でも
新たな「結びつき」は生まれています。
役場や病院では、
それぞれに悲しみや不安を抱えながらも
誰かのためにと働いているひともいます。
何もかも流されてしまい
まったく動くものが見当たらない
瓦礫の荒野を見ていると
まるで
時が止まったような錯覚に陥りますが
少しでも時を前に進めようと
人々は
自分にできることを探しています。
画像は陸前高田を歩いた時に撮りました。
あたり一面このような状況です。
ただ、
盛岡の避難所で出会ったおじいさんは
それでも高田に帰りたいと語りました。
「だって俺の故郷だもん」
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。