裁判員裁判で初の死刑判決が言い渡されました。
死刑判決で必ず出てくる永山基準とは・・・
1. 事件の罪質
2. 犯行の動機
3. 犯行態様、特に殺害方法の執拗性、残虐性
4. 結果の重大性、特に殺害された被害者の数
5. 遺族の被害感情
6. 社会的影響
7. 犯人の年齢
8. 前科
9. 事件後の情状
以上の9項目を総合的に判断し、刑事責任が極めて重大で「罪と罰のバランス」、
「犯罪予防」の観点から、やむをえない場合に死刑判決が許されるとするための
基準となっています。
複数の被害者の場合、検察は死刑求刑していますが・・・・
複数殺害でも死刑が出ないケース(新宿西口バス放火事件など)や、
1人の殺害で死刑判決が確定したケース(奈良小1女児殺害事件など)もあり、
死刑の判断の複雑さ、重さがうかがえます。
国民の良識を裁判に生かすために導入された裁判員制度。
最高裁は、11月12日に来年の裁判員候補に通知を発送しました。
今回、受け取った約31万人の方々は、どんな思いで通知を手にしているのでしょうか。
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
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よろしくお付き合いください。