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黄色い看板に誘われて入り口のドアを開けると
中からジャズが聞こえてくる。
日本で最も古いといわれ、70年以上も親しまれながら
3年前に閉店した、横浜市野毛のジャズ喫茶「ちぐさ」が
きょうから17日までの、10日間限定で復活!!
ジャズミュージシャンや常連客から「オヤジ」と慕われた
店主の吉田衛さんは16年前に他界、親族が引き継いで
営業を続けてきたものの、一帯のマンション建設のため
3年前、惜しまれながら写真の看板の灯が消えた。
ところが、その看板に、きょう灯がともった。
「オヤジ」のために、また自分たち常連客の夢のために
復活を計画したのが、ちぐさ会のメンバーで、「ちぐさ」の
跡地から、さほど遠くない場所にあるアートスペース、
「野毛Hana*Hana」内2階に、セットのように作られた
「ちぐさ」が姿をあらわした。
入り口ドア右側のカウンターにコーヒーサイフォン、壁の
棚には、数千枚のLPレコード盤、客席の壁には有名な
ジャズプレイヤーのLPジャケット、20人ほどの客席の
隣に、2台の大きなスピーカーが店のおよそ5分の1の
面積を占めている。すべて長年店内にあったものという。
きょう1番に到着した常連客は「この店では、いつも同じ
場所に座って、何時間も過ごしていた」と目を細めた。
当時、高価で珍しかったLPレコード目当てに、多くの
ファンやミュージシャン志望の若者が通った「ちぐさ」、
レコードプレイヤーとLP盤、スピーカーから流れる
ジャズミュージックにしばし酔いしれてはいかが・・・
復活ジャズ喫茶「ちぐさ」は、本日10月8日から
17日までの10日間、午前11時~午後7時
料金は入り口で500円、コーヒーがついています。
問い合わせ;野毛Hana*Hana 045-325-8123
思わず30分の番組が創れるほど取材してしまった。
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