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過去の災害の教訓は、「防災の教本」です。
覚えていらっしゃいますか?
今から2年前、2008年7月28日の午後3時ごろ
兵庫県神戸市灘区の都賀川(とががわ)で、天気が急変。
河川敷の親水公園で遊んだり、歩いていた家族連れなどが
突然増水した急激な流れに巻き込まれ、遠足にきていた
保育園の園児1人とその保護者、遊んでいた小学生2人、
それに遊歩道にいたとみられる男性1人の計5人が死亡。
夏休みのお昼過ぎ、あたりは青空が広がり、河川改修が
行われた都賀川には多くの人々が集まり、水遊びをして
いました。午後2時ごろまで続いていた晴天でしたが、
13時55分には大雨洪水警報が発表され、一転にわかに
かきくもり、上空を濃い雲が覆い、雷鳴が鳴り始めました。
その段階でも都賀川付近に50人以上がいたそうです。
14時36分ごろ、雨が降り始め、その4分後には視界が
悪くなるほどの強い雨になり、この雨と上流からの水を
あわせた水位が、あっという間に1・3m上昇しました。
このとき、水位が上昇しただけでなく、まるで鉄砲水の
ように激しい流れであったため、逃げられなかった16人が
流され、11人は救助されたものの、5人が死亡しました。
突発的なゲリラ豪雨、注意することは難しいかも知れませんが
都賀川の周辺でも、発令された大雨洪水警報知ることが
できていれば、被害を少なくすることができたはずです。
私たち文化放送は、9月1日水曜日の午前11時から1時間
全国38局ネットで「地震だけじゃない!自然災害の恐ろしさ」を
放送します。
あなたもぜひ、この番組に質問などをお寄せください。
文化放送報道制作部では「ニュースパレード」を中心に、日々のニュースをお伝えしています。
その一方で、私たちの周りには普段のニュースでは伝えきれないような話が溢れています。
それをお伝えする場所が、このリニューアルしたブログ。
部員それぞれがゆるやかに伝えていきます。
ニュースの「おまけ」として楽しんで頂ければ幸いです。
よろしくお付き合いください。