第94回箱根駅伝 出場校決定!
2017.10.14
JR立川駅東改札を出ると、駅伝ファンを出迎えてくれる各校の「のぼり」。
今年は49本が並びました。
このうち、新春の風にたなびくことができるのは10本。
いよいよ決戦の日を迎えました。
一般的には『あいにく』の天気ですが、
ランナーにとっては絶好のコンディション。
スタート直前、午前9時の気温は14℃。
小雨が断続的に降る中、
各校のランナーは箱根駅伝94回目の歴史に名を残すべく戦いました。
文化放送では、10月17日(火)~20日(金)まで
「箱根駅伝への道」で予選を突破したチームの喜びの声をお届けします。
ここでは、5位通過を果たした
拓殖大学 岡田正裕監督のコメントをご紹介します。
「この10日間は今までで最も悩み、苦しい日々でした。
1人でも欠けていたら、予選を突破できなかった・・・」
選手たちが喜びを爆発させる中、
岡田監督は顔を上げることなく、手元の資料を必死に確認しているようでしたが、
実際はそうではありませんでした。
「2週間前、エースのデレセが捻挫。全く練習をすることができず、ぶっつけ本番でした。
選手ひとりひとりが責任感をもって、この予選会に挑んでくれました。
私が拓大に来てからチーム力は最高だと思います」
ステージから、5番目に拓大の名前が呼ばれた瞬間、
岡田監督は必死に涙を堪えていたのでした。
「デレセは今朝、私のところに来てこんなことを言ったんです。
『監督には絶対に迷惑をかけないから』。
悲痛な願いのようでした」