取材日記 日本大学
2016.12.15
日本大学 桜上水グラウンドにて
「予選会は苦しんだが、今、チームの状態は徐々に上がっている」と語る武者監督の下、
学生たちは名門の誇りをかけて腕...いえ...脚を撫していました。
去年のクリスマスに左太腿を故障し、前回10区は痛み止めを服用しての強行出場だった山崎一輝選手は今度こそ万全な体調で本番を迎えようと神経を研ぎ澄ませています。
「この時期としては去年に比べてやや軽め」のメニューにとどめ、細心の注意を払っているそうです。
長距離種目の最終調整ほど難しいものはありません。
しかし、この試行錯誤が、社会へと巣立つ際の人格を形作っていくのでしょう。
「黄金期の日大は白黒の写真や映像ばかり」と語る石川颯真主将が浮かべた凛々しい表情に
過去との訣別を誓う強い意志がハッキリと見えました。
衛藤主務曰く「一日24時間を陸上に捧げる男」の面目躍如です。
日本大学の特集は12月22日(木)にお送りする予定です。
文化放送 斉藤一美