箱根駅伝への道 法政大学特集①
2016.11.30
法政大学 坪田智夫監督
箱根駅伝予選会
順位にこだわりはなかった。
10時間10分18秒で走れた。去年よりタイムも上回ったし、
チームとしては自信をつけて良い状態。
全体として足羽主将にも無理をさせていないし、
全員がしっかり自分の役割を果たした。
主力選手は4年生の足羽、2年生の坂東。
2年生は学年全体が力をつけている。
この学年を核にして、今後は面白い勝負ができる。
4年生の林照幸が選手からマネージャーになったころから強くなってきた。
林の為に頑張るという思いがある。
林は故障もあって、全日本大学駅伝の予選会の前に
部を辞める寸前までいった。
でも、予選会の足羽の良くなかった走りを見て、
気持ちがかわったらしい。
全日本の予選の後、涙を流していた。
翌朝スイッチが入ったみたい。
林が「マネージャーでも選手でも良いので残してください」と
言ってきた。林は友達への思いがあり、マネージャーになった。
箱根では、シード圏に入れるか。
出場するだけでは喜びを分かち合えないと痛感した。
1月2日にスタートして喜ぶのではなく、3日に喜びたい。
なんとかシードを獲りたい。
前回とは戦力が変わっている。底力がある。狙う力はある。
1区の流れはもちろんだけれど、
ひと区間、ひと区間タスキをつなぐだけ。
ポイントは全員としか言えない。
法政大学 坂東悠汰選手 2年生
箱根予選会では
チームの目標としていた5位以内に届いたのは嬉しい。
60分フラットの予定で組んでもらっていたので
届かずに悔しいけど、全体で23位という順位は走れたかなと思う。
去年の箱根駅伝は予選会に自分が走っていなかった。
本戦では絶対に走ってやると思って練習していた。
初めての箱根は想像していたより、沿道の応援が凄く力になった。
思い出にも残ったし、走れて良かったんですが、
結果チームは19位。
他校と戦えず、自分も区間15位で良くなかった。
今シーズンは、春5000mでスピードを、
それ以降はスタミナをつけてきた。
今年は関東インカレも5000m一本に絞って入賞。
目標には届かなかったけれど、
前の方でレースができたのは力がついた証かなと思う。
今年の箱根は1区を走りたい。
年々レベルがあがっている。他校のエースクラスが揃う1区で勝負したい。
今年1年、チーム内で主力と言われるところまできていると思う。
役目として流れを作りたい。
中学校時代は野球部。
中学3年生の頃に
陸上部の駅伝大会に助っ人で出場。
そこで陸上部の顧問の先生に、
高校では陸上をすると化けるかも。
インターハイを狙えると思うぞ。と後押しを受け、
高校入学と同時に陸上を始めました。
3年生のインターハイに出た時は1500mで全国ランキング4位。
初めての全国の舞台で緊張とかはなかった。
ラスト1周までレースを引っ張ったが、
転倒して予選落ち。でも、そこで自信をつけた。
大学でも陸上を続けようという気持ちになりました。
身長はやっと止まったかな。
今年の春に測って190.5センチ。
足の大きさは28.5センチ。
集団走の中ではリズムが合わなくて
足を踏まれることもある。転倒は多いです。
集団では少し外側を走るようにしたり、
自分なりに工夫をしています。