箱根駅伝への道 順天堂大学特集③
2016.11.25
順天堂大学 聞谷賢人キャプテン 4年生
夏までは調子が悪くて苦しい状態だったけど、
9月以降良くなってきて、今はかなり良い。
理想としては、背中で引っ張るキャプテンにあこがれてやってきたけど、
それだけでは難しい部分があって、声かけなどもしてきました。
目標は去年のキャプテンで、現富士通の松枝さん。
強い意志でチームを引っ張る姿が印象的で、
その点を真似してきました。
箱根駅伝の目標は3位以内。
来年の全日本の出場権獲得を目指している。
個人としては、今まで3回走ってきて、
一番よかったのは1年生の時。
2年の時はラスト勝負で負けてしまい、不本意だった。
3年の時は残り足がけいれんしてしまい、
残り1キロで止まってしまったことに悔いが残っています。
今まで10区・10区・9区と走ってきたが、
今年は9区でリベンジしたい。
復路のエース区間でシード権争いでも
エースたちの走りが大事になる区間。
僕にとって箱根駅伝は1年で一番大事な大会。
陸上人生で目標にしていた夢の舞台でもあります。
最後の箱根をキャプテンとして迎えられるので、頑張りたいです。
花澤賢人選手 3年生
3大駅伝に出場できなかった2年生の間は
波があった。春は1万mで28分台、5000mで13分台が出たものの、
秋冬は全く走れなくなって、
心も病んでもう競技をやめようかと思った時期もあった。
今は続けて良かったと思っている。
2年生の2月に病気を宣告された。
でもその時に自分の一番したいことはやはり陸上競技と考え、
なんとか前向きにやって来られた。
だからこそ今ここにいられる。
根本的な治療方法が見つかっていないので、
痛み止めなどの対処療法をしてきた。
毎日ストレッチをすることが有効で、少しずつ痛みが取れていった。
まったく走れない期間は7~8か月に及びました。
周りからは「お前なら大丈夫だ」と言われていた。
その時は全く心に入ってこなかったけれど、
今考えればありがたいことだと思う。
前向きにやらなければ前に進めないと気付けた。
今はその時期が財産になっています。
強くなっていると期待してください。
箱根駅伝はみんなが応援してくれる。
数多くいる部員の中でも10人しか走れない。
チームの代表という気持ちで走りたい。
自分は順天堂だから走れているという感謝がある。
順天堂じゃなければ放っておかれたかもしれない。
その感謝の気持ちを持って、
順天堂の名を売れるような走りをしたいです。