全日本大学駅伝前日 監督取材
2016.11.05
青山学院大学 原監督
◎(東海大・關選手が体調不良ということに触れて...)
青学としては、嬉しい反面、いい体調で試合をしたかった。
体調不良となって、ラッキーという訳にはいかないが、
正直、全日本では東海が最大のライバルと予想していたので、
これで相手チームを気にすることはなくなりました。
気になるのは山梨学院大のニャイロ。
1分以上離しておけば、渡会橋で引き離すことができる。
それ未満だと厳しくなってくる。
駒澤大学 大八木監督
◎箱根に向けて若い選手を起用している。
新しい顔ぶれがどう走るか期待している。
中谷は使いません。箱根に絞ります。
2区西山、4区下の伊賀白鳳高校コンビがキーマンです。
優勝は正直難しい。とにかく3位を狙います。
そのためには4区で3~4位以内。
そこからやっとアンカー勝負に持ち込める。
気温が上がるのは大歓迎。
8区大塚は暑さに強い。58分10~15秒くらいでいける。
層の厚さから考えて優勝候補はやっぱり青山学院です。
早稲田大学 相楽監督
◎目標は3位以内。
エントリー変更は二人、
新迫は出雲で失速したのでプレッシャーのないところで走らせたい。
藤原は勢いがある。出雲の時から全日本に合わせるように言ってきた。
1区~3区には4年生が走る。
このチームは4年生が引っ張ってきたので自然と4年生が1~3区に並んだ。
3区終わったところで先頭争いをしていたい。
東海大学 両角監督
◎出雲と違って3位狙いの3位としたい。
ほかのチームと比べて大砲がいないのは...。
2区起用の川端千都については、
1年生に経験を積ませることも考えたが起用した。
4年生には最上級生としてしっかりしてもらいたい。
明治大学 西監督
◎エントリーを当てはめて心配なのは、
7区磯口。経験が浅く不安定。
チームが良いときは7区が良い走りをしている場合が多い。
8区は良い選手を使えるので、うまくつなげてほしい。
1年の阿部・三輪・中島の3人は楽しみ。
いい経験をして明治を支える選手に育ってほしい。
全日本の経験者は江頭と藪下だけだけど、
それ以外の選手については心配していてもしょうがない。
期待値は高いと言っておいた方が良いかな。
目標は6位以内。エースはいないが、
ひとりひとり、全員がエースだっていう気持ちで明日は良いレースをしたい。
1~4区で流れを作りたい。各区間6位以内!
山梨学院大学 上田監督
◎したたかなレースをしたい。
ランナーの変更はなし。それをやっても意味はない。
変えられるほど層は厚くない。
ニャイロが2区、佐藤が8区を考えたが、
佐藤が調子よくなっている。ポイント練習でもニャイロに次ぐタイム。
競い合っていける選手なので、2区としました。
ポイントは1~3区。流れてくれればそれなりに乗って行ける。
青学と出だしから競い、ちょっとずつ勝って欲しい。
全ての区間をちょっとずつ勝って欲しい。
中でも1区2区が重要。
出雲ではアンカーのニャイロが力を出し切れなかった。
7区で前と何秒差ではなく、どういう走りがニャイロの力を生かせるか
自分で考えなさいという話をしました。
日本大学 武者監督
◎しっかり前半流れにのって、3区以降、その流れをどうつなげるか。
1区は秒差で、2区でトップに立ちたい。
1区石川は9月の全日本インカレ5000メートル2位。
調子も良いので区間賞を狙ってほしい。
2区ワンブィは1区の起用も考えたが、
15kmのアップダウン、過去の外国人ランナーの走りを考えて
2区に起用。予選会では足が痛いと言っていたが、
休ませたので今は痛くないと言っている。
本調子ではないが、力がある中での50%くらい。区間賞を狙ってほしい。
チームとして、5時間17分ちょっとを狙っている。
目標はシード権の獲得。
予選会が悪すぎたのでしっかりと走り込みを行った。
5区の石井が大事。順位を上げる走りを期待。
日本体育大学 渡辺監督
◎出雲は6位と健闘した。選手は手ごたえを感じていると思う。
「もっといける」と思ったのでは。
前年度と変わったことはチームのまとまりがでてきて、
競い合いができるようになったこと。
"試合は練習の証明"それを実感できているのでは。
エントリー決定は前回の箱根とこの全日本はアンケートで決めた。
良いオーダーだと思う。
「僕だったらこうした」というところが何か所かあるが、選手が決めた事なので
3区以降、前の方(3位以内)でガマンができればよいレースができる。
拓殖大学 岡田監督
◎2区起用のワークナーデレセは
駅伝というものを理解し、チームの為に走るという事が出来てきた。
雰囲気も良い。
1区馬場は先頭集団もしくはその近くに位置して
2区デレセにタスキを渡したい。
デレセは目標となる相手がいれば良い走りができる。
この形になれば良いレースになる。
7、8区は暑くなる予報だがウチは暑さに強い。
暑いのを追い風にしていけるので、大歓迎。
今回起用の8人は何も起こらなければ箱根にも8人全員出します。
帝京大学 中野監督
◎面白いチームになりました。
スピードがついてきて練習ができるようになってきた。
本来、こつこつやるのがカラー。
そういう意味でも面白くなってきた。
アンカー平田に関しては、大きく育ってほしい。
アンカーとしてのプレッシャーは1年でも4年になっても変わらない。
そういう意味では早い段階に経験させて育ってもらいたい。
前回関東以外の地方にも負けたので、
今回はそういう事がないようにしたい。
過去最高の10位を上回るような順位。あわよくばシード権。
全員がミスらなければおのずと結果はついてくる。
例年は4年生が中心だが、今回は1年生が増えた。
ちょっと違ったカラーが出るかも。
國學院大學 前田監督
◎目標は8位。
箱根シード権としても10位以内は絶対に死守したい。
ポイントとしては3区の後の4区稲毛。部内では「困ったら稲毛」と
言われるほどの安定感があり、オールマイティーに使える。
中央学院大学 川崎監督
◎けが人だらけで下級生中心のオーダーです。
思い通りのオーダーにはなりませんでした。
2区を予定していた海老澤剛がけがのため出場できず。
3区を予定していた横川が2区起用となった。
1年生3人については、将来的にはチームの柱になってほしい。
4区の高砂は上級生に引けを取らない練習量ができている。
そこそこの走りが期待できる。
当初の目標は6位だったが、厳しい。
6強にはなんとか食らいついていきたい」。日体大も最近安定しているので、
肩を並べて走りたい。
大東文化大 奈良監督
◎全体的には今日のオーダーを見てこれから作戦を考える。
これまではシード狙いだったが、トップも狙いに行く意識も出てきた。
東海・東洋・駒沢の有力どころがコマ不足なので、
シード圏内に食らいつくというよりは「狙う」レースをしたい。
国士舘大学 添田監督
◎はじめての全日本なのでわからない。
全日本の予選会では最下位だったので、
ひとつでも上の順位に行きたい。箱根を見据えた走りをしたい。
2年生は4人起用。勢いがある。
経験を積ませたい。ステップアップしてほしい。