往路終了後監督談話(1位~5位)
2016.01.02
【1位 青山学院大学・原晋監督】
Q:見事な往路完勝でした。
A:そうですね。今の力の120%を出してくれましたね。
特に1~3区は120%を、4区・5区も100%を出してくれましたね。
Q:神野選手もしっかり走りましたね。
A:本人は1時間20分を想定していましたが、
私としては1時間18分30秒もあるかなと考えていました。
最後、頂上で風が強くて、その分タイムが出ませんでしたが、
今の100%の力は出してくれました。
Q:タイムも含めて、レースは想定内でしたか?
A:想定以上ですね。3分もリードを奪えるとは思っていませんでした。
Q:ハッピー指数もグンと跳ね上がってますね。
A:スタート前も100%に近かったんですが、今200%、
そして明日300%に上げてきたいですね。
Q:明日ですが、どのような形で優勝を狙いますか?
A:まずは6区でしょうね。1年生の小野田がインカレも三大駅伝も初の出場なので、
彼がうまいこと下ってくれれば、7区には4年連続7区の小椋が控えていますので、
8区以降は自信を持って繋ぎたいと思います。
Q:復路のポイントは?
A:やはり6区の小野田、そして7区の小椋ですね。
Q:3強と言われる2つの大学(東洋・駒澤)も必死で追いかけてくると思います。
A:気温が上がるので、7区が終わった時点でできるだけ引き離したいですね。
Q:連覇、確実ですね。
A:いえいえ、亜細亜大学さんが逆転して勝った時のように暑さというものが
ありますので、今回については何が起こるかわからないと思います。
【2位 東洋大学・酒井俊幸監督】
Q:今日の往路の結果を踏まえていかがですか?
A:やはり青山学院さんが非常に強かったと思いますが、
まだ3分差ですので、諦めずに明日の復路に備えていきたいと思います。
Q:途中、20秒くらいまで縮めましたね。
A:はい。2区を終えて20秒というのは想定の範囲内だと思っていました。
Q:3区に弾馬くんを入れましたが、いまひとつ調子があがらなかったと。
A:そうですね。序盤からリズムに乗れず、20秒詰めるのが彼の役割だったのに、
大分空いてしまったということが、4区・5区の走りに影響したかなと思います。
Q:優勝を前提にレースを組み立てていますけど、3分4秒差というのはいかがですか?
A:1区間での逆転というのは厳しい差だと思いますので、しっかり追撃態勢をつくって、
1区間1区間しっかり詰めていきたいなと思います。
最終区に追いついてもかまいませんし、9区でもいいですし、
やはり後半の区間に希望が持てるように、復路の前半区間で頑張りたいと思います。
Q:明日の気温も高くなるという予報が出ています。
A:気温が高くなりますと何が起こるかわからないのが箱根駅伝ですので、
しっかり最後まで諦めないで臨みたいと思います。
Q:改めて、優勝した青山学院についてお願いします。
A:やはり久保田くん、一色くんという柱になる選手、そしてやはり神野くんですね。
大変なプレッシャーの中、しっかりとまた合わせてきたっていうのは非常に...。
昨年は勢いで、今年は重圧の中での往路優勝ですので立派な成績だと思います。
【3位 駒澤大学・大八木弘明監督】
Q:まず往路の結果を踏まえていかがですか?
A:1区が流れを作ってくれなかったので、あの辺がちょっときつかったですね。
2区、3区とうまく工藤・中谷で盛り返しましたけどね。
あとは、山がもうちょっと走ってくれるかなと期待してたんですけど、
なかなかうまくいかなかったですね。
Q:区間4位ですが・・・
A:4位ですけど。タイム的にはもう少しいってほしかったんですよね。
条件が悪くてもね。だけど、13番から3番までいきましたからね。
まあなんとか面目は保ったかなと思いますけど、はい。
Q:明日に5分20秒差のスタートですが・・・?
A:青学はちょっときついかなというところもありますけど、東洋さんをみてね。
明日、復路頑張っていきたいと思います。
Q:今年の青山学院大学の印象はいかがですか?
A:選手たちが安定していますね。選手層が厚いなというのを感じますね。
3区など新しい選手が走っても、しっかり走ってますからね。
やっぱり強いところだなと思います。
Q:大八木監督がいつも言ってる3番以内に、まずは入ってますけれども。
A:それを確実にできるように明日頑張りたいと思います。
【4位 山梨学院大学・上田監督】
Q:往路を振り返っていかがですか?
A:オムワンバでなくニャイロを使いましたが、
1年生で68分を切ってきたのは良かったです。
上出来・・・でも欲を言えば67分も切れたかなと思います。
Q:3区の上田健太選手(息子さん)も頑張りましたね。
A:前半は緊張していたかなという印象でしたが、
駒澤の中谷くんに並ばれてからは冷静さを取り戻して後半はよくやっていたと思います。
あれだけ後半良かったから、前半も同じようにできていたらと思いますが、
まぁプラスマイナスゼロでトントンというところです。来年以降につながる走りでした。
Q:復路はどのようなレースを展開しますか?
A:目標の3位入賞に向けて着実に前との差をつめていきたいと思います。
Q:青山学院大学についてはどのような印象をお持ちですか?
A:いい選手がたくさんいて、その選手が力通りの走りをしていたという印象です。
強いな、と・・・でも激流の中に私たちも戦っているので、
しっかり挑んでいきたいと思います。
【5位 早稲田大学・相楽豊監督】
Q:往路について、一言聞かせてください。
A:1区・2区でしっかり流れに乗って、上位争いをするのが目標だったのですが、
そこでつまずいてしまいました。ただ、苦しい場面もありましたけど、
3区以降は立て直してくれました。自分たちの力は出し切ることができたように思います。
Q:「2区に高田(康暉)選手を起用したときは、調子が良いと思ってください」と、
お話していましたが...。
A:特に体調不良や足の故障があったのではないのですが、ほかのメンバーと較べると、
練習が足りていないようなところがあったので・・・そこだけが心配でした。
その心配が悪いほうに出てしまったのは、私の判断ミスかなと思います。
それでも、高田が苦しい中でも、しっかりと繋いでくれたので、
首の皮1枚つながりました。
Q:反対に今日良かった選手は誰ですか?
A:どの選手も、それぞれがそれぞれの区間で、自分の目標をしっかり決めて、
それに向かって力を出してくれました。全員が全員頑張ってくれたと思います。
Q:復路に向けていかがですか?
A:復路も、往路と同じような力を持ったメンバーを残していますので、仕切り直しです。
気持ちを切り替えて、いまの順位からひとつでも上に行けるように頑張りたいと思います。
Q:復路の顔ぶれや走る区間は、もう決まっているのですか?
A:まだ復路のメンバーの状態を確認してないので、これからコーチと相談して決めます。
Q:復路のポイントは?
A:「全員駅伝」と言っているように、全区間が重要だと思っています。
ただ、そのなかでも特に6区は、復路の1区なので・・・
よい滑り出しができたらいいですね。
Q:最後に往路優勝の青山学院大の印象を聞かせてください。
A:生では観ていないんですが、かなり暑くて厳しいコンディションだったと思います。
そのなかで区間記録に迫るようなタイムで、全員がしっかり力を出していたのは、
あらためて「強いな」「隙がないな」と感じました。