復路優勝後インタビュー
2016.01.03
<青山学院大学 原晋監督>
Q:みごと39年ぶりの完全優勝で2連覇を果たしました青山学院大学の皆さんです。
まずは原晋監督にお話を伺います。10区間トップでたすきをつなぎ切りました。
いまハッピーですか?
A:ハッピー指数300%に上がりましたね。はい。
Q:ただ復路は東洋大学、駒澤大学のプレッシャーがある中でしたが
今日も盤石の走りでしたね。
A:6区を走った1年生の小野田が120%のできでしたね。ほんとに素晴らしい快走でした。
あそこでほぼ優勝を確信することができました。
Q:今年は大きな重圧と注目の中での優勝となりました。去年の初優勝とは
気持ちの面で違う部分が多くあるのではないでしょうか。
A:前期は「今年も楽勝」というような雰囲気だったのですが、後期に入りまして
知らず知らずのうちに、我々のチーム、そして監督の私自身、そして選手
おのおのもプレッシャーになっていたのかなと感じました。
その中で全日本大学駅伝で負けて、逆にあの負けがチームの成長につなげることが
できたのかなと思います。
Q:今年も強すぎる青山学院大学でしたが来年もこのメンバーが6人残ります。
今後に向けて一言お願いします。
A:私どもは13分台、28分台が当たり前という組織になりました。これからも
ただ箱根駅伝の距離を走るだけの練習ではなく、スピード強化、距離強化の
両輪でチーム育成をしていきたいと思います。
<6区 青山学院大学 小野田勇次選手>
Q:原監督から「小野田選手が走って決めてくれた」という言葉がありましたが、
それを聞いていかがですか?
A:監督からそんな言葉が聞けると思っていなかったのでうれしいです。
Q:往路を終わった時点でも「ポイントは6区」と監督は言っていましたが、
スタート地点にはどんな気持ちで立ったのでしょうか?
A:神野さんと村井さんがずっとそばにいて声をかけてくれていたので、
緊張することなく楽しんで行こうと思いました。
Q:今回は1年生唯一のエントリーメンバーでしたが、やはり先輩は心強かった
ですか?
A:往路の先輩も復路の先輩もとても強いので、自分が変な走りをしても勝って
くれるだろうなという気持ちはありました。
Q:今後はどんな選手になっていきたいですか?
A:後輩をひっぱっていけるような先輩になりたいです。
<7区 青山学院大学 小椋裕介選手>
Q:7区を4年間走りました。そして2年連続の区間賞。
見える景色は4年間で変わってきたのでしょうか?
A:1年目から比べれば自分が勝負できる区間ということで、4年間しっかり
成長できたかなと思ってます。
Q:チームは2連覇。しかも今年は完全優勝も果たしました。
最高の締めくくりになりましたね。
A:そうですね。それもそうですし、一緒にやってきた学年のみんながいつもは
7区は途中には応援はいないのですが、無理やり間に合わせて応援しに
来てくれて、神野、久保田、山村、村井らが途中でいてくれたので
それが力になりました。
<8区 青山学院大学 下田裕太選手>
Q:初めての箱根で区間賞。いかがでしたか?
A:前の先輩がたがとても差を開いてきてくれたし、自分も8区を走るとしたら
絶対に区間賞を取れるという気持ちでもあったので、とてもリラックスして
走ることができました。
Q:タイムもこの暑さの中で歴代3位という記録でした。
A:本当は区間新を狙いたいという気持ちでいたのですが、気温が高かったので
あとは後ろをどれだけ差を広げられるかというのを考えて走りました。
Q:箱根デビュー。何点になりますか?
A:100点はあげてもいいんじゃないかと思います(笑)。
<10区 青山学院大学 渡辺利典選手>
Q:今もかけていらっしゃいますが、ここまで9人がつなげてきたたすき。
まず肩にかけた瞬間、どんな感触だったんでしょうか?
A:冷たいな(笑)。汗で。汗で冷たいなと。絶対につないでやんないと
僕がここで終わらせるわけにはいかないという使命感に駆られました。
Q:そして大手町では「利典」の大合唱の中、フィニッシュテープを切りました。
どんな気持ちでした?
A:最高ですね。一生にない経験なので最後の学年でみんなに迎え入れてもらって
沿道の皆さんも最後まで緑色が途切れずにあって、最高のフィニッシュでした。
<1区 青山学院大学 久保田和真選手>
Q:2年連続1区。さらに区間賞とチームに勢いをつけましたが、集団から前に
出た瞬間というのはどんな気持ちだったのでしょうか?
A:ハイペースで進んでいたので、ちょっと早くすれば選手は離れるかなと
思って勢いよく行きました。
Q:この4年間、2度の総合優勝を成し遂げました。振り返っていかがですか?
A:ここに青山学院を選んだ理由としてチームを優勝させたいという思いが
強かったので、それが2回もできて本当に良かったと思います。
Q:チームメイトには今何て言いたいですか?
A:チームメイトもそうなんですけど監督もそうで、ケガばかりしていても
それでも使ってくださった、信じてくれた皆さんに感謝したいです。
<2区 青山学院大学 一色恭志選手>
Q:2年連続、花の2区で各校のエースと戦いました。振り返っていかがですか?
A:久保田さんがトップで持ってきてくれたので、この差をもらって2位に落ちる
わけには絶対に行かなかったので、何としてでもトップをキープして秋山に
渡してやろうという感じで走りました。
Q:エースの意地というのを感じました。
A:東洋の勇馬さんと山梨のニャイロ選手に30秒ほど差があったので、まだまだ
自分の力は日本の学生長距離界では通用しないと痛感させられました。
Q:春からは最上級生になります。チーム、そして一式選手の今後の目標を
聞かせてください。
A:今年の東京マラソンに出走することと、3年生で同級の秋山と一緒にたすきを
つないで、秋山もうまく走れたので、来年も駅伝参加を目指してがんばって
いきたいと思います。
<3区 青山学院大学 秋山雄飛選手>
Q:同級生からのたすきリレーはいかがでしたか?
A:同級生というだけあって、一色は同じ3年生の中でもずっと最前線で走って
きたのでここで自分も快走して、一色を安心させてやりたいなという気持ちが
ありました。
Q:ご自身も3年目でようやく走れた箱根での区間賞でした。
1日経って今、どんな気持ちですか?
A:2年間ずっと箱根を走りたいと思いつつも、かなわなかった夢だったので
今日朝起きて「あ、俺、箱根を走ったんだ」って、やっと実感がわいたという
気分でした。
Q:ただ箱根を走ったというだけではなく、チームの総合優勝にしっかりと貢献する
走りでした。
A:2年のときの全日本大学駅伝で、6位という不本意な結果に終わってしまったので
今回は自分のやりたいことをやって、悔いの残らないように走ろうと決めて
走っていました。
<4区 青山学院大学 田村和希選手>
Q:中継所では秋山先輩のガッツポーズにガッツポーズで応えて走り出しました。
あの時の気持ちを教えてください。
A:テレビで途中見ていて、秋山さんがあんな笑顔で走っているのは初めて見たので、
笑顔でガッツポーズをしてくれたので、僕もそれに返して。それを力にして
走ろうと思いました。
Q:2位との差を大きく広げましたね。
A:タイムは昨年より50秒くらい遅かったのですが、しっかり後続を離せたという
ことでチームに貢献できる走りができたんじゃないかと思います。
Q:これから青山学院大学のエースとなっていくことが期待されます。
意気込みをお願いします。
A:今年は一年間うまくいかないことがあって、あまり成長していない部分もあるの
ですが、3年目はしっかりと、特に下田や中村と中心になって同級生で力をつけて、
一色さん、秋山さんといった先輩を超えられるような存在になって行きたいと
思います。
<5区 青山学院大学 神野大地選手>
Q:全員で勝ち取った完全優勝ですね。
A:昨年は終わってみたら勝ったなという感じでしたが、今年はチーム全員で本気で
狙いに行って勝つことができたので昨年以上の喜びを感じています。
Q:この一年はプレッシャーもありました。ケガもありました。
その中で力の源となったのはどういったことだったのでしょうか。
A:チームはプレッシャーの中でやっていましたし、自分自身も故障で1年間苦しんだ
のですけど、監督がいつも前向きな言葉を自分にかけてくれて、故障していた
時も今やれるべきことをしっかりやろうという気持ちでやれましたし、周りの
4年生が僕の穴を埋めてくれてチームをまとめてくれたので、監督と4年生に
今は感謝の気持ちでいっぱいです。
Q:改めて神野選手にとって、山登り、箱根駅伝というのはどういうものですか?
A:自分の人生を変えてくれた大会だと思いますし、山だけじゃないというところを
これから自分は証明していきたいと思うので、実業団に行ってマラソンだったりで
上を目指して頑張っていきたいなと思います。
9区区間賞インタビュー(早稲田・井戸浩貴選手)
2016.01.03
Q:3度目のこの今日の箱根、どんな気持ちでむかえたのでしょうか。
A:おととしと昨年度と失敗してますので、3度目の正直という事で挽回できればなと
思ってたので、それが達成できたのでよかったと思います。
Q:10区には今、藤原選手が大健闘を見せています。どんな走りを期待しますか。
A:彼はマイペースで走ってくれればいいと思っているので、無理せず大手町に
笑って戻ってきてほしいかなと思います。
瀬古:先輩の瀬古です。早稲田の意地を見せたね。
A :ありがとうございます。
瀬古:どうだった、今日は。
A :今日は前に追いつくことを考えて走れたので、最後まで楽しく走れたと思います
瀬古:来年、優勝目指してね。弾みがついたよね。また、一生懸命一年間練習して、
早稲田を引っ張って下さい。
A :はい。ありがとうございます。
8区区間賞インタビュー(青山学院・下田裕太選手)
2016.01.03
Q:歴代3位の好タイム、区間賞の下田裕太選手です。おめでとうございます。
A:ありがとうございます。
Q:素晴らしい走りでしたね。
A:区間記録も狙ってたんですけど、気温が高くなったので区間2位とどれだけ
離せるかっていうところが勝負だと思いました。
Q:トップでタスキをもらったので慎重に入るのかなと思ったんですが攻めました。
A:最初でリズムを作りたかったので3000メートルまではぱーっと。
往路も結構突っ込んで走ってもってたんで自分も調整できてるなかで
大丈夫だなと思って、最初はリズムつくるために少し早めにいきました。
Q:初めての箱根駅伝でしたがどうでしたか。
A:とても楽しかったです。最初の10キロくらいまでは本当に走れるのかな
っていう不安から前しか見れなかったんですけど後半の10キロは沿道の
声援とかをしっかり聞きながら楽しく走れたと思います。
Q:あと2区間で完全優勝です。
A:中村は結構いい感じで来てると思うので、利典さんは笑顔でゴールしていって
ください。
Q:見事な走りでした。
A:ありがとうございます。
7区区間賞インタビュー(青山学院・小椋裕介選手)
2016.01.03
Q:見事、2年連続の区間賞となりました、小椋裕介選手です。おめでとうございます。
A:ありがとうございます。
Q:いかがですか。
A:苦しい走りにはなったんですけども、いろんな方々に応援してもらって
本当に楽しい21.3キロでした。
Q:これで4年連続の7区でしたけども、いかがでしたか。
A:僕の箱根駅伝は小田原から平塚までしかなかったんですけど、
4回走らせてもらえるという事は本当に幸せなことなんだと思ってましたし、
一番うれしかったのは、昨日走った子が応援してくれてたんです。
毎年、僕の区間って素通りしていくんですよ。今回はぎりぎりだったんですけど、
大磯駅あたりで応援してくれて神野が身をのり出していて本当にうれしかったです。
Q:青山学院大学、もうずっとトップを走り続けていますね。
A:久保田から始まって一色、秋山、田村和希、神野...、本当にみんないいい走りを
してくれましたし、小野田があそこまで頑張ってくれるとは思ってなかったんで、
僕もやっぱり負けてられないなということで区間新狙ってはいったんですけど
うまいこと行かずに、それでも区間賞獲れたのでよかったかなと思っています。
Q:完全優勝に向けての青山学院大学ですね。
A:このまま大手町まで突っ切ってほしいと思います。
瀬古:おめでとうございます。
A :ありがとうございます。
瀬古:ゲストの藤川君から、小椋君は暑さがちょっと心配だと言ってたんですけど、
今日は暑さはどうでしたか。
A :脱水はなかったんですけど、坂を登るときにおなかつってしまって、
それが苦しく、痛かったんですけど、下りでもう一度ペースを作り直して
っていうことを繰り返しながら走りました。
Q :藤川さんからも一言ありますか。
藤川:小椋おつかれさま。
A :いや、拓也さんきのう「区間新とらんかったらお前紹介せんからな」って
連絡を送ってこられたんで。区間新とれなかったけど...
藤川:暑かったから仕方ないかなと思います。しっかり応援してください。
A :ありがとうございました。
6区区間賞インタビュー(日体大・秋山清仁選手)
2016.01.03
Q:秋山清仁選手にきてもらいました。区間新記録どんな心境でしたか。
A:自分でも、区間新までいけると思ってなかったので、走り切って、
知って驚いています。
Q:この1年間、どんな気持ちで練習されたんですか。
A:チームにとっても結構いろいろあって、それでも、自分は箱根の6区で
区間賞を獲ると決めて1年間やってきたので、この結果がついてきて
本当にうれしく思います。
Q:この喜び、誰に伝えたいですか。
A:とにかく今までお世話になった方にはもちろんなんですけど、
まわりで支えてくださった家族だったり、部屋の先輩だったり、
5区の室伏も自分の部屋の子なのでしっかりタスキをつないでくれて
みんなに感謝しています。
Q:この後にも本当にいい流れになりましたね。
A:7区の勝亦さんもいい流れで繋いでくれると思いますので、
復路で確実にシード権を獲れるように頑張っていきたいと思います。
瀬古:解説の瀬古です。
瀬古:秋山君、おめでとう。
A :ありがとうございます。
瀬古:日体大の下りって言ったら、谷口選手とかさ、川嶋選手ね、
みんなオリンピック選手になってるんで、あなたもその例に倣って
オリンピック目指して頑張って下さい。
A :頑張ります。
Q:瀬古さんのお言葉を聞いてどうですか。
A:自分でもまだ実感がわいてないので、これからさらに意識を高めて
やっていけたらと思います。
Q:秋山選手でした。おめでとうございます。
A:ありがとうございました。
往路終了後監督談話(16位~20位)
2016.01.02
【16位 中央大学・浦田春生監督】
Q:往路を終えての感想は?
A:想定していたよりも順位もタイムも届きませんでした。
Q:どのあたりが想定と違っていた部分ですか?
A:1区はいい出だしでしたが、2区以降は少しずつ
想定したタイムより遅れたと思います。
Q:5区の小谷選手で巻き返しをとファンの人も思いましたが、いかがでしたか?
A:我々も期待したのですが、逆に前のチームが見えない状況で、レースの序盤は
少し焦った入りでした。肝心の登りになってから足が止まってしまった状況でした。
速さもあるし、往路の5人を揃えないと中々上位に入れないですね。
Q:中央大学の復路の作戦は?
A:少しずつ上を目指して、1校ずつ上がって大手町に戻りたいと思います!!
Q:どういうところを聴いていただきたいですか?
A:今日のことは忘れて、明日走る選手5人が襷をしっかり繋ぎ通して、
また次回につなげられるような走りにしたいと思います。
Q:最後に往路優勝をした青山学院大学の印象は?
A:全く穴がない印象です。
選手の良い面悪い面あると思いますが、
駅伝としてはパーフェクトな戦いだと思います。
【17位 明治大学・西監督】
Q:今日を振り返ってみていかがでしたか?
A:1区2区ではいいスタートをしたんですけど、
3区の坂口が前日に痛みを訴えていて、
その中で走ったので、このような結果になったのではないかと思います。
あとは5区は低体温症で体調不良になってしまいましたけど、
体調自体は悪くなかったと思います。
Q:走り終わった選手の様子はいかがでしたか?
A:みんなショックを受けていました。
Q:監督自身の気持ちは?
A:5分40秒ありますけど、残り半分諦めずに追いかけていきたいと思います。
Q:明日のレースプランはどのようのを考えていますか?
A:5人で5分40秒、1人1分30秒ぐらいは縮めていかないといけない
厳しいタイムですが、何とか諦めずに走っていきたいと思います。
Q:具体的な目標をあげるとしたら?
A:シード権を獲りたいですね。
Q:キーパーソンになりそうな人は誰でしょうか?
A:6区の滑り出し、そして無難にそのあとの4人が繋いでいくことですかね。
Q:明日は気温が上がりそうですがどのような対策をしていますか?
A:条件はみんな一緒ですのでその中で、対応していきたいと思います。
Q:往路優勝の青山学院の強さはどのあたりだと思いますか?
A:波に乗っているという感じですね。
特にみんな確実に走っていくという強さがありますね。
【18位 上武大学・花田勝彦監督】
Q:今日の往路振り返ってどうでしたか?
A:1区からレベルが高くて本当にレベルが高いと実感しました。
Q:その中でよかった点、悪かった点を1つずつあげるとしたらどこですか?
A:東が不安な状態で11月、12月来ていましたので、
本人が無事に走り切れたことはよかったなと
思いますし、アンカーで5区の森田は一人で黙々と1ケタ順位まで来てくれたので
その辺は来年まだ2人ともいますので、収穫があったと思います。
Q:来年につながる走りもこれでできたということですか?
A:そうですね、井上は思い通りに走れなかったため課題もあったと思いますが、
経験といった意味では良かったかなと思います。
Q:明日の復路について作戦はありますか?
A:一斉スタートな上、不安な6区でもありますので
何とか出遅れず山を下りたいなと思っています。
Q:往路優勝した青山学院にはどのような強さがあると思いますか?
A:しっかりとタレントが揃っていますし、
それをまとめる原監督の組織力はすごいなと思います。
【19位 法政大学・坪田智夫監督】
Q:まずは往路を振りかえってください。
A:1区の出来がすべてでした。1区の区間20位を、
取り返すだけの力はないので、なかなか厳しいレースになったと思います。
Q:1区以外の選手についてはいかがですか?
A:ちょっと悪い流れが連鎖してしまっていました。
そのなかでも、4区の1年生・坂東悠汰と、5区の2年生の細川翔太郎。
初出場の下級生2人が、よく踏ん張ってくれたので
来年につながるレースにはなりました。
Q:明日の復路に向けてどのように考えていますか?
A:あくまでシード入りを目標に、あきらめずに頑張っていきたいです。
今日は1区で出遅れてしまいましたが、明日は逆にスタートの6区の田中(優大)が
よい走りをしてくれれば、また流れを引き寄せることができるはず・・・
そういう意味で、6区がキーになると思います。
Q:往路は一斉スタートになります。選手にはどのような声を掛けますか?
A:集団のレースになってくるので、うまく人を使いながらレースを進めるように、
そういった指示になってくると思います。
Q:往路優勝の青山学院大の印象を聞かせてください。
A:良い選手の揃っているチームが、1区からあれだけ逃げてしまえば、
トップを譲らない走りになります。やっぱり「強いな」という印象ですね。
【20位・大東文化大学 奈良修監督】
Q:往路20位を振り返っての感想は?
A:学生が一生懸命やった中での結果ですので、
明日あるので切り替えてやっていきたいです。
Q:往路優勝した青山学院大学の印象はいかがですか?
A:全日本で負けてからの2か月、
厳しく泥臭くやってきたということを聞いていますので、
私たちに何か欠けていた部分があるかなと感じます。
まだ、初日だけなので青学さんがどうか分かりませんが、
やはり勝つチームは努力をしています。
Q:最後に明日の復路にどう臨みますか?
A:目標はシード権ですが、まず前のチームとレースをして
最終的にシード権に絡めるようにしたいです。
往路終了後監督談話(11位~15位)
2016.01.02
【11位 城西大学・櫛部静二監督】
Q:まずは、今日の往路について一言お願いします。
A:予定通り走ったものとそうでないものがいたんですけれども、
大方1から3まではタイムをしっかり刻んでくれていい内容だったのかなと思います。
Q:特に今日はだれがよかったですか?
A:西岡は力的に1区を任せるにはちょっとキツイかなと思ったんですけど
しっかり走ってくれました。
Q:明日の復路に向けて一言お願いします。
A:松村を起用する予定なのでどこで起用するかじっくり考えたいと思います。
Q:それは監督の中では決まっている感じですか?
A:構想は決まっているのですが、
他チームのメンバーを考えていい位置で入れたいと思っています。
Q:明日、復路は一斉スタートですが、選手たちにはどのように声をかけますか?
A:1つのロードレースと考えて、そのグループで行くと考えているのと、
何人か力をつけているのもいますのでそこで逆転したいと考えています。
Q:復路の目標をお願いします。
A:目標タイムでしっかり走れたら目標の総合タイムに近づくと思いますので、
それをしっかり走ってもらいたいと思います。
Q:今日往路優勝した青山学院大学また他大学の印象について一言お願いします。
A:大きく予想を下回ったチームもあったのですが、
本命の青学がトップでゴールしたということで
いい選手がいて、そして実際いい走りをしたという印象です。
【12位 東京国際大学・大志田秀次監督】
Q:初めての箱根駅伝、往路の結果12位をどう受け止められますか?
A:選手がこちらが想定したタイム通りに走ってくれて、
それが結果12位というところで・・・
想定していたタイムが5時間37分でしたので、
それでシードが見えてくれたらいいなぁという話を
していましたが、シード圏内から30秒以内にあるので、
また一つ選手に目標が出来て頑張れると思います。
Q:山の5区(浜登選手)は区間一桁7位でした。
A:彼は入学前から箱根の上りをさせたいと思っていた選手でしたので、
適性がばっちりありまして、今日はうまく走ってくれたと思います。
Q:大混戦のシードになりそうな雰囲気がありますが・・・
A:そうですね。できればそこを賑わせるというか、
皆さんに注目してもらえるようなレースを明日もしたいと思っています。
Q:明日の大きなポイントは?
A:まずは前半6区、下りがそんなに期待できる選手ではないので、
下りが終わった時点でシード圏内から2分以内くらいでいられればいいと思います。
Q:最後に往路優勝した青山学院大学の印象を教えてください。
A:同じ学生がやっているとは思えないずば抜けたチームですので、
10年かかるか20年かかるかわかりませんけれども、
何年後かにはああいうチーム作りを目指していきたいと思います。
Q:創部5年での箱根初出場というのはいかがですか?
A:今年というか5年間ずっとこれを目標にやってきたことなので、
それはもうこのような舞台に立たせてもらえたことを選手に感謝していますし、
4年後5年後には優勝を争えるチームにしていかないとと思っています。
青山学院さんの後ろを見ているところもあるので、あやかって頑張りたいと思います。
Q:監督も母校・中央大学で何度も優勝を味わっていますが
A:その時はもっともっと選手が頑張って強かった時代ですので、
うちはほかの大学に行ったらメンバーになれない子たちの集団なので
その子たちの意識を変えて中央大学にない強さを作りたいと思います。
Q:本選に出場することは力になりますか?
A:なると思います。
皆さんに注目されますし、今日走った子は道路を占有して多くの方に名前を呼ばれ、
大学名を呼ばれ、みんなに応援されているのを感じたと思います。
本当にすごい大会です。
【13位 日本体育大学・渡邉正昭監督】
Q:全体をみましていかがですか。
A:4区まで多少出入りはありましたけども、予定通りの流れできまして、
5区(室伏選手)に期待をしすぎたのかもしれませんけども、
1年生の時からそれくらいの重荷を背負って走ってもらいたい子なので、
チームとしても本人としても苦い経験ですが、いい経験になったと思います。
Q:苦しい走りになったのはどこが原因とみていますか。
A:室伏。5区の子は...上りは得意だろうけども、いろいろあったんでしょうね。
途中、集団を引っ張ってましたけど、後ろから来られたということと、
ちょっと前に出られたときにずるずる下がってしまったので、精神的なところですね。
途中でふらふらしましたけど、声をパっとかけたらすぐ戻りましたし、
そこから、また頑張りがきいたので、力の出し方がどうのこうのというよりは
精神的なものが大きかったと思います。
Q:2区の奥野くんはおっしゃってた通りでしたが、3区の小松くんという組み方は
どのような考えだったのでしょうか?
A:とにかく8番以内のところで前の集団・流れに乗っていきたかったので、
1区間で一気に上がるよりは、下がりかけてももう一回流れを戻すという意味で
小松に行ってもらいました。
1区の小町は力はありますので、あの速い流れのなかで、ついていける子は
うちのチームにはなかなかいないので小町でよかったと思っています。
Q:明日のレースプランはどのようにお考えですか。
A:前に何チームもいますので一つずつあがっていくというだけです。
時差スタートですから、順番に1つずつというわけにはいきませんが、
感覚としては、少しずつ前へ・・・それで目標の8番を目指していきたいと思います。
Q:明日のキーパーソンとなりそうな選手はどなたですか。
A:6、7区で流れをつくってほしいものですから、6、7区の子たちですね。
Q:明日もまた、気温が上がってきそうですが、どのようにお考えですか。
A:特別な対応をするわけではなく、それなりの準備をして走ってほしいと思います。
気にしすぎずに行きたいと思います。
Q:1位の青山学院についてどのような印象を受けましたか
A:遠く離れていてわかりませんが、それぞれが自信を持って走ってますね。
同じ大学生なので力の差は多少あるでしょうけど、あそこまでひらく、強いっていうのは
自信とプライドを持ってるんじゃないかなと思います。見習っていきたいです。
Q:奥野くんの走りについて一言いただけますか?
A:まだまだ力がないですね。
Q:期待されていたのではありませんか?
A:あの子も競り合って下がっちゃうので
「そんなことで実業団行って通用するかー!!!」って
メガホンで言いました。そういうところが弱いですよね。
Q:監督からみた箱根駅伝はどんな大会でしたか。
A:観客がたくさんいて、大きな大会ですごいなと思っていましたが、
監督として見させていただいて、先頭集団とところどころの中継車の映像で、
8番・10番15番とかそういう位置でも競り合いが演じられているのが初めてわかりました。
それぞれが一生懸命追っかけているんですけど、前はどんどん先行ってしまうっていうのが
よくわかり、いい経験をさせていただきました。
【14位 中央学院大学・川崎勇二監督】
Q:今日の往路を振り返って一言お願いします。
A:4区までは想定通りでいい流れだと思ったんですけど、
5区の山本くんが予想外の失速をしたので、正直戸惑いました。
Q:1区から4区の選手は想定通りということで、
設定タイム通りということになりましたか?
A:若干狂いがありますけど、4区の新井くんもかなり下だったんですけど、
想定内で走ってくれました。
Q:明日の復路に向けて一言お願いします。
A:1日目14位という結果でしたけど、シードから40秒くらいですので、
そんなに手の届かないところではありません。
6区から着実に1つずつ上げていきたいと思います。
Q:明日のメンバーについては監督のなかで決まっていますか。
A:はい、もう決めております。
Q:明日の復路は一斉スタートとなりますが、
そのへんは選手にどのようにお伝えしていきますか。
A:タイム差のこと考える頭が混乱しますので、
とにかく自分の走りを心がけるよう伝えたいと思います。
Q:最後に往路優勝の青山学院についての印象をお願いします。
A:速さと強さを兼ね備えたチームだと思います。
【15位 神奈川大学・大後栄治監督】
Q:往路を振り返っての感想をお願いします。
A:そうですね...。ダメなところがあったワケじゃないんだけど、
流れに乗れなくて、苦労しました。
Q:特に苦労した点をあげると?
A:1区でもうちょっと、ほかの大学と競り合って襷を渡してくれれば、
2区がもうちょっと伸びたと思います。それでも、2区、3区と頑張ってくれたんですが、
今度は4区がちょっと走れなくて・・・そういうところですね。
Q:復路優勝した青山学院大の印象は?
A:層の厚さはピカ1だし、伸び伸びと走ってますよね。それが強さだと思います。
Q:明日の復路に向けては?
A:10位チームとの差が、3分ちょっとなので。まだまだ望みは捨てていません。
どちらかと言うと、明日のメンバーの方が安定感があると感じていますので。
Q:改めて目標を聞かせてください。
A:10位争いをして、大手町まで行きたいと思います。
往路終了後監督談話(6位~10位)
2016.01.02
【6位 日本大学・武者コーチ】
Q:往路の感想を聞かせてください。
A:1区・2区は予定よりちょっと遅かったんですけども、
他大学もエースが来てますから。
流れはよかったんですけど、3区・4区が区間17・18番でいってしまったので、
ちょっと駅伝にならなかったかなと思います。
でもキトニーが区間賞をとりましたので、キトニーに助けられたというところです。
Q:明日の復路はどのように臨みますか。
A:明日も気温が上がりますし、後ろから追われると思いますので、
しっかり自分たちの力を信じて、力を出しきってくれれば結果はついてくると思います。
Q:改めて目標を聞かせてください。
A:今の順位を落とさないように頑張っていきたいと思います。
【7位 順天堂大学・仲村明監督】
Q:往路は7位でした。感想から聞かせてください。
A:本当は3区のところでもう少し前に行きたいなと思っていたんですけど。
松枝(博輝)がうまく機能しなくて、ちょっと冷やっとしました。
それ以外のメンバーがよくカバーしてくれました。
全体としては、力通りの走りをしてくれたと思います。
Q:山もしっかりとこなしてくれましたね。
A:12月の最初に、ちょっと足の状態を悪くしたり、体調を崩したりしたので、
田中(孝貴)は慎重に入らせたのですが、後半の伸びがあってよかったと思います。
Q:「復路の順大」と言われています。どんな展開をイメージしていますか?
A:比較的、往路のメンバーの踏ん張りが利いたので
復路のメンバーも頑張ってくれると思っています。
この大会は、ひとつのミスもできない駅伝ですので、
全員が力通りにキチッと走ってくれることを期待しています。
Q:期待は高まるのでは?
A:そうですね。ひとつでもポジションを上げることができればいいなと思っています。
Q:最後に、往路優勝の青山学院大の印象を聞かせてください。
A:それについては...。実際に眼で観ていないので、コメントが難しいですね。
なんともお答えのしようがない、というのが正直なところです。
【8位 東海大学・両角速監督】
Q:往路を振り返ってください。
A:2区までのところでつまずいたので、一時は不安もよぎったが、
後半の選手たちがよく盛り返してくれました。
チームワークでカバーできたところは良かったです。
Q:1区で起用された湊谷春紀選手は、調子が良いと言われていましたが、
何かアクシデントでもあったのでしょうか...?
A:問題があったわけではなく、10kmの入りなどは予定していたよりも速かったですし、
区間新に近いハイペースだったので、
1年生の彼には負担が大きかったかなという気がしています。
そういう状況のなかにあって、よく走ってくれたと思います。
Q:今日、一番良かった選手の名前をあげると?
A:追撃の狼煙を上げてくれた3区の廣田(雄希)ですね。
彼の頑張りが、後につながってくれた気がします。
襷を貰うやいなや一気に加速して、気持ちが表面に出ている走りでした。
Q:復路についてどのようにお考えですか?
A:5位が目標なので達成できるように頑張りたいです。
特に7、8、9区が重要になると考えています。
Q:往路優勝の青山学院大の印象はいかがですか?
A:1区からレースの主導権をしっかり握って、それを最後まで譲らなかった・・・
ちょっと「抜けた」強さを感じます。
【9位 帝京大学・中野孝行監督】
Q:往路の戦いを振りかえってください。
A:選手に出来・不出来の差はありましたけど、
終わってみればまずまずの順番かなと思います。
(復路は)一斉スタートになりますが、すぐ近くの見える位置に
目標とすべきチームが2つほどありますので、復路も積極的に攻めていきたいです。
Q:今日良かった点は?
A:終わったから言えるのですが、
5区の加藤(勇也)が10日ほど前に体調を崩していた中で、
1・2年生のときに箱根を走れなかった分の想いを乗せて激走してくれたと思います。
あとは4年生がしっかりやってくれたところ、そこは帝京らしさです。
1、2区の4年生がチームを良い流れに乗せてくれました。
Q:明日に向けていかがですか?
A:明日も4年生を多く使う予定です。調整も順調だったので、
良いレースができると思います。
誰をどの区間で走らせるかについても、もう決まっています。
その上で、ウチが対象としなくてはいけないチームの「残りの札」を見て、
どういう戦い方をするのか・・・今晩じっくり考えて、練り直したいと思います。
Q:最後に往路優勝の青山学院大の印象を教えてください。
A:往路でもうハッピーになっちゃいましたね。
多分このまま逃げ切ると思うのですが、
学生スポーツなので何が起きるかは分かりません。
このまま逃してはいけないと思うので、どこかで何かしら抵抗したい...と言うか、
ほかのチームに抵抗して貰いたいです(笑)。
【10位 拓殖大学・岡田正裕監督】
Q:往路を振り返っていかがでした?
A:いいところも悪かったところもあった印象です。
Q:悪かったところは?
A:2区の1年生(デレセ選手)で力が出し切れないまま襷渡しになってしまいました。
上りももう少し力があるのに十分に発揮できず・・・
来年の目標、課題ができたかなと思います。
Q:いいところは?
A:1区のキャプテンが意地の走りで3位で襷を繋げたのは、
チームにも明日にも、同じ4年生に刺激を与えたかと思います。
Q:往路10位でシード権争いですがいかがですか?
A:出入りはあると思いますが、明日は平均した布陣で臨むので、
なんとかシード権を取って、来年に出場したいです。
また、来年有望な選手が入学するので、
少しずつチームの強化が出来てきていると思います。
Q:明日の作戦は?
A:特別に順位が上がることもないので、
淡々とした走りで後半勝負に持ち込めれば。
今日の4区(山本選手)も早いタイムでは持っていないが、
後半の粘りで5区に繋いでくれました。
後半を強く維持するというテーマで1年間やってきたので、
そういうレースを心がけていきたいです。
Q:選手にはこの後何と声をかけますか?
A:まずはご苦労さんと。4年生はこれが最後ですし、
キャプテンが気合を入れた走りをしてくれたので、
それを継続して明日も頑張ってほしいと伝えたいです。
Q:最後に往路優勝チームの青山学院大学の印象は?
A:強すぎましたよ(笑)。やはりメンバー10人が揃えられた、
もちろん控えも含めてですが、
駅伝はどこでなにが起こるかわかりませんが、
全員がきっちり走り切れたのは大きいと思います。
また、5区の山の神(神野選手)が健在だったのも大きいです。
そのために、繰り上げスタートの仲間入りになってしまいました・・・
ただ、学生スポーツは毎年卒業するので、
来年も一つの目標を持って取組んでいきたいです。
往路終了後監督談話(1位~5位)
2016.01.02
【1位 青山学院大学・原晋監督】
Q:見事な往路完勝でした。
A:そうですね。今の力の120%を出してくれましたね。
特に1~3区は120%を、4区・5区も100%を出してくれましたね。
Q:神野選手もしっかり走りましたね。
A:本人は1時間20分を想定していましたが、
私としては1時間18分30秒もあるかなと考えていました。
最後、頂上で風が強くて、その分タイムが出ませんでしたが、
今の100%の力は出してくれました。
Q:タイムも含めて、レースは想定内でしたか?
A:想定以上ですね。3分もリードを奪えるとは思っていませんでした。
Q:ハッピー指数もグンと跳ね上がってますね。
A:スタート前も100%に近かったんですが、今200%、
そして明日300%に上げてきたいですね。
Q:明日ですが、どのような形で優勝を狙いますか?
A:まずは6区でしょうね。1年生の小野田がインカレも三大駅伝も初の出場なので、
彼がうまいこと下ってくれれば、7区には4年連続7区の小椋が控えていますので、
8区以降は自信を持って繋ぎたいと思います。
Q:復路のポイントは?
A:やはり6区の小野田、そして7区の小椋ですね。
Q:3強と言われる2つの大学(東洋・駒澤)も必死で追いかけてくると思います。
A:気温が上がるので、7区が終わった時点でできるだけ引き離したいですね。
Q:連覇、確実ですね。
A:いえいえ、亜細亜大学さんが逆転して勝った時のように暑さというものが
ありますので、今回については何が起こるかわからないと思います。
【2位 東洋大学・酒井俊幸監督】
Q:今日の往路の結果を踏まえていかがですか?
A:やはり青山学院さんが非常に強かったと思いますが、
まだ3分差ですので、諦めずに明日の復路に備えていきたいと思います。
Q:途中、20秒くらいまで縮めましたね。
A:はい。2区を終えて20秒というのは想定の範囲内だと思っていました。
Q:3区に弾馬くんを入れましたが、いまひとつ調子があがらなかったと。
A:そうですね。序盤からリズムに乗れず、20秒詰めるのが彼の役割だったのに、
大分空いてしまったということが、4区・5区の走りに影響したかなと思います。
Q:優勝を前提にレースを組み立てていますけど、3分4秒差というのはいかがですか?
A:1区間での逆転というのは厳しい差だと思いますので、しっかり追撃態勢をつくって、
1区間1区間しっかり詰めていきたいなと思います。
最終区に追いついてもかまいませんし、9区でもいいですし、
やはり後半の区間に希望が持てるように、復路の前半区間で頑張りたいと思います。
Q:明日の気温も高くなるという予報が出ています。
A:気温が高くなりますと何が起こるかわからないのが箱根駅伝ですので、
しっかり最後まで諦めないで臨みたいと思います。
Q:改めて、優勝した青山学院についてお願いします。
A:やはり久保田くん、一色くんという柱になる選手、そしてやはり神野くんですね。
大変なプレッシャーの中、しっかりとまた合わせてきたっていうのは非常に...。
昨年は勢いで、今年は重圧の中での往路優勝ですので立派な成績だと思います。
【3位 駒澤大学・大八木弘明監督】
Q:まず往路の結果を踏まえていかがですか?
A:1区が流れを作ってくれなかったので、あの辺がちょっときつかったですね。
2区、3区とうまく工藤・中谷で盛り返しましたけどね。
あとは、山がもうちょっと走ってくれるかなと期待してたんですけど、
なかなかうまくいかなかったですね。
Q:区間4位ですが・・・
A:4位ですけど。タイム的にはもう少しいってほしかったんですよね。
条件が悪くてもね。だけど、13番から3番までいきましたからね。
まあなんとか面目は保ったかなと思いますけど、はい。
Q:明日に5分20秒差のスタートですが・・・?
A:青学はちょっときついかなというところもありますけど、東洋さんをみてね。
明日、復路頑張っていきたいと思います。
Q:今年の青山学院大学の印象はいかがですか?
A:選手たちが安定していますね。選手層が厚いなというのを感じますね。
3区など新しい選手が走っても、しっかり走ってますからね。
やっぱり強いところだなと思います。
Q:大八木監督がいつも言ってる3番以内に、まずは入ってますけれども。
A:それを確実にできるように明日頑張りたいと思います。
【4位 山梨学院大学・上田監督】
Q:往路を振り返っていかがですか?
A:オムワンバでなくニャイロを使いましたが、
1年生で68分を切ってきたのは良かったです。
上出来・・・でも欲を言えば67分も切れたかなと思います。
Q:3区の上田健太選手(息子さん)も頑張りましたね。
A:前半は緊張していたかなという印象でしたが、
駒澤の中谷くんに並ばれてからは冷静さを取り戻して後半はよくやっていたと思います。
あれだけ後半良かったから、前半も同じようにできていたらと思いますが、
まぁプラスマイナスゼロでトントンというところです。来年以降につながる走りでした。
Q:復路はどのようなレースを展開しますか?
A:目標の3位入賞に向けて着実に前との差をつめていきたいと思います。
Q:青山学院大学についてはどのような印象をお持ちですか?
A:いい選手がたくさんいて、その選手が力通りの走りをしていたという印象です。
強いな、と・・・でも激流の中に私たちも戦っているので、
しっかり挑んでいきたいと思います。
【5位 早稲田大学・相楽豊監督】
Q:往路について、一言聞かせてください。
A:1区・2区でしっかり流れに乗って、上位争いをするのが目標だったのですが、
そこでつまずいてしまいました。ただ、苦しい場面もありましたけど、
3区以降は立て直してくれました。自分たちの力は出し切ることができたように思います。
Q:「2区に高田(康暉)選手を起用したときは、調子が良いと思ってください」と、
お話していましたが...。
A:特に体調不良や足の故障があったのではないのですが、ほかのメンバーと較べると、
練習が足りていないようなところがあったので・・・そこだけが心配でした。
その心配が悪いほうに出てしまったのは、私の判断ミスかなと思います。
それでも、高田が苦しい中でも、しっかりと繋いでくれたので、
首の皮1枚つながりました。
Q:反対に今日良かった選手は誰ですか?
A:どの選手も、それぞれがそれぞれの区間で、自分の目標をしっかり決めて、
それに向かって力を出してくれました。全員が全員頑張ってくれたと思います。
Q:復路に向けていかがですか?
A:復路も、往路と同じような力を持ったメンバーを残していますので、仕切り直しです。
気持ちを切り替えて、いまの順位からひとつでも上に行けるように頑張りたいと思います。
Q:復路の顔ぶれや走る区間は、もう決まっているのですか?
A:まだ復路のメンバーの状態を確認してないので、これからコーチと相談して決めます。
Q:復路のポイントは?
A:「全員駅伝」と言っているように、全区間が重要だと思っています。
ただ、そのなかでも特に6区は、復路の1区なので・・・
よい滑り出しができたらいいですね。
Q:最後に往路優勝の青山学院大の印象を聞かせてください。
A:生では観ていないんですが、かなり暑くて厳しいコンディションだったと思います。
そのなかで区間記録に迫るようなタイムで、全員がしっかり力を出していたのは、
あらためて「強いな」「隙がないな」と感じました。
往路優勝後インタビュー
2016.01.02
<1区 青山学院大学 久保田和真選手>
Q:おめでとうございます。
A:ありがとうございました。
Q:青山学院史上発の1区区間賞ということで、振り返っていかがでしょうか。
A:去年1秒差で2位だったので、是非区間賞を取って4年間に花を添えたいと
思っていたのでよかったです。
Q:色々なものを背負って迎えた今日だったと思いますが、
この1年どんな思いで走ってきたのでしょうか。
A:箱根で勝つことを考えて、1区で勢いをつけてやろうと思って走りました。
Q:チームメイトとつないできた4年間でしたね。
A:最後の最後まで色々ありましたけど、本当にこの青学でよかったと思います。
<2区 青山学院大学 一色恭志選手>
Q:2年連続の2区ということで振り返っていかがでしょうか
A:昨年とほぼ同じタイムで15キロを通過したのですが、今年はかなりきつくて、
ただ合計タイムは昨年よりもよかったのでそこは少しホッとしています。
Q:盤石な走りで堂々トップのたすきリレーでしたが。
A:はい。ただ、1区、3区、4区で区間賞を取られたので、なんか暴走したん
じゃないかという雰囲気がちょっとあります。やっぱりくやしいですね。
Q:秋山選手とは同級生のたすきリレーとなりました。
どんな言葉で送り出したのでしょうか?
A:敬語を使わずに送り出せるというのは楽なので「行ってやれ」みたいな
感じで堂々と送り出しました。
<3区 青山学院大学 秋山雄飛選手>
Q:初めての箱根を笑顔で走りきりましたね。
A:後ろから監督がおもしろい言葉を言ってくれたので、笑って疲れを忘れて
最後まで走りきることができました。
Q:どんな言葉をかけてもらったんでしょうか?
A:「秋山隊長がんばれ!」とか「3年前の都道府県駅伝の再来だ!」とか、
色々と面白い言葉をかけてくださいました。
Q:まさにハッピー大作戦。ハッピーに走りきることができたのでは?
A:最後まで笑顔で走れたので、今はハッピー指数120%というところです。
Q:そしてタイムが1時間2分24秒。これは歴代5位の好タイムということで
チームにもしっかり貢献しましたね。
A:この2年間、ずっとチームに貢献できずに歯がゆい気持ちばかりだったので、
やっとチームに貢献できたんだなと考えるとうれしいです。
<5区 青山学院大学 神野大地選手>
Q:おめでとうございます。
A:ありがとうございました。
Q:2年連続の5区、まずは振り返っていかがでしょう?
A:この1年間は故障で苦しんで、最後の箱根駅伝をあきらめた時期もあったの
ですが、やっぱりもう一度優勝の喜びを味わいたいという気持ちだけで
今日走りました。
Q:神野選手自身がこの大きなヤマを乗り越えての5区ということでしょうか
A:1区から4区の選手が予想以上に頑張ってくれたので、自分はただつなぐ
という意識だけを持って、あとは復路のために少しでも差を広げて、
明日気持ちよく走ってもらえればという思いで走りました。
Q:66人の名前が書かれ、さらには仲間の汗もしみこんだこのたすきの重み
というのはいかがでしょうか。
A:やっぱりたすきをつけると絶対にあきらめてはいけないという思いに
なれますし、たすきをかけると頑張れます。
Q:最後にキャプテンとして明日の復路に向けてお願いします。
A:昨年は2位と5分近い差があったのですが、今年は3分ということで、
6区は1年生ですし、まだまだ油断できるタイム差ではないと思うので
明日復路の選手に頑張ってもらって、最後に大手町で最高の喜びを分かち
合えればと思います。
往路優勝監督インタビュー 青山学院大学 原晋監督
2016.01.02
Q:おめでとうございます。
A:ありがとうございます。
Q:一度もトップをゆずらない完全優勝ということで
前回優勝校の強さが光るレースでしたね。
A:そうですね。昨年は大学創立140周年で優勝を迎えまして
今年は150周年に向けての第一歩をこうして優勝できたことを
本当にうれしく思っています。
Q:ただ、プレッシャーや重圧を乗り越えてのこの往路優勝というのは
去年とはまた重みの違ったものになったのではないでしょうか。
A:そうですね。前期はわりとゆったりと「今年も楽勝」というような
思いでやっていたのですけど、駅伝シーズンに入りまして非常に
プレッシャーを日々感じていました。ですから今日、学生たちが
勢いのある走りをしてくれてまずは一安心というようなところです。
Q:2位の東洋大学とは、いま3分4秒の差となりました。
明日の復路、総合優勝に向けてお願いします。
A:はい。山下りを1年生が走ります。彼がしっかりと下ってくれれば
あとは上級生が責任を持ってやってくれると思います。
特に7区の小椋は4年連続の出場となりますので期待していますし
8区、9区、10区も間違いなく走ってくれると思います。
4区区間賞インタビュー(青山学院・田村和希選手)
2016.01.02
Q:2年連続の区間賞となりました、田村和希選手です。今日のレースを振り返って
いかがだったでしょうか。
A:走る前は、秋山さんが1分近く差をつけてくれたので、自信をもってスタートする
ことが出来ました。
Q:今回も、区間新記録という思いもあったんじゃないですか。
A:走る前はまだ誰も出していない53分台っていうのを目標にやってたんですけど、
昨年と環境が違ったのでそこでちょっとタイムが落ちちゃったのかなと思います。
Q:また、神野大地さんとタスキリレーした際にはなにか声を掛け合っているようにも
みえたのですが。
A:神野さんが任せろって言ってくれて僕はしますよって神野さんに大きな声で
伝えました。
Q:まさに田村選手もルーキーからエースへと名乗りを上げるそんな走りだった
んじゃないですか。
A:エースだったらやっぱり後ろの区間2位の人と1分以上差をつける走りをしなきゃ
いけないのかな、力不足っていうのは今回のレースで感じましたね。
Q:次のレースも期待しています。田村選手でした。
A:ありがとうございました。
3区区間賞インタビュー(青山学院・秋山雄飛選手)
2016.01.02
Q:見事な区間賞、秋山雄飛選手です。おめでとうございます。
A:ありがとうございます。
Q:区間賞を獲るというのは、どんな気分ですか。
A:久々に区間賞獲れたので、やっぱり気持ちいいですね。
Q:箱根では、初めての出場となりましたけどいかがでしたか。
A:初めてだったのですごい緊張して、東洋と同じくらいで来るんじゃないかと
緊張してたんですけど、マネージャーの方とかトレーナーや恩師の方が
大丈夫だって言ってくれて、すごい安心して走りました。
Q:トップでタスキを受けて、トップで渡すっていかがですか?
A:気持ちいいですね。レースでスポットライトがあたっているんだっていう気分でした。
Q:4区は田村選手、5区は神野選手ですね。
A:二人ともすごい頼りがいのある選手なので、このまま往路優勝につなげて
ほしいですね。
Q:見事な区間賞、秋山選手でした。おめでとうございます。
A:ありがとうございました。
2区区間賞インタビュー(東洋・服部勇馬選手)
2016.01.02
Q:歴代5位タイの好記録、2年連続の区間賞服部勇馬選手です。
おめでとうございます。
A:ありがとうございます。
Q:最後の箱根、素晴らしい走りでした。
A:1区の上村が頑張ってもってきてくれたので、自分のところで
もう一度首位を捕らえられるような走りを心がけました。
Q:6分台も狙っていたと思うんですが。
A:目標は6分台だったので、それに届かなくて悔しい気持ちと、
4年間やってこれたことに対しての達成感といろいろあります。
Q:このあとは東京マラソンの出場も表明しています。
リオ、そして東京オリンピックも目指しています。
その気持ちをお願いします。
A:これまで酒井監督が世界を目指すという方針の下、自分自身が4年間
やってこれたことを継続して、オリンピック出場、またメダル獲得で、
監督に恩返しができるような走りを今後していきたいと思っています。
Q:そして弟の弾馬選手にタスキを託しましたが。
A:弾馬は、今年に入ってエースとして力強い走りをしてくれているので、
今までとは比べ物にならないくらいの選手になってくれたので
安心してみてられます。
Q:見事な区間賞でした。
1区区間賞インタビュー(青山学院・久保田和真選手)
2016.01.02
Q:おめでとうございます。
A:ありがとうございます。
Q:今日はどんな気持ちで、どんな作戦で、走りましたか?
A:4年ということで、最後の箱根になるので、楽しんで走ろうと思いました。
Q:その最後の箱根で、鶴見中継所で、青山学院史上初めてのトップでの
タスキリレー。そして、久保田選手にとっても箱根駅伝初めての区間賞ですね。
いかがですか?
A:そうですね、もう素直にうれしいです。
Q:2年生の時は走れず悔しい思いをしました。去年は優勝も味わいました。
4年生になって、久保田選手にとって箱根駅伝はどういったものでしたか?
A:こんなにお客さんに囲まれて、すごい声援のなかで走れることは
ほとんどないと思うので、本当に楽しかったです。
Q:チームは連覇に向けていま、2区・一色選手がトップを快走しています。
今後に向けて一言お願いします。
A:力ある選手ばかりなので、みんなで力を合わせて優勝したいと思います。
Q:おめでとうございます。1区見事な区間賞青山学院大学久保田和真選手でした。