12月9日 箱根駅伝への道
2015.12.09
この日は、箱根駅伝に出場する大学4年生のエースたちが、
過去、中学、高校時代にどのような対決をしてきたのか、
ライバル対決について、お届けしました。
現在、4年生の1万メートル持ちタイム、ベスト3は、
1位は先週、インタビューをお届けした明治大学の横手健選手。
今シーズン、日本人学生で唯一27分台をマークしています。
2位は、東洋大学のキャプテン・服部勇馬選手、
そして、3位は、青山学院大学の久保田和真選手となっていますが、
この順番、陸上に詳しい方だとお気づきかもしれませんが、
今から4年前、彼らが高校3年生の夏
インターハイ5000m決勝で日本人トップ争いを演じた
3人なのです。
そのレースは、1位から3位まで外国人留学生が独占していましたが、
日本人トップの4位が、当時、作新学院高校の横手健選手、
5位は、仙台育英高校の服部勇馬選手、
そして、最後は少し遅れた九州学院高校の久保田和真選手が
6位という結果でした。
そのライバル3人も
大学駅伝では、同じ区間を揃って走ったことがありません。
果たして、2区でライバル3人の対決はあるのか?
今回の注目ですね。
そして、4年前のインターハイで横手、服部、久保田の3人に次いで、
日本人4番目、7位に入ったのが、
豊川工業高校の小山裕太(ゆうた)選手。現在、駒澤大学の4年生。
前回の箱根駅伝でエントリーメンバーに初めて入ったものの、
本戦出場はならず、ここまで3大駅伝出場は、一度もありません。
しかし、最終学年となった今年、9月に1万mの自己ベストを
更新すると、10月には、5千mでも高校3年生以来となる
自己ベストを更新。最後の箱根駅伝で、高校時代のライバルと
走ることはできるのか、楽しみです。
そして、今の4年生の誰に聞いても、
「中学時代、ダントツに強かった」と答えが返ってくる選手が、
インターハイ8位・西脇工業高校の勝亦祐太選手です。
現在、日本体育大学4年生の勝亦祐太選手は中学時代、
全国大会で、1500mと3000mの2種目で優勝し、
全国中学駅伝では1区で区間賞を獲得するなど、
この世代では圧倒的な強さを見せていました。
日体大入学後も、1年生の時には、
箱根駅伝1区を区間9位で走り、総合優勝に貢献。
しかし、前回の箱根駅伝では、ライバルの久保田和真選手、
横手健選手と同じ、1区を走りましたが、区間2位の久保田選手、
3位の横手選手に及ばず、区間18位に終わっています。
さらに、今シーズンは故障に苦しみ、
全日本大学駅伝を走ることはできませんでした。
しかし、11月に行われた上尾ハーフマラソンを1時間5分5秒、
さらに日体大記録会の1万mを29分28秒97で走り、
自己ベストには遠く及びませんが、箱根駅伝メンバー入りをアピール。
もう一度、高校、大学の間に抜かれたライバルたちを破り、
再び世代ナンバー1を取り戻すことができるでしょうか?
そして、全国中学駅伝の1区で勝亦選手に次いで、
区間2位だったのが、現在、駒澤大学のキャプテン、其田健也選手。
其田選手は、高校3年生のインターハイでも、
勝亦選手に次いで9位でした。
其田選手は、今年の出雲駅伝で2区を走り、
区間3位だった東洋の服部勇馬選手よりも4秒早い、区間2位。
全日本大学駅伝では、4区を走り、区間4位と安定した走りを見せ、
11月に行われた上尾ハーフマラソンで優勝、
主要区間で、ライバルたちとの対決もあるかもしれません。
このような過去のライバル対決を知っていると、
箱根駅伝の観戦が楽しくなるかもしれません。
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