青山学院大学 レース後監督インタビュー
2015.01.03
<原晋監督>
Q:就任11年目での栄冠です。
A:2004年から強化が始まって一時は廃部の危機にも直面し、
色々あって強化1年目の学生たちと共に11年頑張ってきました。
半歩半歩やってきたことがようやく実を結ぶ事ができました。
今日の学生に感謝します。
Q:33年ぶりの箱根路。41年ぶりのシード。そして今年の
総合優勝です。
A:11年の歴史なんですが、20年30年の歳月が流れた気もしますし
一方で早かったなぁという11年でもありました。
ここにいる選手たちは自立した本当に良い奴らです。
Q:タイムは10時間50分を切りました。箱根の新時代ですね。
A:東洋大の10時間51分の時は10年くらい破られないのでは
という記録でした。それを約2分更新しました。どこにこんなに
力があるのかと現場で見ていて本当に力があったんだなぁと。
本当に感謝したいです。
青山学院大学 レース後選手インタビュー
2015.01.03
<6区 村井駿選手>
A:監督、チームのみんなに本当に迷惑をかけたのですが、
リベンジとしてもう一回原監督が僕を起用してくださって、
監督、チームの皆に恩返しというか、ブレーキした分の
返しが今日できたかと思います。
Q:区間2位の好走でした。
A:母校の西武台千葉の先輩の駒大の西澤さんに勝てたのが
本当に大きくて、ずっと高校時代負け続けていて、
抜かしたい相手であり、憧れでもあった選手なので
その先輩に勝てて本当に今日は良かったと思います。
<7区 小椋裕介選手>
Q:3年連続の7区はいかがでしたか?
A:僕がこの区間任されるからには区間賞以外ないと思っていたので
区間賞獲れてよかったです。
Q:襷をもらった瞬間、渡した瞬間はどんな思いでしたか?
A:もらった時から渡す時までずっと楽しくて、途中走っていて
きついのに顔が笑っちゃってずっと笑顔で走っていました。
Q:来年は四年生としてチームを引っ張らなくてはなりません。
A:今回は優勝できましたが、来年も優勝を狙っていかなくては
ならないので、チームを引っ張っていく自覚を持ってやって
いきたいと思います。
<8区 高橋宗司選手>
Q:被災から始まった大学生活での2度の区間賞と総合優勝です。
A:最高という言葉以外見つからないです。
Q:この四年間を振り返って。
A:こんな劇的な幕切れと思わなくて、今は全然実感がわかない
のですが、日本中の中で僕が今一番幸せなんじゃないかと
思っています。
Q:総合優勝を後輩にプレゼントして卒業ということになりました。
A:後輩の力を借りた部分がかなり大きいんですが、
絶対に四年生の意地を見せたかったので、どんな形であれ
藤川と一緒に意地を見せられて良かったです。
<10区 安藤悠哉選手>
Q:この襷はいかがですか?
A:最高に気持ちよかったです。
Q:汗のしみ込んだ襷の重みはいかがですか?
A:今までつないできた選手の汗の重みを感じながら
23km楽しく走れたので本当にとても幸せです。
Q:フィニッシュテープを切った瞬間はどんな思いでしたか?
A:早くみんなのところに飛び込みたいという思いでゴールしました。
Q:来年に向けて。
A:来年も優勝しなければいけない立場と思うのですが
自分も更に成長して主要区間で走れるように頑張りたいと思います。
<1区 久保田和真選手>
Q:トップと1秒差でタスキを渡しましたが壮絶な戦いでしたね。
A:僕自身粘りが持ち味だと思っているのでその粘りを出せました。
Q:去年は手術もあり本当につらかった時期もあったと思いますが。
A:僕自身こういう場に立てることがうれしいですし、
こうやってまたチームに貢献して総合優勝できたということは
本当にこれ以上ない喜びだと思います。
<2区 一色恭志選手>
Q:2年生で2区を任されました
A:まだこのチームの状況ではエースと呼ばれる選手とは言えない
のですが、その中で2区に選んでいただいてしっかり最低限の
走りはできたかと思います。
Q:トップと僅差でタスキを渡せました。
A:最初はついて行こうかと思ったんですが、我慢して最後に
追いついてやると決めていて最後追いつくことができて、
(東洋の服部)勇馬さんに勝ちたかったんですが
負けてしまったのでそこは少し悔しいです。
Q:来年はエースの走りを。
A:来年こそはエースとして2区を堂々と走れるようにしたいと
思います。
<3区 渡邊利典選手>
Q:3年生で初めての箱根でした。
A:箱根駅伝も初めてですが、三大駅伝が初めてだったので
準エース区間というプレッシャーの掛かる区間で5位ということで
自分の中では100%力が出せたと思います
Q:3位で受け取ったタスキを3位で渡し、自分の順位を守って
走った3区でした。
A:最後の100mダッシュしてやると心に決めていたのでそこだけは
譲れないと思ってもう力は出ないと思っていたんですが、
チームの事を思ったら自然と体は前に進みました。
Q:それが優勝につながりましたね。
A:はい。多分そうだと思います。
<4区 田村和希選手>
Q:区間新での区間賞というのはいかがですか?
A:一言で言うとうれしい、だけですね。
Q:1年生にして往路優勝、総合優勝となりました。
A:1年目からこういう経験させてもらうというのは、
なかなかないと思います。
Q:これからますます青山学院の中心となっていかなくては
なりませんね。
A:自分は今回箱根駅伝だけ結果として出ているだけなので
来期はいろいろな主要大会で学内の先輩のエースと呼ばれる
先輩方の中に割って入れるように頑張っていきたいと思います。
<5区 神野大地選手>
Q:まさしく往路優勝・総合優勝の立役者となりました。
A:往路は1区から4区の人が最高の位置で持ってきてくれたので
あとは自分がしっかり走ってやるしかないという気持ちで
走りました。
Q:1時間16分15秒という大記録でした。
A:目標は自分の中では78分30秒だったので、自分が一番びっくり
しています。
Q:青山学院の神野から箱根の山の神野になりましたね。
A:この結果で凄く注目されると思うので、その重圧に負けない
ように、平地でもほかの大会でもしっかり走れるように
山だけではないという事を見せていきたいと思います。
Q:来年はこのチームを引っ張っていかなくてはなりませんね。
A:来年は最上級生としてチームを引っ張って来年も総合優勝を
目指しますし追われる立場ではありますが、青山学院らしく
楽しく挑戦者という気持ちを忘れずにやっていきたいと思います。
9区区間賞 青山学院大学 藤川拓也選手
2015.01.03
Q:区間記録まであと3秒と迫るタイムでした。
A:そこはちょっと悔しいですね。途中から狙えるペースだと
監督に言われていたので、狙いに行ったんですけれど、
そこだけちょっと悔しいです。
Q:ガッツポーズで走り出しました。
2年連続の9区を振り返ってください。
A:まさかこんな位置で持ってきてもらえると思っていなかったので、
それからほかのチームメイトから楽しんで走って来いと
言われていたので、楽しんで来ようと思って走ってきました。
Q:給水ポイントではチームメイトの川崎選手に対し笑顔も
見せましたね。
A:あの辺でちょっと、左のわき腹が痛くなりかけて
しんどいところだったので川崎のところまで頑張って行って
そしたら本当に元気が出て、それも忘れて走れました。
Q:初の総合優勝も目の前です。チームメイトに向けて一言。
A:今走ってくれている安藤は今季の成長株でこのまま
また区間賞獲って笑顔で優勝のゴールテープを切って
くれたらと思います。
8区区間賞 青山学院大学 高橋宗司選手
2015.01.03
Q:今の気持ちは?
A:最高としか言えなくて、もう言葉に言い表せない
感情が湧いてきました。
Q:学内記録も更新しました。
A:学内記録の更新は最低限の目標だったのですが、
まさか1分近くも更新できるとは思いませんでした。
Q:この4年間はどんなものでしたか?
A:最初のほうは全部泥臭い思い出ばっかりですが、
今こうして奇跡みたいな試合ができて泥臭い思い出が
全部青写真に変わった気がします。
Q:この喜びを誰に伝えたいですか?
A:本当に親にありがとうと言いたいです。
Q:初優勝に向けて残り二人が走っています。
A:9区、10区は最強のメンバーなので(藤川)拓也は
絶対に区間賞とってくれると思います。
7区区間賞 青山学院大学 小椋裕介選手
2015.01.03
Q:区間賞、どんな感情がこみあげていますか?
A:とにかく走っていて楽しくて、走るのは3回目なので区間賞しかないと
思っていたので心の底からうれしいです。
Q:前に誰もいない7区はいかがでしたか?
A:前も後ろも気にせずこんなに心軽く走れる復路は初めてだったので
最初から最後まで楽しく走れました。
Q:走る前、往路初優勝ということもあり、復路の皆さんには
プレッシャーがあったのでは?
A:プレッシャーよりも、往路があそこまで行ったことで「往路で優勝
した」と言われたくなかったので、復路新を出してやるという勢いで
走る事ができました。
Q:区間新まであと少しでした。
A:去年も10秒差で区間賞を逃し、今年は8秒差で区間新を逃して
ツメが少し足りないかなぁと。もし来年7区走る事があれば区間新を
狙います。
Q:8区は高橋宗司先輩ですが、どんな走りを期待しますか?
A:宗司さんはこの箱根に賭ける思いが一番熱い人なのでやってくれると
思います。後ろを突き放して(9区の藤川)拓也さんに繋いでくれると
思います。
6区区間賞 早稲田大学 三浦雅裕選手
2015.01.03
Q:どのくらいのタイムを狙っていたのか?
A:狙っていたのは(駒沢大OB)千葉さんの記録の58分11秒
だったのですが、区間賞を獲れたことに非常にうれしく思います。
Q:去年の58分51秒という記録を上回ってきましたが。
A:去年に比べて走力プラス自信もついていたので
去年の記録は上回れると思っていました。
Q:これで区間記録という事になりますが。
A:区間記録として残って来年の僕の新たな目標になるので
さらに一年間何かを積み重ねてこの記録を目標にして
もう一度頑張りたいと思います。
Q:順位も上がり後続のランナーにも力を与える走りでした。
A:これで流れが良い方向に行けばよいと思います。
往路終了後、監督コメント
2015.01.02
レース後インタビュー
往路1位 青山学院大学 原晋監督
Q:本当におめでとうございます。
A:ありがとうございます。
Q:1区から5区まで簡単に振り返っていただけますか?
A:まず、1区の久保田が2区以降の選手に
元気と勇気を与える走りをしてくれました。
想定内の走りだったと思います。2区の一色は本当に抑えた走り、
我慢した走りだったと思います。ラスト3キロ頑張ってくれました。
Q:一色選手の2区起用の真意を教えてください。
A:やはり将来彼はマラソンで大成してほしい、
先輩の出岐も2年生の時から2区を走って活躍しましたけれど、
その後を追って欲しいというのと、
力は十分チーム内でありますので、
2区で大丈夫だと思い送り出しました。
Q:続いて3区ですね?
A:3区の渡邉利典のここが1番キーだったのですけど、
無難に乗り切ってくれました。
Q:起用の理由はどこにあったのですか?
A:実は昨年の3月の日本学生ハーフマラソンで快走をしているんですね。
15キロの青学記録保持者なので、3区の距離適性、
コース適正に十分対応できますし、
12月に入って調子も上がってきたので、
彼なら前後の差を守ってくれると思い起用しました。
Q:4区はルーキーでしたね。
A:ビックリしましたね(笑)。
前日の12時半に起用を決めたのですけど。
3年の山村、1年の中村、田村と3分の1でしたけど、
彼の潜在能力に賭けました。
Q:5区は監督の予言通りになりましたね!!
A:まさかですね、(1時間)17分半~18分ぐらいはあると思ったのですが、
まさか15分台も見える16分15秒ですか、もう素晴らしいですね。
Q:素晴らしい選手をみなさん育てましたね!!
A:明るく元気に爽やかにをモットーにやっています。
キーワードは自立なので、みんなが自立してやっております。
Q:2位の明治に4分59秒差をつける往路優勝です。
復路の優勝、総合優勝見えてきたのではないですか?
A:6区ですね。6区がいわゆるアクシデント。
雪が残っていますので、雪のトラブルがない限り、
明日またアップ中に路面凍結して故障がないように、
安全に気を付けて、スタートを切らしたいと思います。
Q:ハラハラドキドキだと思いますが、
5区間ワクワク大作戦成功じゃないですか?
A:ワクワク大作戦、メーター振り切れましたね(笑)。
Q:おめでとうございました。
A:ありがとうございました。
往路2位 明治大学 西弘美監督
Q:往路を振り返って、どのような感想でしょうか?
A:1区からハイペースになるのを想定していましたけど、
その通りにしっかり横手が対応していって、
5名が5名ともしっかりした走りができたというところですね。
Q:5区の文元選手はいかがでしたか?
A:彼は万全な体調ではなかったんですが、
そんな中でよく走ったと思います。
Q:往路は主力の選手が
それぞれ力を発揮したと考えてよろしいですか?
A:(今日の)往路の記録も明大記録ですので、
一人一人がしっかり走ってくれたというところですね。
Q:復路に向けて考えるところは、どのあたりですか?
A:トップの青学と5分ありますので、
5人でしっかり追いかけていきたいと思います。
Q:メンバー変更など、そのあたりはいかがでしょうか?
A:2区間変更して、臨みたいと思います。
Q:ポイントになる選手、区間というはどのあたりですか?
A:やはり6区ですね。
6・7・8区の3区間が大きなポイントになると思います。
Q:66年ぶりの優勝というのも懸かっていますが、
そのあたりはいかがでしょうか?
A:最後まで諦めずに、しっかり走っていきたいと思います。
往路3位 東洋大学 酒井俊幸監督
Q.往路3位の結果どうとらえますか?
A.往路3位ではありますが、想定よりもタイムが悪かったですね。
また、往路優勝した青山学院は非常に素晴らしい走りでした。
その差6分48秒というのを重く感じております。
A.2区の勇馬君非常に素晴らしい走りだったと思うのですが?
Q.やはり駒澤大学と往路優勝を考えたとき、
1区、2区を終えた段階でいい主導権を掴みたい。
特に、2区を終えた中でトップに立ちたいというのがありまして、
予定通りだったのですが、ほぼ駒澤大学さんと1秒差しかなかったこと。
あとやはり明治大学と青山学院との差をそこまで開けなかったことが
3区、4区に大きく影響でたと思います。
その3区、4区が優勝した青山学院さんは
非常に素晴らしい走りをしたと思いますし、
それが5区の神野君の区間新記録を導いていったと思います。
A.明日の復路に向けて選手たちにどんなことを?
Q.やはりこの往路記録については残念だが、
明日はどんなことが起こるのか最後まであきらめずに、
復路優勝と一つ一つやっていけば総合優勝も狙っていけると思います。
往路4位 駒沢大学 大八木弘明監督
Q:5区間を振り返ってみていかがでしたでしょうか?
A:最後の5区はあのような状況になったので、
復路は1チーム1チーム上に上がっていければいいなと思います。
Q:やっぱり寒すぎたという事ですかね?
A:うん、そうですね。最初は暖かくて汗かいて、
寒さが来てからだが動かなった。
そのあと脱水症状になって低体温になってという状況に
耐えきれなかったという事ですよね。
Q:ただ1区から4区まではとても良い流れだったのではないでしょうか?
A:そうですね。まぁまぁいい感じでは来たんですけど...
Q:その分明日への熱い思いをお願い致します。
A:明日は1つでも2つでも順位を上げて終わりたいなと思います。
往路6位 早稲田大学 渡辺康幸監督
Q:往路を振り返っていかがですか?
A:3区までは予想通りというか頑張ってついて行ったのですが、
4区からプランが崩れまして流れが悪くなった感じです。
Q:具体的にはどの部分の4区のプランが変わったのですか?
A:4区の平君が故障上がりで、調子が上がったので使ったのですが、
レースの経験が夏以降なかったので、
レース感の部分でのマイナスですかね。
Q:キャプテンの山登りはいかがですか?
A:山本君に賭けていたのですが、
本人も力を出し切りなかったと言っていましたし、
タイムも(1時間)21分台なのでそれは受け止めて、
前は強かったですね。素直に受け入れています。
Q:監督にとって最後の箱根駅伝、
とりあえず区切りとなりますけど?
A:まだ終わっていないので、明日あと5区間ありますし、
まだ区間賞も1つも取っていないので、
せめてあと2つぐらい区間賞をとって、
一矢報いたいと思っています。
Q:取れそうな区間はどことどこですか?
A:6区と7~10区のどこかですかね(笑)
Q:まずは6区に期待をかけたいですね
A:はい。
往路7位 東海大学 両角速監督
Q:往路の結果をどのように評価されますか?
A:ほぼ想定していたタイムと変わらなかったので、
学生がいい走りをしてくれたと思います。
Q:その中でもどの選手の走りが良かったと思いますか?
A:全体的に大きく崩れる選手がいなかったので、
調子が良くなかった子もいたと思うんですけども、
上手く抑えてくれた。
何といっても2区・川端がしっかりと仕事をしてくれたという
印象を持っています。
Q:目標は5位という事なんですけれども、
5位・中央学院大学とのタイム差等を考えて
どのような対策をとっていきましょうか?
A:見えてる位置なので、
早めに追いついてそして粘りこんでいきたいなと思います。
Q:明日に向け、選手にはどのような事を言いたいですか?
A:強気に攻めていけ!と守りに入るな!という事を言いたいですね。
Q:復路はどのような区間がポイントになるとお考えですか?
A:やっぱり6区辺りは、見えている位置という感じなので、
その辺で離されていかないという事が大事なんだと思います。
往路10位 中央大学 浦田春生監督
Q:往路を振り返っていかがですか?
A:ほぼ予定通りなんですけど、
もうちょっと順位を上で最終的にはゴールしたかったなという感じですね。
Q:そのあたりちょっと上手くいかなかったのは、
どんなところですか?
A:3区の選手(藤井寛之)が少し足を痛めて、
ちょっと後半うまく走れなかったですね。
Q:エースの2区新庄選手はいかがでしたか?
A:十分に2年前の2区の借りはしっかり返してくれたと思います。
非常に粘りの走りをやってくれたと思います。
Q:5区の山登りはいかがでしたでしょうか?
A:ほぼ予定通りのタイムで行けましたので、
最後に大東文化さんと競り負けたかたちになったんですけど、
復路に繋がる往路の走りはできたと思います。
Q:明日は区間エントリー変更も含めて、
どのあたりを考えていきますか?
A:目標としている6位に届くように、
残りの選手でメンバー変更も含めてやっていきたいす。
Q:ポイントとなる区間はどのあたりでしょうか?
A:復路の前半で流れに乗りたいので、
ちょっとでも順位的に少し上げた形で後半に繋げたいと思っています。
Q:まずは最低限シードを取って、
中大の復活を願うファンの皆さんも多いと思いますが?
A:(シード権のみではなく)6位も目指していきます。
往路11位 拓殖大学 岡田正裕監督
Q:往路を振り返っていかがですか?
A:私がアドバイスしたことを完全に守ってくれたので、
まさしく予定していたタイムを走ってくれたので、
明日もそれでいけばシード権も見えてくるかなと思っていますけど。
Q:そのあたりで、往路で評価できる選手はいらっしゃいますか?
A:5区の尾上慎太郎のも去年の自分のタイムを切って上ってくれたし、
1区佐護啓輔は、ちゃんとキャプテンの働きをしてくれたので、
ある程度波に乗れたかなと思いますね。
Q:明日の復路は、どのあたりを考えて挑みますか?
A:シード圏内というのは選手たちが取りたいという
強い想いを持って臨む2日目ですので、
だいたい平均して(力のある選手を)揃えていますので、
よそのチームをどうこう言う余裕はありませんけど、
うちはしっかりと走ってくれれば、シード圏内に行けると思います。
Q:その中でポイントになりそうな区間はありますか?
A:やはりアンカー勝負というのは、
一つのポイントであると思いますね。
シード圏内のために、それなりの選手を配置していますので、
最後の最後まで楽しむことができるかなと思います。
Q:今日はまずまずの手応えということでよろしいでしょうか?
A:今日は5人とも褒めてやりたいです。
往路12位 日本大学 小川聡監督
Q:往路の12位という結果どのような評価をなさいますか?
A:いやちょっと...1桁でいきたかったですね。
全部ごちゃごちゃです。区間20番も出ちゃってるから...
Q:明日、復路一斉スタートということになりますが、
選手たちにはどのようなことを伝えますか?
A:いずれにせよ、シード権をとれる位置なので
最後まで諦めないでやることをさっき言ったんですけども。
Q:復路で一番期待している選手は誰ですか?
A:4年生ですね。大門・村越。明日で陸上が終わりなんですよ。
やらないですよ、だからラストランしっかりと走って欲しい。
往路14位 山梨学院大学 上田誠仁監督
Q:5区間を振り返って頂けますでしょうか?
A:年末の大みそかに、エノックが「
アキレスがおかしい」ということで、
非常に胃の痛い年末を迎えて1日の日に
「外していくぞ」と全体に言って、
復路に回すはずだった昨年の経験者・田代を
まさかのそこで使ってしまい、
駅伝とはいい難い2重苦・3重苦な状況になってしまった。
それでも、井上からシード権まで
2分ぐらいのところまでは行ったんですから。
最後は力尽きて3分ぐらいまで戻してしまいましたけど、
一時は5分半ぐらいあったもんですから。
何とか明日はこの3分の差を5区間でひっくり返して、
シード権内に突入するように頑張りたいと思います。
Q:笑顔でプルシアンブルーの襷を大手町に届けたいですね。
A:そうですね。それを1年間必死になってやってきたので、
こんな状況にへこたれずに頑張りたいと思います。
往路15位 神奈川大学 大後栄治監督
Q:自ら5区間を振り返って頂けるでしょうか?
A:上手く流れに乗れたんですけども、
やっぱちょっと1年生の3区は負担が大きかったかなという感じですかね。
本来の走りが出来なかった。
Q:3区だけが狂った部分ですか?
A:いやいや。あとちょっと山がね...後半フラフラになったもんですから。
強いて言えば5区だけですかね。
うん。まぁ3、4区は良しとしなきゃいけないと思います。
Q:チーム再建5か年計画の5年目に差し掛かっているところで
そのシード権も見えるような部分も所々でありましたよね?
A:そうですね。その前半の流れに乗るのは、
久しぶりにできたところなんですけども、
やっぱり上がってナンボなので、まだまだなんだと思います。
Q:残り復路5区間へのキーポイントとなるとどこになるのでしょうか?
A:やっぱりそつなく走ることだと思いますね。
それしかないので。それが出来て初めて少しチャンスが出てくるかなと。
うちが崩れればそこでお終いなので、
そのような気持ちでいきたいと思います。
Q:今年の箱根山地は寒すぎますね。
A:そうですね。気象条件とかね、
そのようなものとの戦いでもあるので、
しっかりと気を引き締めていきたいと思います。
往路16位 帝京大学 中野孝行監督
Q:本日の往路を振り返っていかがですか?
A:ものすごい出入りの激しいレースでした。
大変疲れたレースでした。
Q:監督のお気持ちが疲れたのですか?
A:はい、明日から振り出しに戻す形で、
またリセットして1つ1つ上を狙っていきます。
Q:財布の中にいっぱい貯めたお金はあったはずですが、
往路はどれくらい使えましたか?
A:まだ貯めたりなかったのが現状ですかね。
いっぱい貯めなければならないものがあったと感じております。
Q:具体的にはどの部分ですか?
A:全てですけど、細かく言ったらキリがなくなってしまいます。
やはり全体的なパワーアップが必要になってくると思います。
往路優勝後インタビュー
2015.01.02
<1区 青山学院大学 久保田和真選手>
A:神野ならやってくれると思って待っていたので笑顔で迎えました。
Q:大事な一区を任されました。
スタートはどのような気持ちで迎えましたか?
A:わりと緊張もなく、いつも通り迎えられました。
Q:集団の中で攻める気持ちを忘れていませんでした。
A:攻める気持ちを忘れては後がいい流れを作れないので
そこは忘れず行きました。
Q:久保田選手にとっても来年につながる箱根になったのでは?
A:まだ区間賞に届いていないのでまた次頑張ります。
<2区 青山学院大学 一色恭志選手>
Q:花の2区で区間3位。いかがでしたか?
A:最初から早いペースで突っ込まずに抑えて自分のペースで
行くことを徹底していたので最後に追い付けたという感じです。
自分の中では納得のいくレースができたと思います。
Q:トップから離されまいというエースの意地を感じるレースでした。
A:神野さんのような強い方がいるので自分はまだエースという
存在ではないのですが、その中で最低限自分の役割は果たせた
と思います。
Q:往路優勝に貢献しましたね。
A:まだ復路が残っているので今回は今回で置いておいて、
明日は徹底的にサポートに回ろうと思います。
<3区 青山学院大学 渡邉利典選手>
A:どれだけ離されないかというのが僕の課題だったのですが、
2分差までなら神野がなんとかしてくれるということで
安心して走っていました。
Q:初めての箱根駅伝でしたが落ち着いて対応していましたね。
A:自分はそれが持ち味だと思っているのでマイペースで
いつも通り走りました。
Q:往路優勝を誰に伝えたいですか?
A:もう連絡したんですけど親に電話かけて。大事な人には
一通り電話掛けてありがとうございましたと伝えました。
<5区 青山学院大学 神野大地選手>
A:本当に1区から4区までの人が良い流れで持ってきてくれて
あとは自分がやるだけだと思って1年間箱根駅伝のために
やってきたことの力を全部出そうと思って走りました。
Q:フィニッシュテープを切った瞬間は?
A:往路優勝のテープを切る想像はずっとしていたのですが
今は現実になって、夢なんじゃないかと思うくらい本当にうれしいです。
Q:最初から速いペースだったのはプラン通りだったか?
A:予定ではゆっくり入って、山に入ってから勝負と思っていたのですが
思ったより体が動いていて調子も良くてそのままの流れに乗って
いったという感じで、うまく走れました。
Q:はじめての5区で充実したレースになりましたね
A:ここまで自分が走れるとは思っていなかったので5区を走って良かったです。
Q:明日に向けて弾みがつきました。復路の選手達へメッセージを。
A:往路優勝できれば総合優勝が見えてくると思っているので
復路には4年生がいるので4年生が最後しっかり走ってくれれば
総合優勝できると思うので、明日復路は応援に回ってサポートをして
総合優勝できるように応援します。
往路優勝監督インタビュー 青山学院大学 原晋監督
2015.01.02
Q:今の気持ちは?
A:学院140周年の記念にふさわしい記録となりました。
本当に強化1期生の子たちには苦労を掛けたので
大変うれしく思います。
Q:往路記録を更新。まさに記録を作りましたが。
A:1区の久保田が勢いのある走りをしてくれたので、
その後の一色・渡辺、それから一年生の田村、
そして最後は本当に超人神野大地でしたね。
Q:神野の起用はいつごろどのように決めたのでしょうか?
A:夏合宿から山の適性を見ていた。頑張り屋なので苦しい時でも
彼ならやってくれると思って11月に起用を考えました。
Q:その起用が見事に当たりました。
A:ここまでやってくれるとは思っていませんでした。
Q:史上初の総合優勝へ期待がかかります。明日へ向けて一言。
A:差が5分ですが守りに入らず山下りからしっかり攻めていきたい。
のぼりの時に雪が残っていたようなので明日は山下りで
コケないように安全を喫して臨んで行きたいです。
4区区間賞 青山学院大学 田村和希選手
2015.01.02
A:実際区間が決まったのは昨日だったので、元々走る予定だった
山田さんと1年生の中村とほぼ同じ状態だったので、
昨日の今日だったのでほぼ緊張せず沿道の方々の声をもらって
楽しく走れました。
Q:区間新記録は意識していたか?
A:監督からずっと区間新ペースと言ってもらっていたので
途中から区間新を出してやろうと思っていてしっかり走りました。
Q:実際に出すことができた。
A:ラストをもう少し上げれたというのはあったけど、
最初自分の中で早いペースで入っていたので上げきれなかった
のですが、なんとか粘って神野さんまで渡せたという形です。
Q:後続の先輩方に力を与える走りになりました。
A:一年生が今回青学で一人ということで初めてということはあったが、
これまでの流れも良かったので、より良くしてやろうという気持ちで
臨みました。
3区区間賞 駒澤大学 中谷圭佑選手
2015.01.02
Q:今の率直な気持ちは?
A:2年連続区間賞獲れてすごくうれしいです。
Q:レース中、後ろの明治大学・有村選手の足音は聞こえていましたか?
A:監督からすごい詰まっていると聞いたので凄く心配しながら走って
いたのですが、最後にしっかり差を広げてゴールできたのは良かった
と思います。
Q:この1年、沢山の練習を積んできたのでは?
A:1年間やはり、去年負けた悔しさを持って練習やってきたので
ここでしっかり自分の力を発揮できて良かったです。
Q:4区の一年生・工藤選手に襷を渡しましたが、工藤選手にはどんな走りを
期待したいですか?
A:一年生の中では一番力をつけてきた選手なので、
自信を持って5区の馬場さんに繋げて欲しいなと思います。
Q:11年ぶりの往路優勝という夢が近づいてきた?
A:ここ数年勝てていなかったので、しっかり勝って終わりたいなと思います。
2区区間賞 東洋大学 服部勇馬選手
2015.01.02
A:勢いをつけられればと思ったんですが、2秒しか離すことが
できなかったので、まだまだ自分の力が足りないと感じました。
Q:花の2区、1時間7分32秒と学内記録を更新しました。
A:67分20秒切りを目標にしていたので、その目標には届かなかったの
ですけどトップに立つことが出来たので最低限の仕事はできたと思います。
Q:学生ランナー、日本長距離界を担う選手が集まる2区を制したのは
大きいのではないでしょうか?
A:今まで勝てなかった選手達に勝てたのは自分にとっても自信になるし
これからの自分にとって良い経験になりました。
(日テレ放送席の設楽啓太選手から)-----------------------------------
設楽:服部!区間賞おめでとう!
A:ありがとうございます。
設楽:これでチームにも勢いをつけられたと思うのでしっかりサポート宜しく。
A:はい。ありがとうございます。頑張ります。
-------------------------------------------------------------------------------
Q:最後に一言
A:4区5区、上村も力を持っているし状態も良いので
往路優勝を獲って明日の復路につなげてほしいと思います。
1区区間賞 駒澤大学 中村匠吾選手
2015.01.02
A:もう少し後続の選手たちに差をつけて渡したいというのが
本音なんですけど、最低限区間賞を取っていい流れを作れたと思うので
後の選手に頑張ってもらいたいと思います。
Q:2度3度遅れても食らいついていました。
本来であればどのあたりで仕掛けようと思っていましたか?
A:本来なら15km以降、六郷橋のところで仕掛けたいと考えていたんですが、
予想以上にきつくてラスト1kmあたりからの仕掛けになってしまって。
まぁ最後は四年生としての意地で行きました。
Q:四年目で初の区間賞となりました。
改めてどなたかに思いを伝えたいというのはありますか?
A:そうですね。この一年間、苦しんでなかなか走れない時期が
あったのですが、治療のゆりたに先生にお世話になって、
先生のおかげでもう一回個々の舞台に戻ってくることができました。
先生、本当にありがとうございました。
Q:最後に一言、後続の皆さんに。
A:一年間総合優勝を目指してやってきたので、しっかり優勝を目指して
頑張りましょう。