駒澤大学取材日記
2014.12.13
12月12日(金) 晴れ
きょうは、駒澤大学の取材で玉川キャンパスへ。
共同取材のため、我々取材陣は、
普段、授業で使われている教室で
監督、選手たちが来るのを待っていると、
下級生の時から主務を務める瀬畑雄介君が
教壇の上に並べられている
監督、選手が座るためのイスを並べながら、 困った顔をしています。
どうやら、イスが1個、教壇の上に乗らない様子。
すると、見かねた大八木監督が、
「弧にしたらどうだ」と声をかけ、
自らイスを移動。
すると、見事にイスは乗りましたが、
あまりにもギリギリのため、
「やっぱ、危ないからやめとこ。
俺は立ってるからいいよ」
と大八木監督自ら立ったまま
会見がスタートしました。
さて、大八木監督は今年のチームを、
「1年生が良い練習を積めている。
これに絶対負けないんだ!
という上級生の思いがうまく絡んだ。
上級生への刺激も考えて、下級生、
特に1年生には厳しくやらせてきたら、
上級生の目の色が変わった。
4年生7人がエントリーに入ったのもその効果かと思う。
ここ近年では、かなり素晴らしいチームに仕上がってきた。
『最強』だったと振り返れる、
西田や揖斐・神屋、松下らがいた頃のチームと比べても、
そん色はない。
学年のメンバーバランスも良いし、
そうなかなか出来ないチームに仕上がってきている」
と評価。
そして、箱根駅伝の戦い方については、
「ずばり『負けないレー』スをしたい。
『勝つ』『勝とう』だと、
選手も過度なプレッシャーを受けるだろうし。
前回は私が『育成の年』と位置付けていたので、
選手にも甘えが生じたかもしれない。
選手達も今年は勝負の年と分かっている。
まずは往路をきっちり取りたい。
往路終了で1分差は、明治・青山学院・東洋・早稲田につけたい。
これらのチームとは1万Mの平均タイムで差はあまりないし、
スピードの差もあまりない。
何よりこれらのチームは、エースがエースらしい走りをする。
後塵を拝すと厳しくなる。
往路の配置はほぼ固まっている。
ポイントは2区と3区かな。
配置で悩んだのは1区。
ゆさぶりに強く、ハイペースにどれだけ耐えられるかが
ポイントになると思う。
他の大学も1区は強い選手を投入してくるだろう。
前回の箱根もこの前の全日本もそうだった。
5区6区は経験者がいるので、崩れなければ計算出来る。
4区までの流れが重要。トップで行きたい」
と話してくれました。
7大会ぶりの箱根制覇は?
詳しくは、1月2日、3日に箱根駅伝中継の中で!