東洋大学取材日記
2014.10.09
10月8日(水) 晴れ
台風19号の動きが気になり、
ちょこちょこ天気予報を確認しながら
今日は東洋大学陸上部の寮へ伺いました。
2年前に新しくなった寮は、
目の前に立派なトラックがあり、
トレーニング部屋も備えていて、
最高の練習環境です。
しかし、監督ルームからトラックが一望でき、
手を抜くことができないという選手もチラホラ。
出雲駅伝に向けて、今のチーム状態を酒井俊幸監督に伺うと、
昨シーズンの主力選手が卒業し、
今シーズンは育成の位置付けが強いとのことでした。
山の神・柏原竜二選手の代が抜けた時も
大きな転換期でしたが、この時はすでに
設楽兄弟がチームの屋台骨を支えてくれていました。
今のチームにも、柏原選手が抜けた時の
設楽兄弟の様な選手が求められますが、
その役割を担うのは、やはり服部兄弟。
しかし、もちろんふたりとも、すごい選手なのですが、
設楽兄弟に比べると、
今はまだ、そこまでの域には達していないとのことでした。
その服部兄弟にもお話を伺いました。
ふたりとも自分たちが、
チームを支える立場にいることを理解していましたが、
まず、弟の弾馬選手。
今年はジュニア大会ですが世界の舞台を経験し、
アジア大会では金メダル。世界大会でも8位入賞を果たしました。
そして、世界大会が行われたアメリカでは、
アメリカ武者修行中の早稲田OB大迫傑選手と
一緒に練習する機会があり、大きな刺激を受けたそうです。
世界にもっと目を向けようと。
そして、兄・勇馬選手は、
学生の間にマラソンを体験したいと考えていて、
夏合宿は、駅伝のための練習というよりも、
その先にあるマラソン、42.195キロに対応できる
体つくりをしてきたそうです。
2020年東京オリンピック開催が決まって、
マラソン挑戦を決めたという服部勇馬選手。
太ももを含め、ひとまわり体が大きくなったような気がしました。
文化放送 箱根駅伝への道スタッフ