全日本大学駅伝記者会見
2014.10.31
10月31日 金曜日 小雨
あと2日に迫った全日本大学駅伝。
きょうは区間エントリーの発表と
前回の上位6チームのシード校と
地元中京大学の監督が会見を行うということで、
名古屋にやってきました。
エントリーを見て、今大会からエントリー変更が可能になったとはいえ、
駒澤の村山謙太選手と東洋大学の服部勇馬選手の両エースが、
エントリーから外れていたのは、驚きました。
このことについて大八木監督は、
「他校の動向を気にすることよりも
試しに1人くらい補員に入れておこうかな、というレベル。
村山の補員は、他大学さんも驚いていたようですが、
でも3人しか枠がない中で風邪などのアクシデントもあるので、
積極的には使いにくいですね」と話していました。
一方の酒井監督も、村山謙太選手の補員には
少し戸惑っているようでしたが、
服部勇馬選手の起用については、
エース区間で使う予定と話していました。
しかし、こちらも当日主要区間で体調不良などが起きてしまうと
取り返しがつかなくなるので、
勇馬選手を補員に置いたようでした。
さて、記者会見では、
各大学の監督は今のチームをどのように評価しているのか?
5点満点でこのような結果になりました。
スピード | スタミナ | エース | 優勝の可能性 | |
駒澤 大八木監督 | 4 | 4 | 4 | 4 |
東洋 酒井監督 | 3 | 4 | 4 | 4 |
明治 西監督 | 5 | 4 | 4 | 4 |
早稲田 渡辺監督 | 3 | 5 | 2 | 3 |
山梨学院 上田監督 | 2 | 4 | 4 | 2・5 |
青山学院 原監督 | 4 | 3 | 4 | 3 |
これを基に、司会の方がいろいろと質問をぶつけますが、
とはいえ、各チームの監督、
レースの前になかなか本音をもらしませんでした。
そんな中、山梨学院大学上田監督は、
「(評価対象にはありませんでしたが)これに疲労が3ですね。」
と少し本音。2週間目の箱根駅伝予選会の疲労がどの程度抜けているのかが
カギとなりそうです。
とはいえ、8区にオムワンバ選手が控えており、他大学には脅威です。
明治の西監督は、余裕を持って3分差くらい欲しいと話していました。
カギとなる選手について、
駒澤の大八木監督は、「中村、中谷、それに補員の謙太・・」
と言ったときには、会場大笑い。
そして、5区1年生の工藤選手の走りに期待していました。
東洋の酒井監督もカギとなる選手を聞かれ、
「服部兄弟と出雲でエントリーしていなかった4年生に期待。
特にアンカーを任された田口キャプテンの起用については、
「田口はハーフマラソンで外したことがないのでアンカーに置きました。
あと、キャプテンですし、柏原、設楽啓太とアンカーは
過去にキャプテンが走ってきているので、
キャプテンとして意地を見せて欲しい」と話していました。
そして、初優勝がかかる青山学院の原監督は、
2区の久保田選手を挙げていました。
故障から復帰し、出雲で復活を見たかったが、
中止になって、全日本でぶっつけ本番になってしまった。
でも真のエースになれるのか、ここが大事になってくると思う。
と話していました。
こちらも初優勝のかかる明治西監督は、
「体調を崩したものがいて・・・、
想定していた区間配置が組めませんでした。
でも7区山田稜の走りは楽しみですね」
とおっしゃっていました。
明日の監督会議後も取材です。