青山学院大学 レース後監督インタビュー
2015.01.03
<原晋監督>
Q:就任11年目での栄冠です。
A:2004年から強化が始まって一時は廃部の危機にも直面し、
色々あって強化1年目の学生たちと共に11年頑張ってきました。
半歩半歩やってきたことがようやく実を結ぶ事ができました。
今日の学生に感謝します。
Q:33年ぶりの箱根路。41年ぶりのシード。そして今年の
総合優勝です。
A:11年の歴史なんですが、20年30年の歳月が流れた気もしますし
一方で早かったなぁという11年でもありました。
ここにいる選手たちは自立した本当に良い奴らです。
Q:タイムは10時間50分を切りました。箱根の新時代ですね。
A:東洋大の10時間51分の時は10年くらい破られないのでは
という記録でした。それを約2分更新しました。どこにこんなに
力があるのかと現場で見ていて本当に力があったんだなぁと。
本当に感謝したいです。
青山学院大学 レース後選手インタビュー
2015.01.03
<6区 村井駿選手>
A:監督、チームのみんなに本当に迷惑をかけたのですが、
リベンジとしてもう一回原監督が僕を起用してくださって、
監督、チームの皆に恩返しというか、ブレーキした分の
返しが今日できたかと思います。
Q:区間2位の好走でした。
A:母校の西武台千葉の先輩の駒大の西澤さんに勝てたのが
本当に大きくて、ずっと高校時代負け続けていて、
抜かしたい相手であり、憧れでもあった選手なので
その先輩に勝てて本当に今日は良かったと思います。
<7区 小椋裕介選手>
Q:3年連続の7区はいかがでしたか?
A:僕がこの区間任されるからには区間賞以外ないと思っていたので
区間賞獲れてよかったです。
Q:襷をもらった瞬間、渡した瞬間はどんな思いでしたか?
A:もらった時から渡す時までずっと楽しくて、途中走っていて
きついのに顔が笑っちゃってずっと笑顔で走っていました。
Q:来年は四年生としてチームを引っ張らなくてはなりません。
A:今回は優勝できましたが、来年も優勝を狙っていかなくては
ならないので、チームを引っ張っていく自覚を持ってやって
いきたいと思います。
<8区 高橋宗司選手>
Q:被災から始まった大学生活での2度の区間賞と総合優勝です。
A:最高という言葉以外見つからないです。
Q:この四年間を振り返って。
A:こんな劇的な幕切れと思わなくて、今は全然実感がわかない
のですが、日本中の中で僕が今一番幸せなんじゃないかと
思っています。
Q:総合優勝を後輩にプレゼントして卒業ということになりました。
A:後輩の力を借りた部分がかなり大きいんですが、
絶対に四年生の意地を見せたかったので、どんな形であれ
藤川と一緒に意地を見せられて良かったです。
<10区 安藤悠哉選手>
Q:この襷はいかがですか?
A:最高に気持ちよかったです。
Q:汗のしみ込んだ襷の重みはいかがですか?
A:今までつないできた選手の汗の重みを感じながら
23km楽しく走れたので本当にとても幸せです。
Q:フィニッシュテープを切った瞬間はどんな思いでしたか?
A:早くみんなのところに飛び込みたいという思いでゴールしました。
Q:来年に向けて。
A:来年も優勝しなければいけない立場と思うのですが
自分も更に成長して主要区間で走れるように頑張りたいと思います。
<1区 久保田和真選手>
Q:トップと1秒差でタスキを渡しましたが壮絶な戦いでしたね。
A:僕自身粘りが持ち味だと思っているのでその粘りを出せました。
Q:去年は手術もあり本当につらかった時期もあったと思いますが。
A:僕自身こういう場に立てることがうれしいですし、
こうやってまたチームに貢献して総合優勝できたということは
本当にこれ以上ない喜びだと思います。
<2区 一色恭志選手>
Q:2年生で2区を任されました
A:まだこのチームの状況ではエースと呼ばれる選手とは言えない
のですが、その中で2区に選んでいただいてしっかり最低限の
走りはできたかと思います。
Q:トップと僅差でタスキを渡せました。
A:最初はついて行こうかと思ったんですが、我慢して最後に
追いついてやると決めていて最後追いつくことができて、
(東洋の服部)勇馬さんに勝ちたかったんですが
負けてしまったのでそこは少し悔しいです。
Q:来年はエースの走りを。
A:来年こそはエースとして2区を堂々と走れるようにしたいと
思います。
<3区 渡邊利典選手>
Q:3年生で初めての箱根でした。
A:箱根駅伝も初めてですが、三大駅伝が初めてだったので
準エース区間というプレッシャーの掛かる区間で5位ということで
自分の中では100%力が出せたと思います
Q:3位で受け取ったタスキを3位で渡し、自分の順位を守って
走った3区でした。
A:最後の100mダッシュしてやると心に決めていたのでそこだけは
譲れないと思ってもう力は出ないと思っていたんですが、
チームの事を思ったら自然と体は前に進みました。
Q:それが優勝につながりましたね。
A:はい。多分そうだと思います。
<4区 田村和希選手>
Q:区間新での区間賞というのはいかがですか?
A:一言で言うとうれしい、だけですね。
Q:1年生にして往路優勝、総合優勝となりました。
A:1年目からこういう経験させてもらうというのは、
なかなかないと思います。
Q:これからますます青山学院の中心となっていかなくては
なりませんね。
A:自分は今回箱根駅伝だけ結果として出ているだけなので
来期はいろいろな主要大会で学内の先輩のエースと呼ばれる
先輩方の中に割って入れるように頑張っていきたいと思います。
<5区 神野大地選手>
Q:まさしく往路優勝・総合優勝の立役者となりました。
A:往路は1区から4区の人が最高の位置で持ってきてくれたので
あとは自分がしっかり走ってやるしかないという気持ちで
走りました。
Q:1時間16分15秒という大記録でした。
A:目標は自分の中では78分30秒だったので、自分が一番びっくり
しています。
Q:青山学院の神野から箱根の山の神野になりましたね。
A:この結果で凄く注目されると思うので、その重圧に負けない
ように、平地でもほかの大会でもしっかり走れるように
山だけではないという事を見せていきたいと思います。
Q:来年はこのチームを引っ張っていかなくてはなりませんね。
A:来年は最上級生としてチームを引っ張って来年も総合優勝を
目指しますし追われる立場ではありますが、青山学院らしく
楽しく挑戦者という気持ちを忘れずにやっていきたいと思います。
9区区間賞 青山学院大学 藤川拓也選手
2015.01.03
Q:区間記録まであと3秒と迫るタイムでした。
A:そこはちょっと悔しいですね。途中から狙えるペースだと
監督に言われていたので、狙いに行ったんですけれど、
そこだけちょっと悔しいです。
Q:ガッツポーズで走り出しました。
2年連続の9区を振り返ってください。
A:まさかこんな位置で持ってきてもらえると思っていなかったので、
それからほかのチームメイトから楽しんで走って来いと
言われていたので、楽しんで来ようと思って走ってきました。
Q:給水ポイントではチームメイトの川崎選手に対し笑顔も
見せましたね。
A:あの辺でちょっと、左のわき腹が痛くなりかけて
しんどいところだったので川崎のところまで頑張って行って
そしたら本当に元気が出て、それも忘れて走れました。
Q:初の総合優勝も目の前です。チームメイトに向けて一言。
A:今走ってくれている安藤は今季の成長株でこのまま
また区間賞獲って笑顔で優勝のゴールテープを切って
くれたらと思います。
8区区間賞 青山学院大学 高橋宗司選手
2015.01.03
Q:今の気持ちは?
A:最高としか言えなくて、もう言葉に言い表せない
感情が湧いてきました。
Q:学内記録も更新しました。
A:学内記録の更新は最低限の目標だったのですが、
まさか1分近くも更新できるとは思いませんでした。
Q:この4年間はどんなものでしたか?
A:最初のほうは全部泥臭い思い出ばっかりですが、
今こうして奇跡みたいな試合ができて泥臭い思い出が
全部青写真に変わった気がします。
Q:この喜びを誰に伝えたいですか?
A:本当に親にありがとうと言いたいです。
Q:初優勝に向けて残り二人が走っています。
A:9区、10区は最強のメンバーなので(藤川)拓也は
絶対に区間賞とってくれると思います。
7区区間賞 青山学院大学 小椋裕介選手
2015.01.03
Q:区間賞、どんな感情がこみあげていますか?
A:とにかく走っていて楽しくて、走るのは3回目なので区間賞しかないと
思っていたので心の底からうれしいです。
Q:前に誰もいない7区はいかがでしたか?
A:前も後ろも気にせずこんなに心軽く走れる復路は初めてだったので
最初から最後まで楽しく走れました。
Q:走る前、往路初優勝ということもあり、復路の皆さんには
プレッシャーがあったのでは?
A:プレッシャーよりも、往路があそこまで行ったことで「往路で優勝
した」と言われたくなかったので、復路新を出してやるという勢いで
走る事ができました。
Q:区間新まであと少しでした。
A:去年も10秒差で区間賞を逃し、今年は8秒差で区間新を逃して
ツメが少し足りないかなぁと。もし来年7区走る事があれば区間新を
狙います。
Q:8区は高橋宗司先輩ですが、どんな走りを期待しますか?
A:宗司さんはこの箱根に賭ける思いが一番熱い人なのでやってくれると
思います。後ろを突き放して(9区の藤川)拓也さんに繋いでくれると
思います。